自分に友達ができないのは
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年月日
自分に友達のできないのは、口が重く、しゃべることが下手で、相手を引きつけたり、悦ばせたりできないからだと思っている人も少なくない。しかしこの種の人も、人間というものは、こちらの言うことなどをそんなに注意してきいているものではないと考えることによって、気持ちが楽にならないだろうか。他人から尊重されるには、まず自分で自分を尊重することが第一である。自分は人に好かれない人間だとおもっているかぎり、自分を好いてくれる人はないだろう。人間というものは、いつも友達を欲しそうにして、むしろ友情を求めたがるものである。あなたは、自分の周囲に何か冷たい空気を流していないだろうかということである。私が冷たい空気というのは、好きな人にはすべてを与えるというこの心意気の乏しいことを意味する。何かを与えるというのは、もちろん物質的なものばかりを意味するのではない。生まれつきさまざまの魅力を具えている人は、与えるものを多くもつ人である。自分は何を無償で人に与えることができるかを考えるとき、よき友達はおのずから作られるにちがいない。自分に自信を持つことは大切だ。
理由一つ目は、劣等感を持っていると良いことが一個もやってこないからだ。小学校の時サッカーチームでキャプテンという役目をしていた。監督が自衛隊だったからか、ものすごく練習がきつかった。きつすぎたせいか練習をさぼる者が出始めてしまった。いつしか、練習を休むものが現れてきた。この状況にキャプテンとして圧を感じていて、試合の日は特に緊張していた。そして、
「チームが良い方向に向いていないのは僕のせいだ」
と思いこんでしまい、ネガティブ思考になってしまった。だが、本当のキャプテンを考え続けていたら
「自分はよくやっているよっ」
などと自分に自信がつきポジティブ思考へと変わっていくことができた。これからは、何かの役目をもらった時は、自分に自信を持って、もらった役目は何をしたらいいかよく考えてから行動したいと思う。
理由二つ目は、自信の中から、他人に与えることのできるあたたかさが生まれるからだ。小学六年生の頃、すごく自分に余裕を持っていそうな担任の先生がいた。自分に余裕があるからか、周りも見えていてどんなことでも対処できていた。担任のあだ名は、けんT。学校で三番目にえらいらしい。でも確かに、納得できた出来事があった。それは、
「六年生が一人学校を抜け出した」
という他学年の先生からの通報だった。けんTは、すぐに職員室に行って男性教師三人を連れ、探しに行った。そして、15分後。抜け出した六年生とけんT、男性教師三人が汗だくで帰ってきた。やはり見つけたのは、けんTだった。三つほど六年生が行きそうな所を予想していたらしく、予想のところに行ったら居たというわけだ。あっぱれ。この言葉しか浮かばない。僕も、担任の先生を参考に自分に余裕ができるようにしてあらゆる場面で物事に対処できるようにしていきたい。
確かに、自分に自信を持たずに、自分のレベルを上げ続けることも大切かもしれない。
しかし、「他人から尊重されるためには、まず自分で自分を尊重できなければならない」という名言があるように自分に自信を持ち自分を尊重できなければ人間関係はまったくもって始まらないし、終わらないのである。