あきえよさん、作文の提出ありがとうございました。あなたの作文は、現代社会におけるテクノロジーの利便性とその裏に潜む(ひそむ)リスクについて深く考察しており、非常に興味深く読ませていただきました。

特に印象的だったのは、個人的な経験を交えて、情報をどのように取り扱う(とりあつかう)かという方法について述べた部分です。実体験を通じて得た知識がどれほど貴重であるかを、自らの失敗を例に挙げて説明している点が素晴らしいです。これにより、読者にとっても共感しやすく、説得力のある内容となっています。

また、学校教育における実体験の重要性を訴える(うったえる)部分も、具体的な例を挙げており理解しやすかったです。理科の授業での実験を例に、「見て、触っ(さわっ)て、感じる」ことの大切さを説いており、教育の方法論についても考えさせられる内容でした。

文章全体を通じて、自分自身の生き方や学び方に結びつける意見がしっかりと書かれており、生き方の主題がよく書けています。そして、自分の言葉で「私たちの人生は、私たちが費やしただけの価値がある」と結ぶあたり、名言がよく書けています。

このように、あきえよさんの作文は多くの良い点があり、読んでいて思考を深めるきっかけを与え(あたえ)てくれました。次もぜひ、自分の経験や考えを活かした作文を期待しています。

項目(こうもく)評価:
-方法がよく書けています。
-生き方の主題がよく書けています。
-名言がよく書けています。

 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1245字/800字
思考点:77点
知識点:82点
表現点:83点
経験点:91点
総合点:88点
均衡(きんこう)点:5点

 


■思考語彙 20種 24個 (種類率83%) 77点
 確か,、一方,、他方,、第,。しかし,。だから,あるため,そのため,たため,と思う,のため,は確か,は第,書くため,生きるため,着けるため,知らざる,行うべき,調べよう,頼らざる,

■知識語彙 65種 100個 (種類率65%) 82点
不気味,人生,体験,価値,便利,個人,先生,分解,判断,労力,勉強,化学,印象,反応,場所,塩素,大変,如実,学期,学校,学習,安易,実体験,実験,専門,履歴,後悔,情報,意味,感覚,手足,授業,教科,教育,文章,新聞,方法,時間,暴発,暴走,机上,柔順,検索,機能,毎日,現代,現在,理科,理解,真偽,知力,知恵,知識,精神,経験,習得,自体,自分,自身,衝撃,規模,言葉,記憶,辞書,電気,

■表現語彙 121種 192個 (種類率63%) 83点
 確か,、他方,あるため,いろいろ,がち,こと,ごと,せい,そのため,たため,たち,とき,ところ,どこ,なに,のため,は確か,もの,よう,イオン,インターネット,チャレンジ,ネットワーク,レポート,一,上,不気味,中,二,人生,他,体験,何,価値,便利,個人,先生,分解,判断,剣,力,労力,勉強,化学,印象,反応,場,場所,塩素,多く,大変,如実,学期,学校,学習,安易,実体験,実験,家,専門,履歴,式,後悔,情報,意味,感覚,手,手足,授業,教科,教育,数カ月,文章,新聞,方,方法,時間,暴発,暴走,書,書くため,机,机上,柔順,検索,機能,毎日,火,熱,現代,現在,理科,理解,生きるため,疑い,目,真偽,着けるため,知力,知恵,知識,私,精神,経験,習得,自ら,自体,自分,自身,衝撃,裏付け,規模,言葉,記憶,話,身,辞書,進み,銅,電気,頼り,

■経験語彙 48種 71個 (種類率68%) 91点
うる,かかる,しまう,しれる,すぎる,と思う,ならす,もつ,もとづく,られる,れる,付ける,使う,出向く,分かる,化す,取り入れる,受ける,受け入れる,基づく,学ぶ,得る,心掛ける,忘れる,感じる,書く,残る,深まる,生きる,着ける,知る,磨く,聞く,行う,行ける,覚える,読む,調べる,負える,費やす,起こる,逃す,通す,過ごす,頼る,飛びつく,飼う,驚く,

■総合点 88点

■均衡点 5点
 

生きもののように焔をあげ(感)
   中3 あきえよ(akieyo)  2025年8月1日

  かつての原初の火は、個人のレベルで向き合って対処することができたが、このように社会化されてしまった現在の火は、時に個人の知らぬところで暴発し、ネットワークの規模が大きくなるほど、個人の手に負えないものになってしまう。こうして、いまや熱の機能としての現代の「火」は、一方では飼いならされた柔順なしもべであると同時に、他方ではいつどこで暴走するかしれない不気味なダモクレスの剣と化してしまっているのである。私はこの文章を読んで、自らの身をもって生きるための知識や知恵を習得していきたいと感じた。

 そのための方法としては第一に、便利なものに頼らず、自分の手足を使うことである。実際自分の感覚でも、インターネットで検索して意味を知った言葉よりも、その場で体験して覚えた言葉の方が、記憶に残りやすい。こう強く感じたのは、私の後悔した経験からきている。というのも、私は数カ月前レポートを書くために、多くの言葉を調べたのだが、そのうち「如実 意味」と調べようとしたところ、もうすでに調べた履歴があったのだ。そのときに私は、もう調べていたことにも驚いたのだが、なによりも調べた言葉を覚えていなかったことに衝撃を受けた。だから、時間があるときにはスマホではなく、辞書を使って言葉を調べることを心掛けたいと感じた。また、毎日家の中でだらだら過ごすのではなく、新しい知識を身に着けるためにいろいろな場所に出向いたり、ものごとにチャレンジする精神を忘れないようにしたいと思った。

 また、第二の方法としては、学校教育においても机上の勉強だけではなく、実体験にもとづく学習を取り入れていくことである。机の上だけで先生の話を聞いていても、なかなか「へえ」となって印象に残る学習は少ないと感じるし、話自体を聞き逃してしまうことも起こりうる。だから、理科での実験ように「実際に目で見て経験してみる」という体験を他の教科でも行うべきだ。実際に私は、一学期に理科で化学反応式やイオン、電気分解について学んでいたのだが、授業の進みが早すぎるせいか、授業について行けなくなっていた。しかし、電気分解の理解のために行った銅と塩素の電気分解の実験で、話だけでなく実際に目で見たためなのか、いつもよりも理科の授業が面白く感じた。この経験から、実際の経験に基づく知識は、話で聞くよりも理解が深まると思った。

 確かに、自分の力で知恵や知識を身に付けることは時間がかかり、大変であるため便利なものに頼りがちになってしまう。私自身も、何かを調べるときに真偽が分からないインターネットの情報を疑いなく受け入れることがよくある。しかし「私たちの人生は、私たちが費やしただけの価値がある」という言葉があるように、かかった時間と労力は私たちの知力の裏付けを強くするのは確かだ。だから安易に得られる情報にぱっと飛びつくだけではなく、新聞や専門書などに目を通していきながら自分自身の判断力を磨いていきたい。