はななはさん、今回の作文において、日本のコミュニケーションスタイルについての考察が非常に興味深く、理解が深まる内容でした。
特に、言葉だけでは伝わらない感情や意味を感じ取る重要性を述べる部分は、具体的な例を交えており、読者にとって理解しやすい説明となっています。
同時に、ピーター・ドラッカーの名言を引用することで、あなたの主張に説得力を持たせている点も素晴らしいです。

また、自らの経験を通じて、共感の大切さと、コミュニケーションにおける非言語的な側面を強調している点は、非常に感銘(かんめい)を受けました。
このように自分の体験を論文に取り入れることで、読者に対してよりリアルで心に響く(ひびく)メッセージを伝えることができています。
全体として、非常に完成度の高い作文であり、中学1年生としては特に優れた理解と表現力を示していると感じます。

項目(こうもく)評価:
-是非(ぜひ)の主題がよく書けています
-理由がよく書けています
-名言がよく書けています
-体験実例がよく書けています
 

森リン評価 何ごとぞ花見る人の長刀 mi 09月2週 はななは
字数/基準字数:
1229字/800字
思考点:90点
知識点:68点
表現点:76点
経験点:91点
総合点:81点
均衡点:0点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:0点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙25種34個74%90点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙44種64個69%68点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙105種183個57%76点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙48種77個62%91点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1229字
 90点
 68点
 76点
 91点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 25種 34個 (種類率74%) 90点
 確か,。しかし,。だから,。例えば,あるから,いい可能,いると,いる可能,かけるかも,がいえ,しまうかも,だろう,できるから,と思う,と考える,ないから,なるかも,なるはず,のかも,のため,もらえると,人によって,会うと,感じるはず,挙げると,

■知識語彙 44種 64個 (種類率69%) 68点
一番,中核,以心伝心,仲間,元気,共同,共感,友達,反発,名言,喧嘩,喪失,大体,大切,女性,安心,年齢,必要,意味,意見,意識,感情,日本,日本人,権威,武士,民族,沈黙,無理,現実,理由,生活,男性,町人,町内,相手,職域,背中,自分,花見,親戚,言葉,誤解,重要,

■表現語彙 105種 183個 (種類率57%) 76点
 確か,いい可能,いる可能,きれい,こと,これら,さ,そう,そこ,それ,たくさん,たち,つきもの,つれ,とき,ところ,とり方,ども,なるはず,のため,もの,よう,カッコ,グループ,コミュニケーション,シンボル,テレビ,ドラッカー,ピーター,ファン,一,一つ,一番,中核,二つ,人,代,以心伝心,仲間,体,何,例,側,元気,共同,共感,前,友達,反発,口,名言,喧嘩,喪失,声,大体,大切,女性,子,安心,年,年齢,必要,性,意味,意見,意識,感,感じるはず,感情,方,日本,日本人,月,桜,楽,権威,武士,民族,気持ち,沈黙,活,無理,現実,理由,生活,男性,町人,町内,目,相手,私,職域,背中,自分,花,花見,親戚,言葉,話,誤解,誰,輩,近く,重要,間,

■経験語彙 48種 77個 (種類率62%) 91点
あげる,かける,がいえ,きる,くれる,さする,しまう,しれる,すぎる,せる,できる,とる,と思う,と考える,もつ,もらえる,やめる,れる,わかる,与える,亡くなる,会う,伝える,伝わる,出かける,出す,出る,分かつ,取る,受け取る,合う,合える,悟る,感じる,挙げる,振り回す,推す,異なる,置く,聞く,聴く,至る,話す,語る,読み取る,違う,頼る,食らう,

■総合点 81点

■均衡点 0点
 

何ごとぞ花見る人の長刀
   中1 はななは(hananaha)  2025年9月2日

 花見に平素の身分や階層をもちこむのは野暮というものだ。花見に行って武士の権威を振り回すような輩は、「えらそうにするな」と町人どもから反発を食らうことになる。花見に喧嘩はつきものである。花見には、町内や職域といった小共同体の仲間が、つれだって出かけることが多い。桜の花は日本民族のシンボルとして、大共同体意識の中核に置かれたが、現実の花見はついにそこまで至っていない。大体日本人は、「見る」ということに重要な意味を与える。私はこれらのことから、言葉だけに頼らない日本のコミュニケーションのとり方は良いと思う。その理由は二つある。

 一つ目の理由は、年や年齢が違っても同じものを見ていたら同じことを分かち合うことができるからである。月を見ているとき、誰が見ても美しい、きれいだと思うだろう。それは10代でも、70代でも同じことを感じるはずだ。男性でも女性でも同じことを感じると思う。さらに私は、推し活でも同じことがいえると考えた。ファンたちで分かち合えるカッコよさ、かわいさ、尊さがあると思う。例えば、一つのグループにたくさんのファンがいたとする。そのファンたちは推しがテレビに出ているところを見て、ファンたちの間で「かわいかった~」などと共感する。実際私も、推し活をしている。友達に同じ推しの子がいて、会うと「この前の○○可愛すぎた‼」などという話をする。そのとき共感してくれる子がいると嬉しくなる。

 二つ目の理由は、言葉だけでは伝わらないことがあるからだ。一例挙げると、友達の親戚が亡くなってしまったときに「元気出して」と声をかけるかもしれない。しかし、やめた方がいい可能性もある。それは、聞いた側からは軽くとられてしまうかもしれないからである。人によって受け取り方は異なるが、深い喪失感をもっている人は感情がよくわからなくなっている可能性もある。だから、こういうときは言葉に出さないで、近くに行って背中をさすってあげるだけでいいと思う。この沈黙が一番良いのかもしれない。何も声に出さないだけで安心することもある。

 確かに、はっきり自分の意見を口にした方が誤解は少ない。何で言わないのと思うこともないだろう。しかし、「コミュニケーションにおいて最も大切なことは、語られていないことを聴き取ることだ」というピーター・ドラッカーの名言もあるように言葉にならないことを自分で悟ることも大切なのだ。言葉だけでは伝わらないこともあるし、伝えきることができないこともある。だから、以心伝心のように相手の気持ち、感情を聴き取ることが必要だ。それを意識して生活するだけで、人の感情を読み取りやすくなるかもしれない。言葉に出したくないことを、読み取ってもらえると話す方も楽になるはずだ。がから、話す側のためにもなって、その人の言葉にできないことを読み取るようにしていきたい。相手に無理をして話させることのないようにしたいと思う。