論理的に考えるとは
小5 あえたし(aetasi)
2025年8月3日
国際人とは「外国人を相手に自分の考えを伝えたり心を通わせることのできる人」である。国際人の最も大切な条件は「論理的に思考し、それを論理的に表現する能力を持つこと」である。なぜなら、論理は万国共通だからである。しかし日本人はこの能力に欠けている。日本の教育は知識の習得が変調されていることが原因だ。論理的思考を育てるには「言葉」を大切にすることが最も効果的だ。言葉は人間の思考と深く結びついているからだ。日本人が国際人として生きるためには論理的言葉から逃れられない。
ぼくが夏休みに日本の小学校に体験入学した時のことだ。日本の学校はどんな授業を受けているのかとワクワク興奮して、教室に入ると心臓がドキドキした。理科の授業が始まった。台湾ではまだ習っていない知らないことが沢山あって、なんだかお得だと感じた。その週に理科のテストがあった。ぼくは授業中にしっかり先生の話を聞いてノートをとったから、テストは絶対簡単に違いないと思った。しかし実際テストを受けると、授業でしっかり覚えたはずなのに、忘れていることがたくさんあった。たとえば、タネの中に入っている栄養は何ですかという問題に、答えは「デンプン」なのに、ぼくは「油」と書いてしまった。なぜぼくはそんなにすぐに忘れてしまったのかと考えた。たぶん一回の授業だけで、山のような情報が流れてきて、全部を吸収することができなかったからではないか。そうでなければ、ぼくの頭は、まるで風船のように大量の情報ではれつしてしまうだろう。いつも通っている台湾も、日本と同じでテストばかりだ。どの教科も、教科書に書いてあることを全て暗記しなければならない。ぼくはこのテストのやり方が好きではない。なぜなら、どうせすぐに忘れてしまうし、実際にその知識を使うこともないからだ。
ぼくは理科が嫌いなわけでも、興味がないわけでもない。むしろ理科が大好きなのだ。そこで、学校の科学コンテストに出場することにした。科学コンテストにでるのはすごく大変だった。研究のテーマを自分で探して決めて、実験の方法を考えなければならない。それに実験をしても、何度も失敗した。インターネットで実験方法を調べて、その通りに実験したのに、全然うまくいかなかった。どうして失敗したのか考えて、先生に相談したり、また調べたりして、何度も挑戦した。自分で手を動かして実験したり、考察したりするのは面白かったし、コンテストでいい結果をだしたいという目標もあったら、あきらめずに頑張れた。今でもその実験から学んだことは忘れずに覚えている。
ぼくは普段からただ知識を覚えるだけでなく、論理的に考えて学ぶことが大切と分かった。そのようにして得た知識は、自分の財産となり、自分の人生を助けてくれるものとなると考えた。