◆〔要約〕はOKです。 【是非の主題】は『時には、社会のシステムから外れて、自由に生活するのも、良いことだ』という意見。
◆【理由1】『社会のルールに合わせて生きているだけでは、本当の喜びは得られないからだ』。社会のルールに従っている人より、従っていない人の方が満足度が高い。満員電車に乗り、スーツを着てネクタイをして会社に行っていたお父さんが、縛られていると感じて保育士に転身したという経験を聞いたんですね。「縛られていると感じたら、縛られないことに変える」とは、人生を歩んでいく上で参考になる考え方です。
◆【理由2】『自由に生きられることで自分も成長するからだ』。ガイド付きで完全にスケジュールが決められている旅行では、あまり記憶に残らない。お母さんからは、三浦知良選手が、みんなが制限されている道を突破して道なき道を進んでいったことを聞きました。
◆『確かに、ルールに沿った行動は必要だ』しかし「自分が考えるとおりに……」という名言もあるように……終わりにも【是非の主題】を書きましょう。
<<え2021/153jみ>>
あえなてさんの作文は、「人間は自己家畜化している」という難しいテーマに挑戦し、自分の考えをしっかりと述べている点が素晴らしいです。まず、社会のルールに縛られることと自由に生きることの対比をわかりやすく示し、具体的な例としてお父さんの体験や三浦知良選手の話を取り入れているところがよくできています。これにより、抽象的なテーマが身近で具体的なものになり、読者に伝わりやすくなっています。特に、お父さんの仕事の変化を通じて「縛られない生き方」の価値を自分の言葉で表現しているところや、三浦選手の挑戦から「自由に生きることが成長につながる」という意見を導き出しているところは、体験実例をうまく活用しています。また、最後に名言を引用して、自由に生きることの大切さを強調しているのも効果的です。文章全体に自分の意見が明確に示されていて、理由も具体的に書かれているため、説得力が感じられます。これからも自分の考えを具体的な例や名言を使って深めていってください。
【項目評価】
是非の主題がよく書けています。
理由がよく書けています。
体験実例がよく書けています。
名言がよく書けています。
内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎
字数/基準字数:1069字/800字
思考点:85点
知識点:69点
表現点:71点
経験点:83点
総合点:80点
均衡点:3点
■思考語彙 23種 28個 (種類率82%) 85点
n確か,。おそらく,。しかし,いるので,からしい,が考える,ことによって,するから,たいかも,だろう,て思う,と思う,ないいわゆる,ないから,ないと,なければ,なんて考える,に考える,は第,また第,も言える,を考える,行くかも,
■知識語彙 46種 82個 (種類率56%) 69点
三浦,人間,仕事,会社,供給,保育,制限,参加,名言,変人,失敗,完全,家畜,当時,必要,成功,成長,新聞,旅行,日本,普通,本当,満員,満足,理由,生活,生産,留学,知良,社会,私服,空間,突破,競技,自分,自己,自由,行動,記憶,選手,野球,電車,食料,食物,飼育,馴化,
■表現語彙 96種 174個 (種類率55%) 71点
n確か,こと,これ,そう,たま,とおり,どこ,どん,ひと,みんな,よう,ガイド,サッカー,システム,スケジュール,スーツ,ネクタイ,ブラジル,プロ,ルール,一,三浦,二,五,人,人間,今,仕事,仕組み,付き,会社,何,供給,保育,僕,制限,化,十,参加,名言,員,喜び,場,士,変人,夢,失敗,完全,家畜,度,当時,必要,思い,愛,成功,成長,新聞,方,旅行,日本,昔,時,普通,本当,歳,母,気持ち,満員,満足,父,理由,生活,生産,留学,的,盛ん,知良,社会,私服,空間,突破,競技,自ら,自分,自己,自由,行動,記憶,道,選手,野球,電車,食料,食物,飼育,馴化,
■経験語彙 43種 69個 (種類率62%) 83点
が考える,く,しまう,てる,て思う,できる,と思う,なんて考える,に考える,も言える,やる,られる,れる,わかる,を考える,キメる,与える,乗る,作る,反る,合わせる,向き合う,変える,外れる,従う,得る,感じる,持つ,残る,決める,沿う,活かす,生きる,着る,続ける,縛る,聞く,諦める,踏み込む,述べる,進む,違う,食べる,
■総合点 80点
■均衡点 3点
私は20年ほど前から
中1 あえなて(aenate)
2025年9月1日
人間は自らを飼育し、家畜化――自己家畜化していると述べ続けている。飼育とは、食物を供給され、さらに生活空間や場も与えられると言って良い。人は社会システムに参加することによって、社会的に食物を供給されている。社会的に飼育されているとも言える。社会システムにせよ、食料生産の仕組みもまた、人間が作っているので、自己飼育・自己馴化である。時には、社会のシステムから外れて、自由に生活するのも、良いことだ。
その理由は第一に、社会のルールに合わせて生きているだけでは、本当の喜びは得られないからだ。社会のルールに従ってないいわゆる変人という人がいるが、そういう人の方が、ルールに従っているひとよりも満足度が高いだろう。父は今は保育士をやっているが、まさかの理由で保育士になったのだ。父は昔、会社員で、満員電車に乗って、スーツを着て、ネクタイをして会社に行っていた。しかし父は、満員電車やスーツやネクタイで会社に行っていることが、とても縛られていると感じた。そして、私服で仕事ができて何も縛られていない保育士になったそうだ。夢を考えている時は、全く保育士なんて考えてなかったからしい。失敗も成功に活かせたことが良いと思った。僕も縛られていることがあったら、縛られないことに変えていきたい。
また第二の理由としては、自由に生きられることで自分も成長するからだ。たまに新聞で、ガイド付きの完全にスケジュールが決められている旅行などがあるが、そういうのはどこ行くかも決めれないし、何食べたいかもキメれないから、あまり記憶に残らないのだ。母から三浦知良選手のことを聞いた。当時、サッカーのプロがなかった。だけど三浦選手は、サッカーがやりたくて、当時サッカーが盛んだったブラジルに留学したのだ。普通の人なら、サッカーが日本で盛んじゃないなら、諦めて違う競技に踏み込むと思う。おそらく僕もそうなると思う。しかし、三浦選手は、みんなが制限されている道を突破して道なき道を進んでったのだ。僕は、これを聞いて思ったことは、三浦選手がどんだけサッカーへの愛が強かったのかがわかる。五十歳になっても、サッカーがやりたいという思いも持っているひとだ。このくらいの気持ちで僕も野球に向き合っていきたい。
確かに、ルールに沿った行動は必要だ。しかし、
「自分が考えるとおりに生きなければならない。そうでないと、ついには自分が生きたとおりに考えるようになってしまう」という名言もあるように、ルールに反った行動だけでは楽しくない。