森リン評価 自分にとって yabi 08月3週 ゆめある
字数/基準字数:
1096字/800字
思考点:74点
知識点:85点
表現点:83点
経験点:95点
総合点:87点
均衡点:3点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:79点
知識点:90点
表現点:89点
経験点:100点
総合点:90点
均衡点:3点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙19種23個83%74点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙69種101個68%85点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙121種190個64%83点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙51種66個77%95点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1096字
 74点
 85点
 83点
 95点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 19種 23個 (種類率83%) 74点
 しかし,、単なる,、確か,。しかし,。だから,いると,がいえ,だろう,と思う,に思える,に考える,まず考える,を考える,出すため,成果こそ,生きるため,考えると,自分にとって,見ると,

■知識語彙 69種 101個 (種類率68%) 85点
一方,一部,不可欠,不要,世界,両方,人類,体験,作物,価値,便利,優先,努力,勉強,区別,単純,友人,受粉,受験,合間,基盤,大会,大切,姿勢,存在,小説,展開,役割,必要,快適,意味,意思,成果,我慢,散歩,文化,昔話,時間,歴史,活動,無駄,物語,理屈,理由,理解,生活,発展,盲人,直接,短期間,神話,科学,結果,練習,背景,自分,自然,自身,要素,視点,視覚,言葉,試験,趣味,軽視,達成,重要,開発,集中,

■表現語彙 121種 190個 (種類率64%) 83点
、確か,あき,おごり,がち,こと,これ,さ,それぞれ,それら,ただ,たち,とき,もの,よう,ナイジェリア,ミミズ,一方,一部,上,不可欠,不要,世界,両方,中,人,人々,人類,代わり,体験,何,作物,価値,便利,優先,出すため,分,前,力,努力,勉強,区別,単純,友人,受粉,受験,合間,土,基盤,大会,大切,姿勢,存在,小説,展開,年,役割,彼,心,必要,快適,思い込み,急,意味,意思,感,成果,我慢,手,散歩,数,文化,昔話,時間,暮らし,歴史,気持ち,活動,無駄,物語,理屈,理由,理解,生きるため,生活,界,発展,目,盲人,直接,眼,短期間,神話,私,科学,結果,練習,者,耳,背景,自分,自然,自身,花,虫,西アフリカ,要素,視点,視覚,言葉,試験,豊か,趣味,軽視,遊び,達成,部,重要,開発,集中,頼り,鼻,

■経験語彙 51種 66個 (種類率77%) 95点
がいえ,がる,す,せる,つくる,できる,と思う,に思える,に考える,まず考える,れる,を考える,与える,使う,働かせる,出す,出る,出会う,切り替える,削る,助ける,取り入れる,広がる,引き寄せる,役立つ,感じる,感じ取る,打ち込む,打つ,持つ,振り返る,控える,揺さぶる,支える,教わる,映し出す,果たす,欠く,求める,決めつける,生きる,癒す,立ち止まる,育てる,見える,見極める,語る,読む,過ぎる,選ぶ,限る,

■総合点 87点

■均衡点 3点
 

自分にとって
   中2 ゆめある(okamoto)  2025年8月3日

 数年前、私は西アフリカのナイジェリアで盲人と出会い、彼から「目あきのおごり」という言葉を教わった。目の見える者は、自分は何でも理解していると思い込みがちだが、実際に見えているのはほんの一部に過ぎないというのである。視覚を持たない彼は、代わりに「心の眼」を働かせ、耳や手や鼻、さらには心の優しさを通じて世界を感じ取っていた。彼が語る昔話は、単なる物語ではなく、自然や人々の暮らしを深く映し出し、私の心を大きく揺さぶった。見えるものだけを頼りにしてきた自分の世界が、急に広がったように思えたのである。

 この体験を通してまず考えたのは、「自分にとって必要なものを優先する大切さ」である。人は限られた時間や力をどう使うかを常に選ばされている。私自身、試験前は部活動や趣味を控えて勉強に集中するようにしている。短期間は我慢が必要だが、その分だけ成果が出たときの達成感は大きい。また、友人の中には、部活動の大会で良い結果を出すために、遊びの時間を削って練習に打ち込む人もいる。そうした姿勢を見ると、やはり人が快適に生きるためには「自分に必要なことを見極めて優先する力」が欠かせないのだと感じる。歴史を振り返っても、人類は便利な生活を求めて自然を開発し、科学を発展させてきた。その背景にも「必要を優先する」という意思があったのだろう。

 しかし一方で、私は「一見無駄に見えるものの価値」も決して軽視できないと思う。実際、受験勉強の合間に散歩をしたり、何気なく読んだ小説に心を打たれたりする時間は、直接の成果こそ見えにくいが、気持ちを切り替える上で大きな意味を持っていた。自然界にも同じことがいえる。花はただ美しいだけの存在に見えるが、実際には虫を引き寄せ、受粉を助ける重要な役割を果たしている。気味悪がられるミミズも土を豊かにし、作物を育てる基盤をつくっている。さらに昔話や神話の中にも、理屈では理解しがたい展開や無駄に思える要素が多いが、それらは人の心を癒し、文化を支えてきた。無駄に見えるものが、実は長い目で見ると不可欠なものになっているのだ。

 このように考えると、重要なのは「必要か無駄か」を単純に区別することではなく、その両方をうまく取り入れることだと思う。必要なものを優先して努力する姿勢は、確かに大切だ。しかし同時に、無駄に見えるものの中にも、心を支えたり新しい視点を与えたりする力がある。存在するものには、それぞれに理由や役割があるのだろう。だから私たちは「これは役立つ、これは不要」と決めつける前に、少し立ち止まってその背景を考える必要があるのではないか。