あおさみさん、今回の作文の内容と構成について評価させていただきます。

まず、作文のテーマである「脱線(だっせん)」という概念(がいねん)を独自の視点で捉え(とらえ)、それを生活や学びに活かす方法を提案している点が非常に興味深いです。特に、「脱線(だっせん)」を恐れ(おそれ)ずに新しい試みをすることの大切さを説く部分では、具体的な例を挙げて説明しており、理解しやすくなっています。また、イギリスの教育システムを例に出すことで、自国の教育と比較(ひかく)し、より具体的な提案へとつなげている点も良かったです。

文章全体を通して、個人の体験や考えが豊富に盛り込ま(もりこま)れており、あおさみさんの個性がよく表れています。特に、作文を書く際の自己の思考プロセスを詳細(しょうさい)に述べている部分では、読者に対して深く考える重要性を伝えることができています。

加えて、名言を引用することで、あおさみさんの主張に説得力を持たせている点も見逃せ(みのがせ)ません。名言がよく書けています。

全体として、読み手を引き込む(ひきこむ)魅力(みりょく)的な文章で、思考の深さや表現の豊かさが感じられました。引き続き、自分自身の考えを深め、表現力を磨い(みがい)ていってください。

###項目(こうもく)評価
-方法がよく書けています。
-生き方の主題がよく書けています。
-名言がよく書けています。
-体験実例がよく書けています。
 

森リン評価 いざ ri 08月3週 あおさみ
字数/基準字数:
1818字/800字
思考点:85点
知識点:87点
表現点:92点
経験点:95点
総合点:96点
均衡点:6点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:6点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙23種28個82%85点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙72種109個66%87点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙141種222個64%92点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙51種66個77%95点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1818字
 85点
 87点
 92点
 95点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 23種 28個 (種類率82%) 85点
 確か,。しかし,。だからこそ,「らしい,あるかも,あるはず,あれば,こなそう,さによって,するため,だろう,として第,と思う,なると,なれば,にこそ,について考える,のため,や考える,広げれば,育つはず,自分にとって,道こそ,

■知識語彙 72種 109個 (種類率66%) 87点
一斉,世界,中学,中学校,中学生,主人公,事例,人生,仕事,作文,価値,内容,分野,到達,地図,基本,多様,大切,大学生,好奇,姿勢,学校,学習,安定,宗教,実例,富士山,専門,将来,小道,就職,年生,影響,得意,必要,必須,成長,手段,授業,教科,新鮮,方法,日本,時間,景色,本当,本題,植物,比喩,決定,活躍,理想,生徒,目標,社会,科目,空気,能力,脱線,臆病,自分,興味,苦手,言葉,話題,進学,選択,関心,関連,障害,頂上,魅力,

■表現語彙 141種 222個 (種類率64%) 92点
 確か,あるはず,いくつ,いっぱい,かけがえ,きっかけ,こと,さ,するため,そう,そこ,それぞれ,とき,どこ,のため,ぼく,まま,もの,よう,イエロー,イギリス,カスタマイズ,テスト,トラブル,ビジネス,ブルー,プラス,ホワイト,モノレール,リュック,レール,一,一斉,世界,中,中学,中学校,中学生,主人公,事例,二,人,人生,仕事,仕組み,作文,価値,個々,先,全て,内容,分野,到達,力,問い,喜び,地図,基本,多様,夢,大切,大学生,好奇,姿勢,学び,学校,学習,安定,宗教,実例,家,富士山,専門,将来,小道,就職,年生,影響,得意,心,必要,必須,思い出,息,成長,手段,授業,教科,新た,新鮮,方,方法,日本,時間,景色,本,本当,本題,植物,歩,比喩,汗,決定,活躍,理想,生徒,的,皆,目標,石,社会,私,科目,空気,考え,育つはず,肺,能力,脱線,臆病,自ら,自分,興味,苦手,観,言葉,話題,豊か,足,進学,道,遠回り,選択,関心,関連,闘い,障害,霧,頂上,頭,魅力,

■経験語彙 51種 66個 (種類率77%) 95点
あふれでる,あらわれる,かける,こなす,しれる,つまずく,できる,と思う,について考える,もたらす,もらう,や考える,ゆく,れる,伸ばす,出る,出会う,切り開く,助ける,受ける,向き合う,向ける,吸う,変わる,学ぶ,学べる,広がる,広げる,思いつく,悩む,感じる,掘り下げる,敷く,書く,歩く,沿う,流す,浮かぶ,狭める,生きる,登る,絞る,育つ,背負う,見える,覚える,通う,進む,道行く,選ぶ,阻む,

