自分の気持ちや考えを、ていねいにわかりやすく書けていてすばらしいです。

総評(そうひょう)
 好き(すき)なことと苦手なこと、そしてそれぞれの理由をはっきりと伝え(つたえ)てくれる作文でした。算数や社会の授業(じゅぎょう)の楽しさが伝わっ(つたわっ)てきて、「プレゼンのリーダーになった」というエピソードからは、自信(じしん)とやる気が感じられます。また、体育や図工に対する正直な気持ちも素直(すなお)表現(ひょうげん)されていて、読み手としてとても共感(きょうかん)しやすい内容(ないよう)でした。最後(さいご)には「努力(どりょく)とあきらめない気持ちが大事」というまとめがあり、自分の考えをしっかりもてているところも立派(りっぱ)です。

段落(だんらく)ごとの講評(こうひょう)
第1段落(だんらく):「よっしゃー。プレゼンの時間だ。」という元気な書き出しがとても印象(いんしょう)(てき)で、読み手をひきつける工夫(くふう)ができています。

第2段落(だんらく):自分の好き(すき)な教科について、理由も交えてわかりやすく説明(せつめい)できています。特に(とくに)プレゼンの場面では、「まるでスターになったみたい」とたとえを使って表現(ひょうげん)しているのが上手です。

第3段落(だんらく):苦手な教科についても、正直な気持ちを書いていて、読み手にあなたの考えがよく伝わり(つたわり)ます。「たいくつな体育」と感じた理由も具体(てき)でわかりやすいです。

第4段落(だんらく):お母さんとの会話を通して自分の思いをふり返っており、「算数が好き(すき)」という気持ちに深みが出ています。(れい)をあげて説明(せつめい)している点もすばらしいです。

第5段落(だんらく):「成功(せいこう)は運ではなく努力(どりょく)のおかげ」という考えを、自分の言葉でしっかりまとめられています。「心の中で強く思いました」と、心の声でしめくくっている点がとても良い(よい)です。

特に(とくに)優れ(すぐれ)ていた点】
・書き出しに会話を入れて読み手をひきつけている
・たとえ(「まるでスターになったみたい」)を使って表現(ひょうげん)できている
・自分の経験(けいけん)や身近な人の話から考えを深めている
・心の中の気持ちで作文をしめくくっている

【考えを深めるための質問(しつもん)
 これから、苦手な図工や体育の授業(じゅぎょう)でも少しだけ楽しめる工夫(くふう)があるとしたら、どんなことをしてみたいですか?

内容(ないよう)◎ 構成(こうせい)◎ 題材(だいざい)◎ 表現(ひょうげん)◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準(きじゅん)字数:1082字/500字
思考点:54点
知識(ちしき)点:67点
表現(ひょうげん)点:68点
経験(けいけん)点:57点
総合(そうごう)点:65点
均衡(きんこう)点:4点

 


■思考語彙 11種 13個 (種類率85%) 54点
。例えば,たから,たので,と思う,なければ,ません,一生懸命考える,出せると,強く思う,比べると,聞くと,

■知識語彙 43種 58個 (種類率74%) 67点
一生懸命,一緒,上手,不安,予定,体育,内容,努力,勉強,友達,問題,図工,学校,実感,小学校,工作,工夫,得意,成功,授業,最後,最終,有利,歴史,注目,準備,理由,発表,瞬間,社会,科目,筋力,算数,結局,腹筋,自体,自分,自身,苦手,表現,距離,途中,運動,

■表現語彙 89種 123個 (種類率72%) 68点
いくつ,お母さん,こと,ころ,そのもの,とき,みたい,よう,わけ,ん,アメリカ,キロ,グループ,スター,テーマ,トレーニング,プレゼン,プロ,ポスター,メンバー,リーダー,一つ,一生懸命,一緒,上手,下手くそ,不安,中,予定,二つ,人,今,体,体育,何,内容,努力,勉強,友達,周り,問題,図工,好き,始め,嫌,嫌い,学校,実感,小学校,工作,工夫,得意,心,成功,授業,時,最後,最終,有利,歴史,気持ち,注目,準備,理由,発表,的,瞬間,社会,私,科目,筋力,答え,算数,結局,絵,腕立て伏せ,腹筋,自体,自分,自身,苦手,表現,走り,距離,逆,途中,運,運動,.,

■経験語彙 25種 33個 (種類率76%) 57点
あきらめる,あびる,くれる,しまう,つながる,できる,と思う,まとめる,やる,わかる,一生懸命考える,出し合う,出せる,合う,強く思う,描く,教える,比べる,疲れる,答える,聞く,落ち込む,見える,解く,走る,

■総合点 65点

■均衡点 4点
 

学校の好きな科目と嫌いな科目
   小4 なな(akasona)  2025年9月2日

「よっしゃー。プレゼンの時間だ。」

私は学校の授業の中で特に好きな科目が三つあります。それは算数と理科と社会です。算数では難しい問題を解いて頭を使うのが楽しいし、理科では新しい発見ができるのでわくわくします。そして社会では世界のことやアメリカの歴史について学ぶことができるので、とても興味がわきます。この三つの科目の中では、ときどきプレゼンテーションをする機会があります。先生がプレゼンのグループをルーレットで決めて、自分のグループが調べたことや考えたことをポースターに書いてクラスのみんなの前で発表します。特にグループで協力して準備を進めるとき、友だちと意見を出し合ったり工夫しながらまとめたりするのが楽しいです。今ちょうど私は社会のプレゼンの準備をしています。私はプレゼンのリーダーになったので、まるでスターになったみたいに注目をあびます。テーマはアメリカの歴史で、その内容をポスターにまとめてグループのメンバーと一緒に発表する予定です。

逆に私が特に苦手で嫌いな科目は、図工と体育の二つです。図工そのものが本当に嫌いというわけではありません。絵を描いたり工作をしたりすること自体は楽しいときもあります。でも私の周りには絵がとても上手で、まるでプロみたいに細かく表現できる友達が何人もいます。そういう友達と比べると、どうしても自分の絵が下手くそに見えてしまい、落ち込んでしまいます。もう一つのたいくつな体育の授業では走ることが多いのですが、その中でも特に嫌なのは1.4キロもの長い距離を走らなければならないことです。走り始めはまだいいのですが、途中から体が疲れてきてとてもつらいです。また腕立て伏せや腹筋運動なような筋力トレーニングもやらなければなりません。もし運動が得意だったら学校の授業でもとても有利になると思いました。

お母さんに小学校のころどんな科目が好きだったか聞いてみました。お母さんは算数が好きと答えてくれました。理由を聞くと、算数の問題を一生懸命考えて答えが正しかった時にとても気持ちが良くてスッキリすると教えてくれました。私も同じで、算数の問題を解いて正しい答えが出せると気持ちがホッとします。例えば難しい問題を解くときは途中で不安になるけど、最終的に答えが合っているとわかった瞬間に努力をして最後まであきらめなくて良かったなと実感します。

結局、勉強や運動などがうまくできて成功へつながるのは運が良かったからではなく、自分自身の努力と途中であきらめない気持ちなんだなと心の中で強く思いました。