【まえ先生からのひとこと♪】
とてもバランスのよい意見文に仕上がっていますね!「高齢化は悪いことではない」という前向きな主張をもとに、具体的に「学ぶこと」と「活躍の場づくり」という二つの方法を挙げて展開しているので、読み手にも説得力をもって伝わります。身近な知恵(料理法など)から社会制度まで、例の幅も広く、現実的な提案になっているところが素晴らしいです。最後のまとめで自作の名言のような表現を入れているのも、印象に残る効果的な工夫ですね。
【特に優れていた点】
・「高齢化をポジティブにとらえる」という一貫した主張がぶれずに書けている。
・生活の知恵から仕事の仕組みまで、具体例を段階的に広げていて説得力がある。
・最後に自分の言葉でまとめ直しているため、読後感が力強く印象に残る。
【まえ先生からのひとことアドバイス♪】
・第二の方法で企業側の事情に触れているのはよいが、もう少し「高齢者を活用することのメリット」を強調すると説得力が増す。
・まとめの名言はとても良いが、もう少し短く簡潔にしてキャッチコピーのようにするとさらに印象的になる。
【自作名言の提案】
「高齢化とは、社会の重荷ではなく未来をつくる力である。」
■思考語彙 25種 39個 (種類率64%) 90点
確か, 第,。しかし,。だから,。例えば,。確か,あるかも,いくかも,いくべき,しまえば,すれば,たから,だろう,できれば,と言える,のため,を考える,作れば,化によって,支えるため,煮ると,稼げるため,育てよう,超えると,進むため,
■知識語彙 69種 117個 (種類率59%) 85点
一緒,世代,世帯,人口,人数,人生,仕事,仕事場,企業,体験,価値,便利,元気,全員,出来事,利点,利用,制度,努力,効率,医療,否定,問題,変化,大切,子供,学校,安定,定年,家族,対処,寿命,少子,希望,平均,戦争,技術,教育,方法,日本,時代,最近,未来,構造,模索,機会,活躍,炭酸,現在,環境,生活,発信,発生,発達,知恵,知識,社会,祖父母,経験,結果,給料,自分,自身,見方,解決,言葉,負担,部分,高齢,
■表現語彙 114種 228個 (種類率50%) 80点
確か,。確か,あと,お金,こと,それぞれ,それら,たくさん,たち,のため,もの,よう,わけ,ポジティブ,メリット,一,一緒,上,世代,世帯,二,人,人々,人口,人数,人生,今,仕事,仕事場,仕組み,企業,体験,価値,便利,側,元気,全員,出来事,分,利点,利用,制度,努力,効率,化,医療,否定,問題,場,変化,多く,大切,子供,学校,安定,定年,家族,対処,寿命,少子,希望,平均,戦争,技術,支えるため,教育,方法,日本,昔,時代,最近,未来,核,構造,様々,模索,機会,次,歳,気持ち,活躍,炭酸,現在,環境,生活,発信,発生,発達,目,知恵,知識,社会,祖父母,私,稼げるため,策,経験,結果,給料,者,肉,自分,自身,見方,観,解決,言葉,誰,豊か,負担,質,進むため,部分,高齢,
■経験語彙 43種 67個 (種類率64%) 83点
いける,かける,しまう,しれる,つながる,できる,とらえる,と言える,を考える,上がる,会う,伴う,作る,働く,働ける,切る,合わせる,向ける,増える,学ぶ,延びる,得る,感じる,招く,持つ,支える,整う,整える,減る,煮る,生かす,生かせる,生きる,知る,稼げる,続ける,育てる,起きる,超える,進む,違う,雇う,頑張る,
■総合点 90点
■均衡点 6点
高齢化は良いことか悪いことか
高1 あかやゆ(akayayu)
2025年9月3日
高齢化社会というとネガティブで暗いイメージを持たれがちだ。しかし、高齢化現象というのは今まで日本が頑張ってきた成果だといえる。高齢者が多いことは医療技術が発達したり生活環境が整ったりしたことで平均寿命が延びたからであり、少子化は豊かになったことで子供の人数を少なくして一人一人の教育にお金をかけて質の高い子供を育てようとしたからである。確かに、高齢化に伴い様々な問題が発生したが、高齢化が進み切って人口構造が安定してしまえば、あとはその構造に合わせた仕組みを作ってしまえば問題は解決する。高齢化は悪いことばかりではないのだ。だから私たちは高齢化をポジティブにとらえていくべきだ。
第一の方法としては、若い世代が高齢者の知識から学ぶことだ。高齢者は誰もが今まだ生きてきた人生分の経験や生活の知恵を持っている。例えば、お肉を炭酸で煮ると柔らかくなる、などだ。それらを学んでいくことでより生活を便利なものにすることができるのだ。また、戦争の体験などは高齢者でなくては知らないこともたくさんあるだろう。このような昔の出来事などについても高齢者から学ぶことで未来に生かすことができる。最近は核家族世帯が増え、祖父母に会う機会が少なくなってきているが、学校に高齢者を招いたりSNSなどを利用して高齢者の知識を発信していけるようにしたりできればより多くの人が高齢者の知識を利用したり新しいものの見方を得たりできるようになるだろう。
第二の方法としては、高齢者も活躍できるような場を作ることだ。現在の制度では60歳で定年になり、65歳までは希望すれば働くことができるが定年を超えると給料が減ってしまう。しかし、60歳または65歳を超えても希望すれば同じ給料で働けるような仕組みを作れば高齢者の経験を仕事に生かすことができる上に自分自身でお金を稼げるため若い世代の高齢者を支えるための負担も小さくなるのではないだろうか。確かに、企業側としては元気な若い人たちをたくさん雇いたいという気持ちがあるかもしれない。しかし、若い人たちが高齢者の経験から学ぶことでより仕事の効率が上がることもあるだろう。また、同じ仕事場で幅広い世代の人が一緒に働くことでそれぞれが違う世代の価値観を知ることができる。高齢者の人々が全員続けて働きたいと感じているわけではないが、働きたい人のためにも制度は整えていくべきだろう。
確かに、高齢化社会には問題もある。それらに目を向けてその解決策を模索し続けることも大切だ。しかし、そのメリットを生かしどのように社会をよりよくしていくかも大切なのではないだろうか。日本が今まで頑張ってきた結果と言える高齢化を否定するのは今までの人々の努力を否定することにもつながってしまう。だから、「高齢化とは、悪い変化だけではなく良い部分も悪い部分もある、日本が次の時代に進むための変化である。」という言葉のように高齢化によって起きた問題にはきちんと対処しその利点は生かせるような方法を考えていきたい。