脱線した生き方
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 「刺激的」とはカーブをたくさんもった本ということになる。直線の上をおとなしく走っ ていれば脱線の危険はない。反対に無理なカーブを大きなスピードで走り抜けようとすれば脱線するかもしれないが、そこに新しい道のできるチャンスが生まれる。発見に便利なのは脱線の可能性の大きなルートを走ることである。脱線し、勝手な想像をしながら読むことで「おもしろい」という印象になっているのだ。

 私は、一直線を進むだけでなくそこから脱線した生き方も大事にしたい。

そのための方法として第一に、物事に疑問を持つことだ。私は山を登ったとき、知らない花が咲いていたりキノコを見つけたりしたとき、どんな名前なのか、キノコの場合毒があるのかないのかなど疑問が生まれる。そういった疑問が生まれる、そこから調べてみる、この繰り返しが日々起きているのかなと思った。最近山に登った時、アジサイらしいものを見つけた。とても見た目がアジサイに似ていて、でも少し違うような気がして調べてみると、ノリウツギという落葉低木だった。でも似ているというのは合っていてノリウツギはアジサイ属だということだ。アジサイ属に分けられているものは他にもたくさんあってアナベルや、コアジサイだったりと細かく分けられていた。疑問を持つとそれに対して自分の想像していない答えが出てきたりするものだ。頭の中で疑問がたくさん生まれることで寄り道、つまり脱線した道を作っていると思う。

また第二の方法としては、自分のスピードを変えてみることだ。勉強をするとき、休憩、復習、予習など止まってみたり、前に戻ってみたり、進んでみたりとスピードを変えると自分らしい生き方ができると思う。休憩では動画を見たり、ピアノを弾いてみたりすることが多い。少しでも勉強から離れてみると次始める時切り替えができる。復習をすれば、自分の苦手な箇所を得意にするチャンスが生まれる。私は、学校の夏休みの宿題に一・二年生の復習も含まれているためそこでも復習の時間を作ることができる。予習では塾を中心に数学と英語を進めている。予習を意識してみるととても自分に合っていたことがわかった。最近では、数学の因数分解が範囲のテストがあり、先に学習していた分授業での理解が進み良い結果に繋がった。この三つはどれも自分だけのスピードで進められると思うから自分らしい生き方にも繋がると感じた。

 確かに、安定さを大事にするのも忘れてはいけない。しかし、「自分の人生は、自分で決めろ」という名言があるように、自分の意思で選択した道を歩むことが大切だ。安定した普通の道から外れてみると、普通ではないおもしろいことにも出会えるかもしれない。だから脱線した生き方も大事にしたい。