あきらほさん、文章全体を通して、挨拶の大切さについて自分の体験や考えをしっかりと伝えられていて、とてもよく書けています。
特に、引越しのときのクラスメイトとの思い出や、涙をこらえた気持ちの表現は、読んでいる人の心に響きます。
「心の重しの石が砕けて、まるで自分が壊れてしまうような気がした」というたとえがうまく使われていて、あきらほさんの気持ちがよく伝わってきました。
また、家族やマンションの住人、校長先生との挨拶の違いについても具体的に書かれていて、挨拶の意味や役割がよく理解できていることがわかります。
自分の経験だけでなく、母の言葉も取り入れているので、文章に立体感があり、説得力が増しています。
最後に、挨拶が面倒でも大切なコミュニケーションの道具であることに気づいた感想がしっかり書けていて、わかったことがよく伝わります。
これからも、あきらほさんの素直な気持ちを大切にして、文章を書いてください。
【項目評価】
・たとえの使い方:よくできている
・前の話・聞いた話の活用:よくできている
・わかったことの表現:よくできている
・感想の結びと書き出しの結び:よくできている
内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎
字数/基準字数:937字/700字
思考点:67点
知識点:66点
表現点:69点
経験点:70点
総合点:76点
均衡点:8点
■思考語彙 16種 21個 (種類率76%) 67点
。何故,あるから,しまうと,するため,たから,だから,と思う,ないから,ないと,なければ,僕にとって,印により,思うから,泣くと,眠いので,築くため,
■知識語彙 42種 67個 (種類率63%) 66点
一緒,不安,人間,住人,便利,信頼,先生,動物,千葉,友好,同士,変化,学校,家族,山口,年生,心配,挨拶,文章,最後,未知,校長,正直,物的,理解,登校,相手,簡単,素姓,経験,自分,良好,行動,補強,要求,視線,言葉,評判,警戒,長期間,関係,面倒,
■表現語彙 91種 154個 (種類率59%) 69点
いつか,きっかけ,こと,するため,ずれ,そう,つもり,とき,みんな,もの,よう,カード,コミュニケ,コミュニケーション,ション,ツール,プレゼント,マンション,メッセージ,一,一緒,不安,二,人,人間,住人,便利,信頼,僕,先生,出会い,別々,別れ,動物,千葉,印,友好,同士,声,変化,学校,家族,山口,年生,引越し,心,心配,念,思い,思い出,挨拶,文章,日,時,最後,朝,未知,校長,正直,母,気,気持ち,涙,爽やか,物的,理解,登校,相手,県,石,築くため,簡単,素姓,経験,考え方,自分,良好,行動,補強,要求,視線,言葉,評判,誰,警戒,起きぬけ,重し,長期間,関わり,関係,面倒,
■経験語彙 34種 52個 (種類率65%) 70点
くれる,しまう,せる,つかめる,できる,でる,とる,と思う,られる,れる,わかる,会う,作る,分かる,分かれる,別れる,合わせる,堪える,壊れる,書く,気づく,決まる,泣く,深める,砕ける,築く,終わる,続ける,落とす,記す,読む,起きる,離れる,食い違う,
■総合点 76点
■均衡点 8点
人間および動物を通して
小5 あきらほ(akiraho)
2025年9月3日
人間と動物を通しての挨拶行動は、未知のもの同士の出会いでは、相手の素姓や気持ちがわからないことからくる不安と警戒の念が、挨拶行動を要求する。誰かと一緒にいるときは、気持ちの変化に気づきやすいが、いったん離れてしまうと二人別々の経験をするため、気持ちのずれや考え方が食い違うことがある。長期間の別れの挨拶は、物的な印により補強されることも多い。互いに分かれていることが、どれほど不安で心配なものかよく理解できると思う。
僕は一年生の終わりに千葉県から山口県に引越しをすることが決まった。最後の登校日にクラスメイトと先生が僕との思いで記したメッセージカードを作って、サプライズでプレゼントをしてくれた。泣いているクラスメイトがいて僕も泣きそうになった。だが、僕が泣くとみんなも暗い気持ちになるのではと思い、涙をぐっと堪えた。もし僕が泣いてしまうと、心の重しの石が砕けて、まるで自分が壊れてしまうような気がしたからだ。メッセージカードには僕との思い出や僕の思い出をみんなが書いてくれてとても嬉しかった。そしてまたみんなといつかまた会いたいという気持ちになった。
僕は朝起きぬけに家族から「おはよう」と言われても「うん」とだけしか言わないが、同じマンションの住人と会った時には爽やかに挨拶をするね、と母に言われた。朝は起きてすぐで眠いので声がでない。家族には挨拶の言葉はでないが視線だけは合わせ、僕なりのコミュニケーションをとっているつもりだ。マンションで会った人に挨拶をするのは正直面倒くさい。だが学校で校長先生に挨拶をするようにいつも言われているし、挨拶をしないと相手を不安にさせたり自分の評判を落としてしまうと思うからだ。信頼関係があるから家族には挨拶しないのだと思った。
この文章を読んで、動物でも人間でも、別れていることが不安だから挨拶をすることが分かった。挨拶をすることは僕にとっては面倒なものだが、簡単に人との友好な関わりを深められる便利な言葉のツールだと思う。何故なら挨拶の言葉がなければ、人とコミュニケ―ションをとるきっかけがつかめないからだ。これからも僕は、人との良好なコミュニケーションを築くためにこれからも挨拶をすることを続けていきたい。