森リン評価 押し付けではなく提案を nngi 09月1週 うた
字数/基準字数:
1454字/800字
思考点:79点
知識点:79点
表現点:80点
経験点:76点
総合点:86点
均衡点:8点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:8点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙21種28個75%79点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙60種92個65%79点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙116種205個57%80点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙38種54個70%76点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1454字
 79点
 79点
 80点
 76点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 21種 28個 (種類率75%) 79点
 確か,。しかし,。例えば,あるので,がしかし,しまうから,せざる,それゆえ,たらしい,だろう,と思う,と考える,に思う,ものらしい,も言える,比べると,知ろう,観に対して,言い出さざる,言うと,逆らしい,

■知識語彙 60種 92個 (種類率65%) 79点
他国,価値,傾向,先生,共有,円滑,努力,勇気,勉強,原因,友人,同調,同質,否定,問題,国内,圧力,基準,多様,大会,大陸,媒体,家庭,対応,島国,常識,必要,性質,感覚,我慢,拍手,授業,提案,教室,文化,新聞,日常,日本,日本人,昼寝,時勢,時間,普遍,柔軟,民族,温度,理解,生活,相手,社会,秩序,空気,背景,自分,茶飯事,衝突,言語,言語道断,順応,食事,

■表現語彙 116種 205個 (種類率57%) 80点
 確か,こと,これ,ごはん,ご飯,さ,それ,それゆえ,とき,みんな,もの,よう,イタリア,クーラー,スプーン,テレビ,ニュース,ピアノ,フォーク,マナー,メリット,ラジオ,ルール,レッスン,一,一つ,中,主,人,今,他国,何,価値,傾向,先生,共有,円滑,分,努力,勇気,勉強,原因,友人,同調,同質,否定,周り,問題,国,国内,圧力,基準,外,多様,大会,大陸,好き,媒体,家,家庭,対応,島国,常識,必要,性,性質,感覚,我慢,拍手,授業,提案,教室,文化,新聞,日常,日本,日本人,昼寝,時,時勢,時間,普遍,曰く,朝,柔軟,民族,流れ,温度,点,理解,生活,的,目,相手,社会,私,秩序,空気,箸,緩やか,考え,背景,自分,茶飯事,衝突,観,言語,言語道断,話,誰,逆,通り,違い,間,順応,食事,

■経験語彙 38種 54個 (種類率70%) 76点
あがる,しまう,すぎる,つく,と思う,と考える,に思う,も言える,られる,れる,わかる,上げる,似る,使う,保つ,出す,効く,取る,受け入れる,合わせる,向かう,守る,役立つ,応じる,感じる,押し付ける,比べる,異なる,知る,聞く,育つ,言い出す,許す,読む,起きる,避ける,食べる,驚く,

■総合点 86点

■均衡点 8点
 

押し付けではなく提案を
   高2 うた(aimee)  2025年9月1日

 日本で肉食が贅沢だと言うなら、欧米諸国では穀物は贅沢品である。両国間には気候条件の違いがあり、それが大いに関係している。欧米諸国で水稲を栽培できる場所は皆無に等しく、麦を栽培していると言えど、そもそも食用作物のとれる耕地が少ない。よって家畜が食用にならない草で育つ分には、肉食は経済的であり、それが唯一の満腹することのできる道なのである。ヨーロッパ人の肉食率が高いのは、彼らが恵まれていたためではないのだ。肉食は贅沢だ、といったような日本の考えを他国に押し付けてしまうのは問題である。

 一つ目の原因としては、自分が育った文化を基準だと思いやすいからだ。家庭が小さな文化だと考えるとわかりやすいだろう。例えば私の家ではご飯中に何かを見ることは許されない。食事中にテレビがついていることはなく、ユーチューブを見るなどは言語道断である。しかし、友人の家では、朝ごはんの時にテレビは必ずついているものらしい。朝にテレビがついていたことはない、と私が言うと、とても驚いたように「いつニュースを見るの?今何が起きているか、何も知らないということ?」と言われた。これも家庭の文化の違いである。私の家では新聞とラジオが時勢を知る主な媒体なのだ。同じことが国の間の文化の違いにも言える。ピアノの先生曰く、イタリア人の時間感覚は日本人と真逆らしい。その先生がイタリアでピアノを勉強していた時、時間通りにレッスンに向かったら、まだ先生(レッスンの主のこと)がご飯を食べていた、お昼寝をしていた、などということが日常茶飯事だったらしい。時間をきっちり守るという文化ではないのだろう。それは決して悪いことではなく、イタリアは時間の流れが緩やかで、私の好きな国の一つだ。しかし、その話を聞いた時はやはり文化の違いをひしひしと感じた。

 もう一つの原因は、日本という社会の性質・傾向にある。島国であることや、それに応じて民族・言語の多様性が大陸の国に比べると少ないという背景から、似た価値観を共有しやすく、したがって日本は同質性の高い社会である。「空気を読む」であったり「同調圧力」といった性質がある。外は暑いけれど、教室のクーラーが効きすぎて寒すぎた時、授業中であるので「寒いけど、空気的に今温度を上げるのは気まずい」と思い、誰も言い出さずに我慢大会になったことがあった。ついに一人が勇気を出して、先生に言ったときにはみんなから小さく拍手があがったのであった。このような同質性の高さは、国内では秩序を保ち、衝突を避けるという点ではメリットがあるものではあった。しかし、それゆえに異なる価値観に対して柔軟に対応することが難しいのである。

 確かに、日本の常識とされるものの中には、マナーやルールとして普遍的に役立つものも多くある。時間を守ること、周りに合わせること、などはどの国でも円滑な社会生活に役立つだろう。だがしかし、相手の文化を知ろうともせずに否定をするのはよろしくない。日本でも、箸なんか使う必要がない、箸がなくても食べられると否定されるのは悲しいだろう。しかし、そこで、「箸を使う文化なのは理解した、でも食事を取るのが遅くなってしまうから、フォークとスプーンで食べても良いか?」という提案をされる分には、問題がないように思う。日本の考えを他国に押し付けてしまうのは問題である。文化をリスペクトすることは、その文化に順応することではなく文化を受け入れて少しでも努力をすることである。