まきちゃん、こんにちは。体験に裏付けられた意見で、豊かなまとめができています。バランスのいい高得点が出ましたね。
文化的カプセルは、だれの心にもあります。ところが、日本人は少しそれが硬すぎて、からを破れないでいるようですね。
まきちゃん自身が勇気を出して殻を破ることができたのは、ひとりで参加したキャンプでした。これからひと月のあいだ寝食をともにする仲間です。仲良くなって、より良い時間を重ねたいという思いが、会話の発端をつくったのでしょうね。
お母さんは異国でのホームステイの体験です。ウォッカの一気飲みは勇気が必要ですね。まさに洗礼を受けたようなものです。一気に溶け込むことができました。こういったことは、どの国でもありますね。
郷に入っては郷に従えをうまく使ったまとめは良く書けています。すばらしい。
<<え2020/516pみ>>
あこまきさんの作文は、日本人の文化的カプセルというテーマをとても深く考え、具体的な体験や家族の話を交えて書けているところが素晴らしいです。
ホノルルの企画の話から始まり、自分のキャンプ体験やお母さんのロシア留学の話へと展開し、文章に立体感が出ています。
前の話や聞いた話がよく書けているので、読んでいてとても興味深く感じました。
また、「まるでミラーボールでかがやいている様な世界だった」というたとえがとても印象的で、情景が目に浮かぶようです。
ことわざ「郷に入っては郷に従え」も上手に使われていて、文章の主題をわかりやすくまとめています。
さらに、「人間にとって文化的カプセルとはプライドや誇りである」という一般化の主題もよく書けていて、作文全体に深みを与えています。
最後に、書き出しのホノルルの話と結びの文化的カプセルの話がつながっていて、書き出しの結びもよくできています。
これからも、自分の体験や周りの人の話をうまく取り入れて、豊かな表現を続けてください。
【項目評価】
・前の話聞いた話がよく書けています
・たとえがうまく使われています
・ことわざがよく書けています
・一般化の主題がよく書けています
・書き出しの結びがよく書けています
内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎
字数/基準字数:1195字/800字
思考点:74点
知識点:70点
表現点:80点
経験点:69点
総合点:79点
均衡点:6点
■思考語彙 19種 28個 (種類率68%) 74点
。しかし,あれば,これこそ,しよう,たから,たので,たらしい,だろう,と思う,ないから,ないと,ないので,に思う,のため,の場合,もらおう,人間にとって,従えば,言えば,
■知識語彙 47種 75個 (種類率63%) 70点
一気,一緒,世界,世界中,主催,人間,企画,体験,内側,参加,名前,土地,大切,失敗,子供,学校,年間,年齢,度数,意味,挑戦,文化,旅行,日本,日本人,時間,最高,有名,正直,民族,海外,生活,留学,瞬間,積極,結果,緊張,習慣,自分,被膜,西洋,解釈,言語,訪問,質問,透明,風俗,
■表現語彙 116種 209個 (種類率56%) 80点
お互い,こと,ことわざ,これ,そう,そこ,それ,それぞれ,たち,ところ,どこ,のため,の場合,みんな,もの,よう,アニメ,アルコール,カプセル,ゲーム,コンセプト,ハワイ,パーティー,プライド,プログラム,ホノルル,ホームステイ,ボール,ミラー,ロシア,一,一気,一緒,万,三,世界,世界中,中,主催,事,二,人,人間,仲間外れ,企画,体験,余り,先,六,内側,勢い,十,参加,名前,周り,四,土地,外,大切,失敗,女の子,好き,子,子供,学校,家,年間,年齢,度数,意味,挑戦,文化,方,旅行,日,日本,日本人,昔,時,時間,最高,有名,本,様,正直,母,民族,泊,海外,生活,留学,的,瞬間,私,積極,結果,緊張,習慣,者,自分,色,被膜,西洋,解釈,言語,訪問,話,誇り,質問,身の回り,透明,郷,酒,風俗,食べ物,飲み物,
■経験語彙 33種 51個 (種類率65%) 69点
いける,かがやく,くれる,と思う,なれる,に思う,はる,もらう,やる,ゆく,れる,入る,出会う,分かつ,合う,向く,壊す,弾む,従う,招き入れる,持ち運ぶ,持つ,溶ける,盛り上がる,知る,破る,聞く,話せる,込める,違う,飲む,飲める,馴染む,
■総合点 79点
■均衡点 6点
自分のカプセルを破って(世界中、どこに行っても)
小6 あこまき(akomaki)
2025年9月3日
日本人は海外へ旅行する時でも日本の文化的カプセルを持っている。食べ物や飲み物、言語もことごとく日本のもの。世界中どこへ行っても日本の旅行者たちは身の回りに日本を持ち運ぶのだ。ある時、ホノルルで日本人を家に招き入れ実際にハワイの生活を体験しようという企画があった。よりホノルルについて知ってもらおうというコンセプトだ。だが、結果は大失敗。一万人もの余りの日本人の中で実際にプログラムに参加した人はったの六人だった。もし西洋の人であればぜひ訪問してみたいと言うだろう。日本人の場合、とりわけその文化的カプセルの外被膜は、かなり強く、それを内側から破る事を日本人はあまりした事はない様に思われる。
私は昔、子供と主催者だけで三十泊三十一日キャンプをやった事がある。初めて一緒にやる子と出会った時に来たところや年齢が全然違いとても緊張したけれど、ある女の子が「お名前なんていうの?」と聞いてくれてとても嬉しかった。そこから話が弾んでゆき、自分の好きなゲームやアニメ、本などについて話せた。三十泊三十一日キャンプは二十四時間ずっと一緒にいないといけないので学校とは違い、より仲良くならないといけないからもし仲間外れにされたりしたらどうしようと思っていた。しかし、自分から積極的に質問をしたからその様なことにはならなかった。やっぱりお互いを分かち合い、より親しくなるのが大切なのだと思った。
母は昔にロシアへ一年間留学をしに行った事があるそうだ。その時にホームステイ先の人たちとパーティーをすることになったそうだ。ロシアには有名なお酒があり、ウォッカという。そのウォッカは透明な色をしていて、とてもアルコールの度数の高いお酒だそうだ。それをロシアでは一気飲みするという文化がある。母は正直言えばあまりお酒には強くない方で日本人には向いていお酒だった。せっかく自分のためのパーティーだったので母は勢い良くウォッカを一気飲みしたらしい。とても苦かったらしいけれど、飲んだ瞬間周りのみんなが盛り上がって
「みんなも飲めー!」
「おー!すごいです」
などと言っていたそうだ。自分たちの文化に挑戦してくれてとても嬉しかったらしくまるでミラーボールでかがやいている様な世界だったと言っていた。
人間にとって文化的カプセルとはその人それぞれのプライドや誇りだと思う。自分が大切だと思う、これこそ最高なものその様なものを文化的カプセルというと思う。その様な文化的カプセルを自分の内側から壊して破っていくことで周りに溶け込めるのだ。まさに郷に入っては郷に従えというものだ。郷に入っては郷に従えというのはその土地に入ったら、その土地の風俗や習慣に従えば良いという意味のことわざだ。そのように自分からその土地に馴染んでゆき自分なりに解釈することで周りの民族とより仲良くなれると思う。