百聞は一見にしかず
中3 あききの(akikino)
2025年9月2日
トンボ王国は、トンボと親しむための場所だ。そのためには、子供たちにトンボ採りも体験させるべきだ。子供たちが「美しいもの」を自分のモノにしたいという理由からトンボ採りを始めたとき、むげに禁止することは、楽しいはずの身近な自然を逆に、つまらない退屈なものと感じさせはしないかと案じてしまう。確かに、今の子供たちに虫採りをさせてみると、やたら数ばかり競う傾向が認められる。しかし、これは子供の遊びに関わる文化が退廃しているからである。とはいえ、現在の日本ではいかにルールを守ったとしても大勢の子供たちがトンボ採りに興じられるような環境はほとんど残されていないのだ。私は、何事も自分の身をもって体験することで成長していきたい。
そのための方法としてまず、積極的に行動することだ。私は今、来月の体育祭で披露す演舞の練習をしている。団長などを決める時、私はあまり立候補しないタイプだが、今回は演舞のリーダーに立候補して、リーダーに決まった。演舞リーダーは、演舞で踊るものを探したり、作ったり、隊形を決めてみんなに教えたりする役割だ。私はバトンで習ったことがが演舞に生かせると思い、立候補した。しかしいざ練習が始まると、普段は何年も一緒にいて、ある程度理解ができる人と一緒に練習しているせいか、ほとんど素人の人達に教えて、踊らせることがとても大変なように感じた。バトンをしているときは先生が隊形や振りを考えてくれるので、ただ踊るだけで良かったけれど、自分がリーダーになってみんなをまとめる立場になるととても難しかった。
また第2の方法として、苦手なことにあえて挑戦することだ。バトンのキラキラしている衣装は、ほとんどお母さんたちが作っている。今回の衣装はチームの衣装だから、全員で同じようにストーンをつけないといけない。個人戦の衣装にストーンをつけるよりも時間がかかり、大変だということだ。普段、ストーンはお母さんが付けてくれるけど、今回はお母さんの仕事が忙しそうだったので、少し自分でつけることにした。お母さんがストーンをつけているところを見ている時は楽しそうだなと思っていたが、実際にしてみると見本の通りにストーンをつけないといけないから、途中で嫌になってしまい、スカートの片面だけして諦めた。私はスカートの片面に1時間もかかったが、お母さんは30分あればできると言っていた。とても大変だったが、お母さんの苦労を知ることができて良い体験になったと思う。
確かに、何事も自分の身をもって体験することが時には危険だったり、無駄な失敗につながることもあるだろう。
しかし、「百聞は一見にしかず」ということわざがあるように、私は何事も自分の身をもって体験することで成長していきたい。