生物と人間のかかわり
中3 ちさたん(tisatan)
2025年9月4日
フィンランド北部ラップランドの森を歩いた。夏にはあらゆる草木が一気に芽吹き、花開き、緑に包まれる大自然だ。森に入ればまず蚊やブヨの大群が迎え入れる。だからと言って長袖長ズボン、蚊除け帽子などバリヤーを作ってしまうと森との対話を閉ざしてしまうことになる。蚊やブヨも森の一員だ。森にはすべての生命が役割を持って大きな一つの生命のシンフォニーを奏でているのだ。
私は自然の中の一員であるという自覚を持って生きていきたい。
そのための方法として第一に、生物多様性について理解することだ。私は、宿題で生物多様性について調べた。今の現状として、日本では森林伐採や都市化、気候変動などで、七〇パーセント以上の自然環境が失われている地域が増えている。また世界では陸上、淡水、海水の脊椎動物の個体群は大幅に減少している。それは人間の生活による汚染、外来種の侵入などによる種の撹乱により生物の生育環境を悪化させ、生物多様性の損失リスクが高くなってしまっていることにある。そのため、私はできることとして、電気をこまめに消したり、洗い物の時は水を出したままにしないなど省エネルギーを意識したい。そして環境に配慮した製品も使っていきたい。最近私は花火のセロハンテープやプラスチックの袋を使わないエコ花火というものを買った。包装を簡素化しているおかげで手間も省けて扱いやすかった。自然環境を変化させることができるのは人間だけであると思う。そのためにはそういった小さな行動で貢献していくべきだと感じた。人間は自然から水や食料、空気などを受け取る存在であり、生態系の一部として関わっている。だから生態系の循環システムの中にいることを忘れないことが大切だと知った。
また第二の方法としては、すべてのものが助け合って生きていることを忘れないことだ。畑の手伝いをした時、覚悟はしていたが案の定すごい数の様々な虫がいた。土を耕していると土から幼虫が出てきたり、苗を植えていると耳元で虫の羽音が聞こえたりと不快感が増した。虫が嫌いな私が嫌な顔をしていると、母が「野菜を食べてしまう虫を退治してくれる虫もいる」と教えてくれた。例えばてんとう虫、カマキリなど、害虫を食べてくれる欠かせない虫がいるらしい。自分の苦手な虫も人間の助けをしてくれる役割を持っていることを知った。テレビではカモが田んぼで、雑草を食べたり、泥をかき混ぜて酸素を行き渡らせてくれたりすることを学んだ。私がいつも美味しい野菜やお米を食べられているのは生物のおかげだと気付いた。人間にはない役割を生物が持っている。人間と生物はお互い支え合っていることがわかった。
確かに、開発をし人間が住みやすくするのも必要だ。しかし、「存在するものには良いとか悪いとかをいう前にすべてそれなりの理由がある」という名言があるように、生物はみんな役割を持って生きている。だから生物多様性のシステムを崩してはならないと思う。人間である自分も自然の中の一員として意識したい。