今あるものを生かしていこう!
()
年月日
最近、料理を趣味とする人が増えたが、初心者とプロとで一つ大きく違っていることがある。初心者の場合は本や自分のレパートリーの中から、まず自分のつくりたいものを決材料の中で一つでも手に入らないものがあれば、どこまでも探しにゆく。これに対してプロの料理人は、まず市場をのぞきにゆくという。そしてその日に入荷した材料の中から良くて豊富な旬のものを見つけると、それを中心にして活かす料理の設計がそれから始まる。資源からの発想が可能なためには、レパートリーが広く、しかも自由にそれを応用し得る能力が必要である。だが結果的にはその時期ごとに最も良い材料で安く良いものをつくることができる。そして今、その基本的な材料の不足に音を上げている……。
今日、人類が直面している危機を乗り越え、新しい文明への道を拓くためには、発想を一八〇度転換して、技術からではなく、資源からの発想に切り換え得るかどうかが鍵となることであろう。僕は、目的を定めてからそれに必要なものを集めるのではなく、今あるものを生かしていけるような生き方をしていきたい。そのために二つの方法を考えた。
第一の方法として、今あるものを無駄なく使っていくことだ。僕もこのことを実感した経験がある。それは中学二年生の時の出来事だった。その日は親の帰りが遅く、僕が晩御飯を作ることになっていた。僕はその時ぼ億はカレーを作っていたのだが、その時に使っていたニンジンの葉っぱの部分がもったいなく思えたので使ってみると案外おいしかったし、環境にも優しいねということに家族の中でなり、今では野菜の下手や葉っぱなども料理に入っていることが多い。やっぱり、今あるものを無駄なく使うことは大切だ。
第二の方法として、社会がリサイクルを率先して行う雰囲気変わることだ。実際に、リサイクルボックスなどがあるのを見たことはあるものの、あまり多くはないような気がする。そのため僕も、リサイクルのしにくさを感じている。その一方で、中学生になってから牛乳パックの回収が行われるなど、身近なところで取り組みが見られるようになってきた。やっぱり、社会からリサイクル水晶の流れに変わっていかないといけないと思う。
確かに、今あるものを生かそうと思うと、難しいし手間もかかる。しかし、「時間を作る一番の方法は、急ぐことではなく、どこに時間を使うか考えることである。」という名言もあるように、今あるものをどう使うか考えることが僕たちの未来を豊かにしていくのだと僕は思う。その為に、これからは、ペットボトルなどを率先してリサイクルボックスに入れるようにしていきたい。