こうき君、こんにちは。
今回の文章は、言葉に
頼らないコミュニケーションの良さについて、自分の体験を通して深く考えられていて、とても読みごたえがありました。
特に、映画を家族と見に行ったときのエピソードは、感情を共有することの大切さを実感した様子がよく伝わってきて、心に残りました。
煉獄さんというキャラクターへの思いも書かれていて、こうき君の気持ちがより具体的に伝わってきました。
また、「言葉を使えば何でも伝わる」という反対の意見にもふれたうえで、自分の考えを
丁寧に述べているところが素晴らしいです。
「
嫌い」と言わなくても、
雰囲気で伝わるという考え方は、日本人の感性にも通じるもので、文化的な視点も
含まれていて深みがあります。
最後に「きつい言い方にならないように
雰囲気で伝えることも大事」というまとめも、文章全体の流れをきれいに
締めくくっていて、読後感が良かったです。
これからも、自分の体験をもとに、感じたことを
丁寧に言葉にしていってくださいね。
【
項目評価】
是非の主題がよく書けています。
理由がよく書けています。
体験実例がよく書けています。
データがよく書けています。
反対意見の理解がよく書けています。
内容★ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎
作文字数1061字 |
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目標字数800字 |
■思考語彙 25種 33個 (種類率76%) 90点
。しかし,。だから,。なぜ,。例えば,あるから,いうと,いると,くると,するから,そうだからこそ,そう思う,そう考える,その場合,たから,たらしい,だろう,と思う,なければ,ももちろん,伝わるから,使えば,和らげるため,方によって,言わざる,頼らざる,
■知識語彙 47種 67個 (種類率70%) 70点
一夜,一番,一緒,会合,体験,共通,列車,印象,反応,基本,大事,家族,対象,小学生,岡田,意見,感動,感情,態度,文化,方法,日本,日本人,映画,時候,時期,月見,満月,満開,無限,煉獄,物理,理由,理解,生命,相手,社交,自然,花見,行為,観賞,言葉,長刀,集団,雨風,雪見,雰囲気,
■表現語彙 97種 153個 (種類率63%) 72点
いずれ,いつか,お母さん,お父さん,こと,さ,さん,その場合,とき,なか,ほう,もの,よう,ん,キャラ,コミュニケーション,一つ,一夜,一番,一緒,三つ,二つ,人,会合,体験,何,何ごと,僕,共通,刃,列車,印象,反応,和らげるため,基本,声,大事,嫌い,家族,対象,小学生,岡田,弟,心,悲しみ,意見,感,感動,感情,態度,文化,方,方法,日本,日本人,映画,時,時候,時期,月,月見,気持ち,満月,満開,滅,点,無限,煉獄,物,物理,理由,理解,生命,的,目,相手,社交,編,自然,航,花,花見,行為,観賞,言い方,言葉,話し方,輝,週,長刀,集団,雨風,雪,雪見,雰囲気,鬼,9月,
■経験語彙 40種 65個 (種類率62%) 79点
ありえる,うつろう,かける,しまう,そう思う,そう考える,できる,とうとぶ,とける,と思う,ならぶ,もらえる,やる,られる,れる,わかる,伝える,伝わる,使う,分かつ,取る,受け取る,合う,合わす,和らげる,喜ぶ,変わる,嫌う,寝る,惜しむ,感じる,感じ取る,成り立つ,推す,散る,消え去る,理解し合う,発する,行う,頼る,
■総合点 79点
■均衡点 2点
何ごとぞ花見る人の長刀
中1 こうき(aoseo)
2025年9月2日
9月2週
何ごとぞ花見る人の長刀(感)
岡田航輝
花見とならんで、月見と雪見。この三つが日本人の自然観賞の基本になっているが、月・雪・花、そのいずれもがうつろいやすいものという共通点がある。月はいつも満月ではありえないし、雪はいつかとけて消え去る。花の生命は短い。満開だと思っていたら、一夜の雨風ですぐ散ってしまう。そうだからこそ、うつろいやすいものを惜しむ心が、時候に合わした会合の珍しさをとうとぶのだ。日本では、言葉でなく、物理的対象物をともに見ることで、社交が成り立つのだ。そう考えてくると、月見、花見、雪見といった集団的な観賞行為は、じつは、日本文化のなかでのコミュニケーションの方法でもある、といわなければならない。
僕は、言葉に頼らないコミュニケーションはいいと思う。僕がそう思っている一つ目の理由は、理解し合うのは、言葉に頼らずともできることがあるから。
映画を見に行ったときなどは、怖い、感動、喜び、悲しみなどの感情を分かち合うことができる。僕は小学生の時に、家族と鬼滅の刃の無限列車編を見に行った。なぜ行ったのかというと、その時期はやっていたというのと、僕の一番の鬼滅の推しキャラが煉獄さんだったからだ。その時にお父さんは寝てしまっていたけれど、お母さんと弟には僕が感動していることなどが伝わったらしく、同じことを体験したら、気持ちをわかってもらえるんだな、と思った。
僕が言葉に頼らないコミュニケーションはいいと思っている、二つ目の理由は、コミュニケーションの取り方によって印象が変わったりもするからだ。
僕は、言葉を使えば何でも伝わる、という意見もわかる。なぜなら、「嫌い」をはっきり言ってしまっても相手にはきちんと伝わるからだ。しかし、その場合には多少トゲトゲした言い方に感じられてしまうことが多いと思う。だから、もっと雰囲気を和らげるために言葉だけでなく、雰囲気でも受け取ったほうがいいと思った。しかも、日本人は言葉を発しなくても、一緒にいると相手の感情をなんとなく理解することができる。例えば、嫌われているとしたら、相手にそのまま言われてももちろん伝わるだろうが、声をかけたときの反応や話し方、態度で「ああ、この人からは嫌われているんだな」と感じ取ることができる。だから、実際に「嫌い」とは言わずに、雰囲気で伝えたほうが良い、と思う。
僕は、これから何かを伝えるときに、きつい言い方にならないように雰囲気で伝えることも大事なんだな、と思った。