自分の信念
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年月日
自分の信念
井上丈太朗
秋の都大会では決勝まで進み、冬に例年にない走り込みをして、今年こそは優勝を、と団結を強めていたのだが、三年の夏休みを前にした暑い午後、宗介はコーチの浅野に退部を申し出た。宗介の学業成績はもう少し頑張れば進学校といわれる都立高校に手が届く程度のものだった。宗介が辞めたのを知った三年生のレギュラーたちが翌日から次々に退部を申し出るようになってしまった。こうして、残った三年生のレギュラーは吉川ただ一人となった。吉川はサッカーで花開こうとしていたが三年生が次々とやめ、それをあきらめた時、宗介は悪いなとしか言えなかった。また、自分の信念を貫き通すことはよいことだと私は思う。
自分の信念を貫けば後悔はしないからだ。私にはそう言った経験がある。それは、わたしがやっている野球で、私は、自分に合っていると思った構えで打っていた。しかし、その構えはもの凄くかっこ悪くみんなからその構えをやめたほうがいいとずっと言われていた。それでも、私はこの構えで打てると思ったためずっとやめなかった。その結果からみんながベンチで応援している中、私はセンターとして、先発出場することができ、レギュラーをつかむことができた。このようなことから、自分の信念を貫くことは大切だとわかり、これからは、人のしていることにあまり口出しなどはせず、じぶんがこれで合っていると思ったことがあったら、最後までそれを信じて、貫こうと思う。
また第二の理由としては、他人に合わせていると自分らしさがなくなってしまうからである。私にはこれをせずに後悔したけいけんがある。それは、中学一年生のころ、体育祭の振り返り休日として、小学校の頃の友達とボウリングに行った。そこで、隣にクレーンゲームがあったのだが、そこで、ひとそれぞれみんながやりたい奴があり、それを私はぜんぶやり、一つも取れなかった。しかし、ほかの友達は、自分がやりたい奴に集中してやったため、景品をとることができていた。そのとき、私は、なんでひとつの台にお金を使わずいろんなものにお金を使ったのだろうと思う。そのときは、まるで、虻蜂取らずのようになっていた。このような反省があるため、私は、しっかりと、自分がしたいことなどを見つけ、他人に強引に合わせず、自分らしさを表していきたいと思う。
確かに他者と強調することも大切だ。しかし、自分が考えるとおりに生きなければならない。そうでないと、ついには自分が生きたとおりに考えるようになってしまう。という名言があるように、自分の意思を曲げず、信念を貫き通すほうが後悔しない、自分らしい良い人生を送ることができると思う。