あかるらさんの作文は、
欧州と日本の文化の
違いを通して「個人の自立」と「
相互の助け合い」というテーマを深く考察している点がとても素晴らしいです。
まず、
欧州の個人主義の良さを具体的に説明し、帰国子女の体験を通して実際の議論の様子を生き生きと
描写しているところは、体験実例がよく書けています。
また、日本の
相互協力の良さについても、文化祭の準備という具体的な場面を挙げて説明しており、こちらも体験実例がよく書けています。
複数の異なる意見がバランスよく示されているため、両者の良さを理解しながら
比較できている点がとても良いです。
さらに、最後には「自分の考えを持つことの大切さ」を名言を引用して強調しており、名言がよく書けています。
文章全体を通して、テーマに沿った内容がしっかりと組み立てられており、論理の流れも明確です。
あかるらさんの視点の広さと具体例の活用が、読み手に説得力を
与えています。
これからも自分の体験や考えを大切にしながら、さらに表現力を
磨いていってください。
【
項目評価】
体験実例:よく書けています
複数の意見:よく書けています
名言の引用:よく書けています
総合化の主題:よく書けています
森リン評価 個と集団 yabi 09月3週 あかるら字数/基準字数: 1368字/800字 思考点:90点 知識点:85点 表現点:85点 経験点:77点 総合点:89点 均衡点:5点
| ●語彙学年表
| 小1 | 小2 | 小3 | 小4 | 小5 | 小6 | 中1 | 中2 | 中3 | 高1 | 高2 | 高3 | |
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思考点 | | | | | | | | | | | | | | 知識点 | | | | | | | | | | | | | | 表現点 | | | | | | | | | | | | | | 経験点 | | | | | | | | | | | | | | 総合点 | | | | | | | | | | | | | |
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1200字換算: 思考点:点 知識点:点 表現点:点 経験点:点 総合点:点 均衡点:5点
| ●換算語彙学年表
| 小1 | 小2 | 小3 | 小4 | 小5 | 小6 | 中1 | 中2 | 中3 | 高1 | 高2 | 高3 | |
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思考点 | | | | | | | | | | | | | | 知識点 | | | | | | | | | | | | | | 表現点 | | | | | | | | | | | | | | 経験点 | | | | | | | | | | | | | | 総合点 | | | | | | | | | | | | | |
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●語彙の説明語彙 | 種類 | 個数 | 種類率 | 点数 | 説明 |
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思考語彙 | 25種 | 30個 | 83% | 90点 | 考える言葉です。 理由、方法、原因などの説明の語彙。 多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
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知識語彙 | 69種 | 110個 | 63% | 85点 | 難しい言葉です。 社会的な例や調べた例の語彙。 多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
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表現語彙 | 127種 | 224個 | 57% | 85点 | 豊かな言葉です。 話題の幅が広い語彙。 多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
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経験語彙 | 39種 | 61個 | 64% | 77点 | 詳しい言葉です。 身近な例や経験した例の語彙。 多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
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種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。 |
1368字
 | | 90点
 | | 85点
 | | 85点
 | | 77点
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字数 | | 思考語彙 | | 知識語彙 | | 表現語彙 | | 経験語彙 |
■思考語彙 25種 30個 (種類率83%) 90点
