ゆきのんさん、作文を読んでとても感心しました。
まず、心の動きや気持ちの変化(へんか)がとてもよく伝わっ(つたわっ)てきました。
(なみだ)が流れてとまらない」という表現(ひょうげん)から、かしらの心の深い感動が伝わっ(つたわっ)てきて、読んでいる(わたし)(むね)熱く(あつく)なりました。
また、子どもと仔牛がかしらの心を美しく変え(かえ)たという考えは、とてもすてきです。
ゆきのんさんが「子どものほうが大人に親しみやすく声をかけることができる」という気づきも、よく考えられていて感心しました。
習い事の宿題の話では、「その調子!」などの言葉でやる気が出る様子が生き生きと描か(えがか)れていて、たとえがうまく使われています。
自分の経験(けいけん)と物語の内容(ないよう)をつなげて考えているところも、とても立派(りっぱ)です。
最後(さいご)に、「もし自分が盗人(ぬすびと)だったら」という想像(そうぞう)から、信用(しんよう)の大切さや心を入れ替える(いれかえる)ことの意味を考えている点も素晴らしい(すばらしい)です。
文章全体に優しい(やさしい)気持ちがあふれていて、ゆきのんさんのやさしさが伝わっ(つたわっ)てきました。
これからも、自分の気持ちや考えを大切にして、作文を書いてくださいね。

項目(こうもく)評価(ひょうか)
・たとえがうまく使われています
・前の話聞いた話がよく書けています
・ですますがよく書けています
・心の中で思ったことがよく書けています
 

森リン評価 信頼されると心が美しくなる ti 09月3週 ゆきのん
字数/基準字数:
831字/500字
思考点:64点
知識点:49点
表現点:49点
経験点:70点
総合点:58点
均衡点:1点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:82点
知識点:67点
表現点:69点
経験点:88点
総合点:77点
均衡点:1点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙15種25個60%64点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙18種33個55%49点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙47種95個49%49点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙34種53個64%70点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
831字
 64点
 49点
 49点
 70点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 15種 25個 (種類率60%) 64点
あるから,あると,あれば,いると,たから,と思う,ないと,なるから,なる思う,は思う,も思う,よく考える,れると,優しいから,盗むと,

■知識語彙 18種 33個 (種類率55%) 49点
仕事,信用,信頼,大丈夫,大事,大人,大変,安心,宿題,態度,普段,理由,盗人,自分,草鞋,言葉,調子,返却,

■表現語彙 47種 95個 (種類率49%) 49点
かしら,きっかけ,こと,とき,ところ,はじめ,ぶん,ほう,やる気,よう,わけ,ん,人,今,仕事,信用,信頼,声,大丈夫,大事,大人,大変,嫌,子ども,安心,宿題,心,感,感じ,態度,方,普段,涙,牛,理由,番,盗人,眼,私,習い事,自分,草鞋,言,言葉,調子,返却,量,

■経験語彙 34種 53個 (種類率64%) 70点
あずける,いける,かける,くれる,すぎる,てる,できる,とまる,と思う,なくす,なる思う,はく,は思う,もらう,も思う,やめる,よく考える,られる,れる,入れ替える,出る,取る,変える,探す,書く,流れる,無くなる,生まれ変わる,盗む,続ける,親しむ,話す,辞める,預ける,

■総合点 58点

■均衡点 1点
 

信頼されると心が美しくなる
   小4 ゆきのん(akiyura)  2025年9月3日

 ところが、その涙が流れて流れてとまらないのでありました。自分は今まで、人から冷たい眼ばかりで見られてきました.ところが、この草鞋をはいた子どもは、盗人であるじぶんに牛の 仔をあずけてくれました。こんなことは、盗人のじぶんには、はじめてのことであります。かしらの眼から涙が流れてとまらないのはそういうわけなのでした。私が1番すばらしいと思ったところは、仔牛と子どもがかしらの心を美しい心にしたということです。理由は、子どもと仔牛が美しい心にするとは思っていなかったからです。もしかしたら、子どものほうが、大人に親しみやすく声をかけることができて、悪い汚い心を美しい心に変えることができるのかなと思いました。

 習い事の宿題で、はじめの方は、量が多すぎて、大変でもう嫌だと思いました。ところが、宿題が返却されたときに、「その調子!」や、「よくできてます!」、「いい感じ!」などの言葉があると、心が温かくなって、まるで生まれ変わったように、やる気が出てきました。1言がきっかけで、やる気が出るときもあれば、やる気が無くなるときもあるから、よく考えて話したり書いたりすることが大事だなと思いました。

 もし、自分が盗人だったら、盗人を辞めると思いました。理由は、せっかく信用してもらったのに、預けてもらった仔牛をわざわざ盗むと、また信用されなくなると思ったからです。また盗人を続けて信用していた人をさらになくすよりは、盗人をやめて新しい仕事を探しながら、自分を信用してくれる人を多くするほうが、嬉しくなる思いました。

 普段から優しい態度を取っていると、この人は優しいから大丈夫という安心感で、信頼してもらいやすいと思いました。1言がきっかけになるから、1言1言よく考えて話さないといけないなと思いました。信用されてない人が信用されると、心を入れ替えるほど、嬉しくなるんだなと思いました。子どものほうが、大人を信用することが多いのかなとも思いました。