挨拶(あいさつ)についての考えがとてもよくまとまっていて、具体的な例を三つもあげているところが素晴らしい(すばらしい)です。

自分の話だけでなく、お父さんの話や飼っ(かっ)ている犬のまりちゃんの話も入っていて、文章に立体感が出ています。

特に、友達とのハイタッチの音を「パチン!」と表現(ひょうげん)したり、まりちゃんの走る様子を「(かみなり)稲妻(いなづま)のように」とたとえたりしているところは、イメージがわきやすく、たとえがうまく使われています。

お父さんの話では、挨拶(あいさつ)の大切さとその難し(むずかし)さについて考えているところがよく伝わってきました。ことわざの「親しき仲にも礼儀(れいぎ)あり」を使って、挨拶(あいさつ)の意味をまとめているのもとても効果(こうか)的です。

最後に、これからの自分の気持ちや目標を書いているので、文章の締めくくり(しめくくり)がしっかりしていて、書き出しの内容(ないよう)ともつながっています。

全体を通して、挨拶(あいさつ)の大切さやいろいろな形があることがよくわかる、読みやすくて考えさせられる作文です。

項目(こうもく)評価(ひょうか)
具体例の活用:よくできている
たとえの使用:うまく使えている
前の話・聞いた話の活用:よく書けている
ことわざの使用:よく書けている
わかったことの表現(ひょうげん):よく書けている
書き出しの結び:よく書けている

内容(ないよう)★ 構成(こうせい)◎ 題材◎ 表現(ひょうげん)◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準(きじゅん)字数:1018字/800字
思考点:74点
知識(ちしき)点:58点
表現(ひょうげん)点:66点
経験(けいけん)点:76点
総合(そうごう)点:71点
均衡(きんこう)点:3点

 


■思考語彙 19種 27個 (種類率70%) 74点
、つまり,。なぜ,いるから,がなぜ,が言える,すると,ぞっと思える,たらしい,だけかも,だろう,と思う,ならば,に思う,はもちろん,も思う,伝えるため,嬉しいから,相手に対して,鳴るから,

■知識語彙 30種 54個 (種類率56%) 58点
不安,不思議,中学生,今日,仕方,体重,元気,先輩,剣幕,友達,同士,大切,安心,家族,想像,挨拶,攻撃,敵意,文章,本能,状況,理由,発動,相手,礼儀,稲妻,適切,部活,野球,関係,

■表現語彙 83種 143個 (種類率58%) 66点
あと,いろいろ,うち,お迎え,こと,ことわざ,そう,ちゃん,ところ,とんでも,なん,まり,め,よう,キロ,ゴールド,タッチ,ハイ,メートル,ワン,一つ,三つ,不安,不思議,中,中学生,二つ,人,今日,仕方,代わり,仲,伝えるため,体重,例,僕,元気,先輩,剣幕,友達,同士,声,大切,姿,安心,害,家,家族,想像,意,挨拶,攻撃,敵,敵意,文章,方,時,本能,毛,気持ち,点,父,犬,状況,理由,発動,白,目,相手,礼儀,種,稲妻,色,話,適切,部,部活,野球,間,関係,雷,音,黒,

■経験語彙 38種 46個 (種類率83%) 76点
あり,が言える,くれる,しれる,せる,ぞっと思える,できる,と思う,なだめる,に思う,もらえる,も思う,れる,わかる,交わす,伝える,似る,使う,変わる,寝る,帰る,応じる,怒る,抑える,気付く,示す,終わる,見える,読む,謝る,走る,返る,違う,離れる,頑張る,飼う,驚く,鳴る,

■総合点 71点

■均衡点 3点
 

人間および動物を通して
   小5 あさやそ(asayaso)  2025年9月3日



 挨拶を行うことによって、何よりもまず、相手に対して敵意、害意のないことを示し、同時に不安からくる相手の攻撃本能の発動を抑える、つまり、相手をなだめ、安心させるのである。要するに、挨拶をする理由は、相手に敵じゃないことを伝えるためだ。この文章を読んで最も驚いたのはこの点だ。

 挨拶についての似た例は三つある。一つ目は僕の話で、親しくない人に「おはようございますっ!」というけれど、友達とは、挨拶を交わさない代わりに、ハイタッチで終わらせる。なぜならば、友達同士の間では、ハイタッチが挨拶と同じになっているからだ。その時、ハイタッチの音は「パチン!」だ。それで、とても大きな音が鳴るから、僕はもちろん、友達も痛いと思っているだろう。痛いと思っているけれど、嬉しい。あと僕だけかもしれないが、ハイタッチとかをするととても元気がもらえて今日も頑張るぞっと思える。このように、関係が違うと挨拶の仕方が変わってくるということが言える。

 二つ目は、父の話で中学生の時、野球部の先輩やコーチが見えたら100メートル離れていても大きな声で挨拶したそうだ。それなのに、先輩やコーチからは挨拶は返ってこなかったらしい。ちなみに挨拶をしなかったら、部活の時に先輩やコーチにとんでもない剣幕で怒られたらしい。父は、謝るけれども、実際には気付いていないこともあり、「仕方ないじゃん」と思っていたらしい。まぁ父の気持ちは「なんで大きな声で挨拶しなきゃなんだ?」と不思議に思っていたと想像した。でも僕は、面倒臭いと思うけど、とても大切なことをしているとも思う。けれど、先輩から挨拶が返って来ないのがなぜなのかとても不思議だ。

 三つ目は、うちで飼っている犬のまりちゃんの話だ。まりちゃんの犬種はシーズーで、毛の色はゴールド、白、黒で、寝ている姿がとても可愛い。体重は5キロで、シーズーの中では少し重めの方だ。家族が家に帰ってきたら、まりちゃんはまるで雷の稲妻のように走りながら、「ワンワン!」と言いながらお迎えをしてくれる。なぜならば、家族が帰ってきてとても嬉しいからだ。

 挨拶についてわかったことは、「親しき仲にも礼儀あり」ということわざがあるように、挨拶はいろいろなところでいろいろな挨拶ができるということがわかった。これから僕は、状況に応じて、適切に挨拶を使いたいと思った。