努力の結果
   小4 なな(akasona)  2025年7月3日

今日の授業は、絵美がこのまま桜本小学校に残るか、アメリカンスクールへ行かなければならないかが決まる大事な授業です。きのうは亜紀も声がかれるくらい絵美と一緒に練習しました。絵美が、ちょっと考えて、「日常の生活の中に….」

とつづけた時は、ほっとしました。このお話を読んで私が一番おどろいたのは、日本語が苦手な絵美が授業参観のためにたくさん特訓して、本番で大成功をおさめたところです。日本語が得意ではないのに一生懸命練習していたので、とてもすばらしいと思いました。絵美はあきらめずにがんばって、少しずつ上手になっていきました。私が特にすごいなと思ったのは、学校だけでなくお友だちに家に来てもらって一緒に練習をしたところです。その気持ちがとても立派でなかなかまねできないと思いました。たくさん練習したことがむくわれて授業参観ではしっかりと発表ができ、まわりの人たちもきっとおどろいてうれしく思ったと思います。絵美にとってはただの授業参観ではなく今の日本の学校に残れるかが決まる大事なテストなので、とても緊張しただろうなと思いました。



私は以前、日本の小学校に体験入学したことがあります。最初はまるでテストのときのように緊張していたけれど、日本の学校生活が体験できて毎日がとても楽しみでした。いろいろな授業に出ている中で、

「漢字のテストがあるよ。」

と先生が前もって教えてくれました。日本の学校でテストを受けるのは初めてだったのでできるだけがんばってみようと思いました。それから毎日、よい感じで漢字をくり返し書いたり読み方を覚えたりして、たくさん練習しました。まちがえやすい漢字は何回も書いて少しずつ自信がつきました。テストの日は少しドキドキしましたが、がんばったから大丈夫と思いながらテストの空白の部分を書き込みました。そしてしばらくしてテストが返ってきたとき、百点だったのを見ておどろいたのと同時にとてもうれしかったです。



お母さんに子供のころ努力して最後にうまくいったことがあるか聞いてみました。お母さんは、鉄棒が苦手でなかなか逆上がりができなかったそうです。でも、近所の公園でおじいちゃんと何度も何度も練習してあきらめなかったようです。少し時間がかかったけれど最後にはできるようになってとても自信がついたそうです。逆上がりだけでなく連続前まわりや連続逆上がりもできるようになって、その後は鉄棒ばかりで遊んでいたそうです。私は香港にもアメリカにも鉄棒がなかったので、実際に鉄棒で遊ぶ機会がほとんどありませんでした。日本で試しに逆上がりをやってみたことがありますが、やはりできませんでした。日本では体育でみんなやると聞いたので、私もできるようになれたらいいなと思いました。



このお話を読んで、がんばれば最後にはできるようになるということをあらためて実感しました。わたしも何かにチャレンジするときにこの絵美さんを思い出して、あきらめずに努力しようと心の中で思いました。