しょうじきな海ぞうさん
    ()  年月日

 「井戸のことはもうお願いしません」

と言われた老人は

「お前さんは心のええお人じゃ」

と言いました。そして海蔵さんに井戸をほらせることを良いことにしました。私が1番勇気があると思ったのは、海蔵さんが自分の思ったことを正直に老人に言ったことです。

 私も似た体験があります。それは公文です。私は公文をやっていました。公文をやっている最中に公文がいやで隠したことがありました。1回やってもお母さんにお父さんにもバレなかったので、1~2ヶ月ぐらい続けていました。ある日のことです。お母さんが公文の枚数を数えていました。

「1、2、3、4。あれ1枚ない。」

私はお母さんに聞かれました。

「1枚隠した?愛梨?」

と私に聞くと、私は公文を隠したことを白状しました。少し怒られましたがその後は許してくれました。私もちゃんと謝ってもうしないと約束しました。

 もし私が老人だったら

「なんでお前さんはそんなことを思ったんだ」

といいます。そして私は

「お前なんかに井戸を掘る資格はない。帰れ」

と言うと思います。

 私がこの話を読んで思ったことは、海蔵さんは心を動かすほどのすごい人だなと思いました。