役に立たないものの活用法
   小6 ことと(akakoto)  2025年9月2日

 噴水の水は、ただ循環しているだけで何ものをも潤さない。何の役にも立たないものなのだ。現在先進諸国の各都市では、「何の役にも立たないもの」を出現させることで、住民に文化的衝撃を与えることが、流行し始めている。パリの噴水でも、人々が水浴びをしていたから、間も無く彼等も、「もっと役に立たないもの」を、出現させなくてはいけなくなるであろう。その点、遺本はまだ大丈夫である。噴水は、「役に立たないもの」であり続けており、周辺に群がる人々も「どうしていいか分からない」ままである。

 私は、いつもホテルに行くと思うことがある。ベッドの近くにたくさんある謎のボタンは、何の役割を果たしているのか。異様なほどにある、ライト。しかも、格好をつけて、一つひとつ英語で書かれているのだ。英語が苦手な私からしたら、なおさら分からなくなる。お盆期間中に、私は福岡に行った。そこのホテルには、確か「読書用ライト」と英語で書かれたライトがあった気がする。「読書のために、もうすでに5個以上あるライトを増やすのか」と私は不思議にしか思わなかった。しかし、親に聞いてみると、

「多分だけどね、暗いところで本を読んだ方が眠くなる、という人がいると思うんだ。そのためじゃないかな。」

と言っていた。私も、本を読むのが好きだから暗いところで、しかも寝る前に読むという贅沢はしてみたい。だが、わざわざホテルに来てまではしないと思う。ホテルにあるライトは、個人に合わされて作られている、ということだろうか。しかし、それを実際にするには、相当なお金がかかるはずだ。少し、調べてみることにした。一番最初に出てきた理由は、「特別な体験をしたいから。自宅よりも、豪華で快適な部屋にするため。」とサイトには書いてある。確かに、ホテルにきて、ライトがいっぱいあるベッドを見ると、「ホテルに来た!」と嬉しくなる。旅館に来た時にも嬉しくなるのは、たくさんのライトの代わりに、畳の匂いを感じられるからではないか。そう考えると、「ライトは無くてもいいものだが、あった方が特別感を感じるもの」ということになる。私は、あと3個ほどは消してしまっても問題ないと思う。

 最近、と言っても二年程前の話だが、小さいバッグが流行っていると聞いたことがある。それも、スマホとハンカチが入るか入らないかレベルのサイズである。よく小さいポーチのような小物入れがお店で売っている。最初は、「可愛い!欲しい!」と思って買うが、いざ買ってみると、何を入ればいいか分からず、置き場に困るのが大体の結果だ。二十代の人たちが持っている、小さいバッグも小物入れのように置き場に困る、と言うことはないのだろうか?もし、そのようなことにはなっていなくて、うまく活用しているのなら、それは、とても頭が良いと思われる使い方をしているのだと思う。私から見ると、完全に持っていて邪魔でしかないバッグというイメージしかない。何か、小さいものでも活用できるのが本当の生活の知恵なのかもしれない。

 すみません。少し、話が書くべき作文と大幅にずれてしまったため、まとめが書けませんでした。未完成ですが、よろしくお願いします。