すみひなさん、作文の提出ありがとうございます。作文を拝読し、すみひなさんの日常生活や社会生活における自己決定の重要性に対する深い理解と考察が感じられました。まず、日常での自己決定の重要性を強調するために自分の体験を引用している点が非常に良いです。この体験実例が、論点に具体性と説得力を持たせています。
また、自分の意見だけでなく、時として周囲の意見に耳を傾けることの重要性を認識している点も見逃せません。このバランス感覚は、社会生活において非常に大切なスキルであり、すみひなさんがそれを理解していることが伝わってきます。さらに、自分で選んだ決断に責任を持つことの重要性を強調する部分では、個人の成長と社会的責任の両方に触れており、総合化の主題が非常によく書けています。
全体を通して、個々の意見や考察が論理的に展開されており、読みやすい構成となっています。最終的に自己決定の重要性を再確認する形で締めくくっている点も、作文としてのまとまりを感じさせます。今後もこのような思考の深さを持って多様なテーマに挑戦してみてください。
【項目評価】
-体験実例がよく書けています。
-総合化の主題がよく書けています。
内容 構成 題材 表現 主題 表記
字数/基準字数:1240字/800字
思考点:77点
知識点:76点
表現点:76点
経験点:79点
総合点:86点
均衡点:9点
■思考語彙 20種 28個 (種類率71%) 77点
確か,。しかし,。たとえば,。だからこそ,。一方,あると,いるらしい,しまうと,するため,すると,せざる,そのため,だから,だろう,できる場合,と思う,と思える,ないから,責任により,難しいかも,
■知識語彙 56種 110個 (種類率51%) 76点
一方,一番,不満,人間,今後,仕方,他人,仲間,依存,個人,傾向,優先,先日,円滑,判断,周囲,場面,大丈夫,大事,大人,大切,失敗,安全,対抗,後悔,必要,意見,意識,成長,持続,指示,授業,日常,最終,最近,本来,決断,災害,点数,物事,現実,生活,社会,納得,結果,自分,若者,英語,行動,訓練,責任,連帯,選択,選択肢,避難,集団,
■表現語彙 105種 198個 (種類率53%) 76点
確か,いくつ,うえ,うち,こと,するため,せい,そのため,たち,できる場合,とき,ほう,もの,ゲーム,チーム,バランス,ボタン,リーダー,一,一つ,一方,一番,不満,中,人,人々,人任せ,人間,今,今後,仕方,他人,仲間,依存,個人,傾向,優先,先日,円滑,判断,前向き,力,周り,周囲,場面,大丈夫,大事,大人,大切,失敗,子ども,安全,対抗,待ち,後,後悔,必要,意見,意識,成長,持続,指示,授業,方,日常,時,最終,最近,本来,楽,気持ち,決断,流れ,災害,点数,物事,現実,生き方,生活,的,社会,私,積み重ね,笑,納得,結果,考え,自ら,自分,若者,英語,行動,訓練,誇り,誰,責任,身,連帯,運,道,選択,選択肢,避難,関わり,集団,
■経験語彙 40種 74個 (種類率54%) 79点
しまう,しれる,せる,つく,つながる,できる,と思う,と思える,もつ,もらう,られる,れる,任せる,動かす,動く,取り組む,受け止める,合わせる,営む,崩れる,引く,強まる,従う,応じる,感じる,成り立つ,持つ,欠く,決める,済む,生きる,競う,育つ,行う,責める,返る,送る,進める,選ぶ,間違う,
■総合点 86点
■均衡点 9点
判断と協調
中2 すみひな(sumihina)
2025年9月2日
「人は一日に数千から数万もの決断をしている」といわれているのを知っているだろうか。人間は本来、自分で判断し、行動することが当然であり、社会生活を送るうえで欠かせない。しかし現実には、他人や集団に依存してしまうことが多くある。大人であっても、自らの判断で動くよりも、周囲に合わせたり指示に従ったりするほうが楽だと感じることが多いのだ。周囲に合わせた方が、もし間違ったことをしてしまっても、連帯責任により、責められるのは自分一人でなくても済むのだ。最近では、特に子どもや若者において「指示待ち」の傾向が強まり、自分で判断する力が育ちにくくなっているらしい。だからこそ、自分で決断し、判断する訓練を今のうちから行っていった方が良いのではないだろうか。
私は人任せにせず、自分で決めた方が、後から不満を感じにくいと思う。なぜなら、誰かに決めてもらった選択肢は、そのときは楽であっても、後から「本当はこうしたかったのに」と思うことが多い。一方で、自分で選んだことなら、たとえ失敗したとしても納得できる場合が多い。なぜなら、その結果は自分の責任であり、他人のせいにすることができないからだ。先日、私は英語の授業でチーム対抗の運任せのゲームをした。チームのリーダーが、いくつかの点数がついたボタンの中から一つのボタンを選び、その点数を競うゲーム。リーダーが一番低い点数のボタンを引いてしまうと、その人を責めたい気持ちになってしまう。しかし、もし自分が引いて同じ結果になったとしたら、『仕方がない』と思えて責められないのだ。日常の小さな選択でも「自分で決めた」という意識があると、後悔せずに前向きに取り組むことができる。
一方で、自分の考えばかりを優先すると、仲間とのバランスが崩れてしまうだろう。社会生活は一人で成り立つものではなく、他人との関わりの中で営まれている。そのため、ときには流れに身を任せることも大切だと思う。たとえば、災害時の避難行動では「自分は大丈夫だ」と判断して動かない人よりも、周囲の人々の指示や集団の流れに従った人のほうが安全に避難できることがある。意見を持ちながらも、必要に応じて集団に合わせることは、社会を円滑に動かすうえで欠かせない。
確かに、自分で物事を決めることも、周りに合わせながら円滑に物事を進めていくことも大事だが、一番大切なのは最終的に「自分で選んだ道に責任をもつ」ことだと思う。人に任せた選択でも、自分で選んだ選択でも、結果は必ず自分に返ってくる。そのときに他人のせいにせず、「自分がこう選んだのだから」と受け止められることが、成長につながるのではないだろうか。私たちの社会は、個人の判断と責任の積み重ねで成り立っている。この社会を持続するためにも、私は今後、どんな小さな場面でも、自分の選択に誇りと責任を持ち、後悔しない生き方をしていきたい。だが、一つも後悔しないで生きていくのは難しいかもしれない(笑)