■総合点 96点

■均衡点 6点
 

いざ
   中3 あおさみ(aosami)  2025年8月3日

「刺激的」とは、カーヴをたくさんもった本ということになる。読者が予期するようなところへ展開するなら、快感はあっても、刺激はすくない。無理なカーヴを大きなスピードで走り抜けようとすれば脱線するかもしれないが、そこに、新しい道のできるチャンスもある。また脱線するにはスピードを出している必要がある。圧倒されそうな影響をもっているものには不用意に近づかないことである。近づいてもながく付き合いすぎてはいけない。

 私は、「脱線」を恐れず、自分の道を切り開いて生きたい。

 その方法として第一に、「脱線」に慣れ、選択肢を豊富に余裕を持つことだ。

脱線と聞くと、大胆で危険なことのように思うかもしれない。だが、脱線とは同じような日々に発見とときめきを届けてくれる「より道」のようなものである。例えば、いつもは手に取らない分野の本を読んでみたり、一駅早く電車を降りてみたり、今日の出来事や気持ちを絵や言葉で表してみたり。初めて寄り道をするとき、大人に怒られないか不安になるも、繰り返すうちに罪悪感すら感じなくなるように、「脱線」も繰り返すうちに慣れ、意識しなくても脱線が日常の世界を広げてくれるのだ。

また何か計画を立てるときに、プランAしか用意しないのではなく、あえて余白を残すことも大切だ。プランB・Cを完璧に練る必要はない。予期せぬ出来事が起きても対応できるように、心にスペースを開けておく。そうすることで「脱線」がトラブルではなく、「地図になかった小道をゆく」

ということになる。

私の頭の中は脱線ばかりだ。ある話題が出ると関連した事例や考え、思い出などがいくつも浮かぶ。作文を書くときも話題をどこまで深く広げればいいのか悩むことがある。本題の問いに沿いながらも、あふれでる考えを大切にしていきたい。ふと思いつく比喩や実例にこそ「らしさ」があらわれるのだと思う。

 その方法として第二に、個々の力を伸ばすような社会になることだ。「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」という本の主人公「ぼく」も通うイギリスの中学校では9年生(中学一年生)になると、gcseというテストに向けて科目選択を決定するそうだ。必須科目にプラスして、幅広い分野の科目から約5科目ほど選択する。gcseは就職や進学に大きく影響するテストであり、自分が選択した科目でgcseを受けることができるのだ。ビジネスやシティズンシップ、宗教など日本の大学生が学ぶような内容を中学生から学べる。私の学校は一斉授業が基本で、皆同じ9教科を学習する。副教科は特にテストのために覚えることが多く、あまり魅力を感じない。レールに敷かれた道を皆で歩くのではなく、自分の足で道を切り開いてみたい。自分が興味・関心のあること、仕事にしたいこと、好奇心のまま掘り下げてみたいこと。人はそれぞれ苦手や得意な科目がある。全てをこなそうとするのではなく、絞られた科目を深く専門的に学習することが大切だ。また自分の能力と向き合い、将来の夢や目標について考えるきっかけになると思う。科目を選択するときに新たな分野に出会い、そこから広がる世界もあるはずだ。だからこそ、これからの社会には自分で選び、自分で学ぶ姿勢が必要になると思う。生徒が自ら学び方をカスタマイズできる仕組みがあれば、学ぶ喜びや「生きる力」が育つはずだ。私も家での学習を通して、自分にとって必要で大切だと思うことに時間をかけるようになった。もしこのような学び方のできる社会になれば、それぞれの分野で活躍できる豊かで多様な社会になるだろう。

 確かに、先の見える安定した人生もある。しかし、「理想に到達するための手段はまた、理想への到達を阻む障害でもある」という言葉があるように、価値観や臆病さによって生きる道を狭めていることがあるかもしれない。先の見える道を行くことは富士山にモノレールで登るようなものである。本当の人生とは、リュックを背負い自分の足で一歩一歩汗を流しながら頂上へと登ることではないだろうか。霧や寒さと闘い、石につまずき、道行く人に助けてもらう。だんだん変わってゆく植物を見ながら、新鮮な空気を肺いっぱいに息を吸う。遠回りでも自分の足で進む道こそが成長や豊かさをもたらすのだ。頂上へ到達したとき、そこに広がる景色はかけがえのないものになるだろう。