n確か, 一方,。しかし,。だからこそ,。なぜ,。確か,いかざる,いるから,いれば,これによって,ざるば,そのため,たから,だろう,できるから,で考える,なければ,ならざる,れざる,を思う,一つに対して,与えざる,変えよう,忘れざる,自分らしい,
■知識語彙 69種 110個 (種類率63%) 85点
一番,世界,中心,人間,企画,伝統,何者,作品,作業,個人,偉業,全体,内部,分野,協力,参加,吸収,団結,圧倒,基盤,多数,大切,子女,学校,実行,尊重,帰国,年生,役割,得意,意見,意識,授業,文化,方針,日本,日本人,最後,来週,様子,活発,準備,物事,状態,環境,生活,相互,相手,真剣,第一歩,能動,自分,自力,自己,自由,自立,自身,英語,行動,装飾,言葉,計画,議論,賛成,追求,部署,開催,開始,限界,
■表現語彙 127種 224個 (種類率57%) 85点
n確か,。確か,あちこち,あと,あなた,ここ,こと,ことわざ,これ,ごと,さ,そのため,それ,それぞれ,とき,どちら,どれ,みんな,よう,クラス,スムーズ,チーム,ディベート,パソコン,メンバー,ヨーロッパ,レベル,一,一つ,一番,世界,中,中心,二,人,人間,今,企画,伝統,何,何者,作品,作業,個人,偉業,全て,全体,内部,分野,前,力,化,協力,参加,吸収,周り,団結,圧倒,基盤,場,夏休み,多数,大切,天,子女,学び,学校,実行,尊重,帰国,年生,役割,彼ら,得意,思い出,意見,意識,授業,文化,方針,日本,日本人,最後,来週,様子,活発,派,準備,物,物事,状態,環境,生活,的,相互,相手,真剣,祭,私,第一歩,考え,耳,能動,自分,自力,自己,自由,自立,自身,英語,行動,装飾,言葉,計画,話,話し合い,議論,賛成,身,追求,達,部署,開催,開始,限界,風通し,食い違い,
■経験語彙 39種 61個 (種類率64%) 77点
しまう,つまる,できる,で考える,なす,まとめる,もつ,やる,れる,を思う,上げる,与える,伝える,作り上げる,傾ける,助け合う,取り組む,合う,向ける,変える,始まる,従う,得る,忘れる,持つ,欠ける,活かす,湧く,盛り上げる,目立つ,知る,示す,続ける,置く,聞く,進める,過ごす,飛び交う,飾りつける,
■総合点 89点
■均衡点 5点
個と集団
中2 あかるら(akarura)
2025年9月3日
文化を欧州と日本とで比較すると思い浮かぶのは市民意識の堅固さである。欧州では個人の在り方が強く頼もしいのだが、時に自己満足的な匂いを発散させる。しかし日本においてこのような特徴は今なお欠けている。現代の日本人がやがて自立的な個人の在り方を身につけるときがあるにせよ、短所も取り入れてはならない。模型を追うのでなく、日本人が現在における生活の基盤から、自力をもって追求していかねばならない。全ては日本人自身の内部からの力が湧いてなされねばならぬのである。
確かにヨーロッパのように個人が自立することは良い。なぜなら人間は自己と相手を尊重できるからだ。個人として行動することは自分で計画し、実行することである。これによって能動的に物事を吸収し、得た学びを周りに伝えることができる。私の学校の帰国子女達がまさにそうである。彼らは個人が自立した世界を目の当たりにしている。そのため議論が活発化する。ディベートの授業では帰国子女達を中心に自分の意見を言い、場を盛り上げる。特に英語のクラスではあちこちから意見が飛び交う様子に圧倒され、話し合いへの参加が難しいときもある。しかし彼らはみんなの意見を聞くことをもしっかりと意識している。このように意見を自由に言い、また相手の考えに耳を傾けることができるのはつまり、自分と相手を尊重しているということだ。日本では「みんなが賛成しているから…」と多数派に従う様子が目立つ。確かにこれには方針を速くまとめることができるという良さがあるが、風通しの良い議論はできていない。相手のことを思う第一歩は相手の話を、自由に意見を伝え合うことのできる環境でしっかりと聞くことではないだろうか。
一方、日本のように相互の助け合いも大切だ。「個人の自立」と言っても、「天は二物を与えず」ということわざの示すように、一人一人ができることには限界がある。だからこそ、それぞれが得意なことを互いにやっていくことで今までに見たことのない作品を作り上げることができるのだ。私の学校では来週開催される文化祭に向けて準備を進めている。夏休み前から作業が開始され、今では装飾のみという状態になったが、ここまでスムーズに進めることができたのはそれぞれの得意分野を活かし真剣に協力しながら取り組んできたからだ。パソコン作業や企画、飾りつけの得意な人、どれかの役割が欠けていれば今までできなかったことである。確かにそれぞれの部署ごとに食い違いができてしまったこともある。しかし、一人一人が相手を思い、助け合うことで全体のレベルを上げることができることを私は改めて知った。文化祭まであと少しだが、最後までチームメンバーと団結し二年生の一番の思い出にしていきたい。
ヨーロッパの伝統にも日本の伝統にもそれぞれ良さがある。しかし一番大切なことはまず自分の考えを持ち、これを大切にすることだ。「絶えずあなたを何者かに変えようとする世界の中で、自分らしくあり続けること。それがもっとも素晴らしい偉業である。」という言葉がある。どちらの環境に身を置いたとしても、自分の意見を常に持ち、尊重することができなければ何も始まらない。私もまずは新しく知った一つ一つに対して自分で考えることを忘れずに過ごしていきたい。