冒険の夏
小5 あきひろ(asiguru)
2025年9月3日
あいさつは、人間も動物も「出会うとき」や「別れるとき」にするものだ。知らない人と会うときには、不安や警戒心をなくし、敵意がないことを伝える役割がある。人間の場合、あいさつは「仲間になれる相手かどうか」を確かめる合図にもなる。しばらく会わなかった相手と再会したときには、気持ちや関係が変わっていないことを確かめるためにあいさつをする。別れるときのあいさつは「また会うときまで、仲良しの気持ちを続けよう」という確認の意味がある。長い別れのあとのあいさつほど、ていねいで力強くなるのもそのためだ。こうしたことから、人にとって「別れている時間」が意外と不安なものだとわかる。
ぼくは、この夏台湾へ1人で言った。これは大冒険だった。台湾での出来事の一部始終を覚えている日本を出発する瞬間も鮮明に覚えている。この感想文の予習シートを書いているとき母が
「あっくんが台湾に行くとき何にも言わずに行っちゃったよね他の子は『バイバイ』とか『行ってきます』とか言って成田空港に向かっていったのに」
そんなことを言われてぼくは、
「オレは涙もろいから台湾で最後お母さんにバイバイって言ったな~と思い出して泣いちゃうからバイバイは言わなかったんだよ」
この会話を聞いていた明香里が
「あきおもろすぎだろ」
と笑ってきた。ですが向こうでお母さんや家族のことを思い出して泣くことがなかったので東京エアーターミナルの出発のときに挨拶をしなくてよかったな~と思う。この経験から挨拶をするといい時とあいさつをするとダメな時があるということが分かった。
母に聞いた話だ。ぼくと姉の明香里が近所の人に挨拶をすると、母に
「いつも2人は挨拶してくれてうれしいね」
と言われることがあるそうだ。その言葉を聞くと、やはり挨拶には、人を幸せにする力があるのだと思う。たった一言のあいさつでも、相手の気持ちを明るくしたり、安心させたりできるからだ。そして、挨拶をする自分自身も気持ちが前向きになって、人と人とのつながりを大切にしたいと思えるようになる。
ぼくは、えがおなあいさつで友達をつくっているからあいさつは人と人とのかかわりの中で一番重要だとわかった。
「笑う門には福来る」『笑う門には福来る』ということわざの通り、えがおのあいさつは友達をふやし、幸せな気持ちを運んでくれるものだ。