僕の長所と短所
中1 あさくに(asakuni)
2025年9月1日
「はぁー」僕はとても短気だ。話の要点がわからないごちゃごちゃの会話や演説は、大の苦手なのである。そもそも僕にとって要点のない演説は、背骨のない人間のように醜く、腹が煮えくり返るような感覚を覚える。だから、僕の苦手なものの中の一つなのだ。そんな決定的な弱点がある僕だが、そんな話し方の教師に巡り合ったのは土曜の日本人学校で6年生の担任の先生だった。その人は話のまとまりが全くなく、ある時にはこの人は冗談を言っているのか、と疑うようなしゃべり方の人だった。なので、毎週土曜日の日本人学校の日はあまり授業に集中が出来なかった。苦しんだ末4,5週間目には決定的な対処法を思いついたのだ。それというのも、先生の話を真面目に聞くのではなく、その人が黒板に書く事を真面目に読むという事だ。これをいざ授業に導入したら、効果は想像を絶する働きで、授業中のパフォーマンスも跳ね上がったのだ。これで先生への怒りは消えましたが、まだ遊園地での待ち時間や混雑した場所でのいら立ちの対処法はわかりません。
「おーい おーい」。このように言われても集中力のスイッチが切れない僕はほぼ「無」のど真ん中だ。僕の場合、好きなことをやっている時や期限が近い宿題に取り掛かっている時、一回深呼吸してもくもくと進めていくと「領域」に入れる。「領域」に入ったら猪突猛進のごとく、周りの事などは全く耳に入ってこず、そのとりかかっている物だけに集中している。そして僕の場合、「考える」という動作はせず、「想像」と言う感じになります。これを一番実感した時は先週、大好きな読書をしていたとき、宿題が終わった6時ごろに読み始めたのだが、気が付いたら8時ごろになっていたのだ。「領域」に入った時は何も感じず、読んでいると言うよりも想像で読んでいるものが頭で映像に変換されているみたいだ。なので読んでいる時は頭の中で映画を見ているみたいだ。何の関係性もないようだが、僕はこれは「短気」のお陰だと思っている。なぜかと言うと、この短気があるからこそ、スムーズに読んで、すらすらと頭に入っているんだと思う。
僕の短所である「短気」と長所である「集中力」のように、僕は短所と長所は全く違うものではなく、めんこのように同じものでお互いがあるから、両方が共存していると思う。