蜩ちゃん、こんにちは。久々の作品が、見事に高得点。流石です。
出藍(しゅつらん)誉れ(ほまれ)」という言葉がありますね。師を超える(こえる)ことは、学ぶ者がまず目指す目標でしょう。しかし、お手本の(はた)甘んじ(あまんじ)ていると自分の力はそれ以上になりません。影響(えいきょう)力あるものからあえて離れる(はなれる)ことも大事ですね。
 まず、自己流をおそれない姿勢が必要です。蜩ちゃんの(じゅく)では、勉強法を自分で見出していく方法をとっているのですね。そして、手ごたえを感じているのは、本物の勉強ができている証拠(しょうこ)です。これからも自信を育ててくださいね。
 二つ目には、異端(いたん)を認める余裕(よゆう)のある社会にすることです。日本は、良く言えば常識国家、安定志向。悪く言えば、横並び思考で、出る杭は打っていきます。昆虫(こんちゅう)食もこれまでは異端(いたん)の域をでませんでしたが、メジャーになってきました。思い込み(おもいこみ)を捨てて物事を見るようにしたいですね。
 たしかに先人の知恵(ちえ)は活用したものです。しかし、円熟したものといっしょに枯れ(かれ)ていくのでは進歩がありません。自分の足で一歩離れ(はなれ)て、新しいものを創り出していきたいですね。

<<え2021/163jみ>>




内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1260字/800字
思考点:85点
知識点:82点
表現点:90点
経験点:83点
総合点:92点
均衡(きんこう)点:7点

 


■思考語彙 23種 28個 (種類率82%) 85点
n確か, 第,。いわゆる,。しかし,あるため,あろう,いるため,しまうから,すると,そのため,たいため,と思う,と言える,ないらしい,なれるかも,のかも,は言える,も言える,よると,伸びるべき,美味しいらしい,見るべき,言えるべき,

■知識語彙 64種 95個 (種類率67%) 82点
不用意,世界中,中学,人生,余裕,作曲,価値,偉才,傑物,優秀,先人,先生,勉強,参考,反映,受験,名著,名言,圧倒,基本,多様,大切,大木,大著,姿勢,存在,学習,定期,師匠,幼虫,影響,得意,必要,授業,改善,方法,日本,昆虫,最近,有名,来年,栄養,模倣,歌曲,正答,毎日,活用,浸透,煎餅,甲殻,異端,社会,種類,紹介,脱線,自分,自己流,計画,評価,話題,賛嘆,輩出,門下,限界,

■表現語彙 138種 219個 (種類率63%) 90点
n確か,あるため,いるため,きっかけ,ここ,こと,さ,さき,そう,そこ,そのため,それ,たいため,たち,とこ,ところ,もと,もの,やり方,よう,アリ,アレンジ,イナゴ,エビ,オンライン,カミキリムシ,シューベルト,タガメ,テレビ,ポジション,マネ,メジャー,一,下,不用意,世の中,世界中,中,中学,二,人,人生,今,何,余裕,作曲,例,価,価値,偉才,傑物,優秀,先人,先生,勉強,参考,反映,受験,名著,名言,味,圧倒,基本,塾,多様,大切,大木,大著,姿勢,子,存在,学習,定期,家,師匠,年,幼虫,影響,彼ら,得意,必要,手,授業,改善,新た,方,方法,日本,昆虫,昔,曲,最近,有名,木,来年,枝,栄養,根,様々,模倣,歌曲,正答,歩,毎日,毒,法,活用,浸透,煎餅,物,率,生き方,甲殻,異端,的,社会,私,種類,紹介,脱線,自分,自己流,蜂,計画,評価,話題,賛嘆,足,輩出,週,進め方,遠く,酒,門下,限界,類,食,食べ物,

■経験語彙 43種 62個 (種類率69%) 83点
おそれる,しまう,しれる,すぐれる,つまむ,できる,とどまる,と思う,と言える,なれる,は言える,もつ,もらう,も言える,やる,よる,られる,れる,上がる,仰ぐ,伸びる,作る,作れる,使う,優れる,出る,受け入れる,変わる,得る,持つ,控える,生み出す,立つ,立てる,認める,費やす,足す,近づく,送る,通う,進める,限る,離れる,

■総合点 92点

■均衡点 7点
 

優れたものを、自分のものに
   中3 蜩(aeriya)  2025年8月3日

 大きな木の下には草も育たない、という。大木はすばらしい。寄らば大樹のかげ、という言葉もあるくらいである。すぐれた本も大木のようなところがある。その下に立っては手も足も出ないで、ただ、大著名著であることを賛嘆するにとどまる。大木は遠くから仰ぎ見るべきものと思って、早くその根もとから離れる必要がある。すぐれた師匠の門下にかならずしも偉才傑物ばかりが輩出するとは限らないのは、大木の枝の下で毒されて伸びるべきものまで伸びないでしまうからであろう。圧倒されそうな影響をもっているものには不用意に近づかないことである。優れた物からはちょっと脱線するような生き方をしたい。

 第一の方法は自己流をおそれない姿勢を持つことだ。私は中学3年で来年に受験を控えているため、そのための勉強を毎日している。私は勉強は自分で進めたいため、塾には通っていないが、やはり一人だけだと限界があるため、オンライン塾のようなものに通っている。私はそこで、週の勉強計画を立てたり、勉強の進め方などを見てもらっている。そこでは、基本自分で学習を進めるのだが、定期的に先生から新しい勉強法などのやり方が送られてくる。そしてそこの塾では、その勉強法をそのまま使うのではなく、自分なりにやり易い方法に改善し、「自分の勉強法」を作ることを進めている。私も自分なりに勉強法を改善してみたところ、正答率などがとても上がった。ここから、優れたものをそのまま活用するのではなく、自分なりにアレンジし新たなものを作ることも大切である。

 第二の方法としては、異端を認める余裕のある社会にすることだ。その中の例として昆虫食があると思う。昆虫食は昔から世界中にあった。タガメ、アリ、カミキリムシの幼虫など様々な種類がある。日本では蜂の子やイナゴが有名だ。しかし、あまりメジャーとは言えなかった。いわゆる食べ物の中の異端とも言えるべきポジションであると言えると思う。だが、最近昆虫食というものが話題によく上がる。社会の授業中、何かのきっかけで昆虫食が話題に上がった。先生によると、昆虫は酒のおつまみにすると美味しいらしい。今はコウロギ煎餅など、みじかなとこにまで浸透してきている。栄養価も高く、同じ甲殻類のエビでできた、えびせんとあまり味が変わらないらしい。テレビで紹介されたりし、昆虫食も世の中のメジャーな存在になりつつあるのかもしれない。このように、どんなものでも受け入れて、多様な社会を作っていくことは大切である。

確かに、優れたものを模倣すると優秀になれるかもしれない。しかし、それはあくまでも「マネ」であり、自分の生み出したものではない。かの有名な作曲家シューベルトも、先人たちを参考にして作った曲よりも、自分が得意な歌曲の方が彼らしさを反映でき、高い評価を得られている。このように、『私たちの人生は、私たちが費やしただけの価値がある。』という名言もあるように、私は優れたものに自分なりの良さを足して一歩さきのものを作れるような人になりたい。