長所の育て方
   小6 あこまき(akomaki)  2025年9月4日

「なんで今日もやっていなかったの。一週間もあったでしょ!」今は絶賛怒られている最中だ。なぜなら、私は作文の構成を毎日母にやれと言われているが一日たりともやっていなかったからだ。

 私は怠惰だったり飽きっぽい性格だと思っている。今日も作文の構成を一週間という時間があったというのに一度も書いていないから母に怒られている。母からはいつも寝る前に「どうしてまだ書いていないの?早く書かないと後悔するよ。」と言われていた。私はいつも「はいはい、そのうちに書くね。」と言いスルーしていた。自分の中では構想を書こうと思っているがすぐに忘れてしまうのだ。そういう日々を過ごして、今は結局、母にガミガミ叱られながら書くことになってしまった。

 私は猫を飼っている。初めて猫に出会った時、どうしても飼いたいからと世話は必ず私が頑張るからと言い、飼いはじめた。しかし、時がたつにつれその事を忘れてしまい、猫の世話を私は三日しかやらなかった。私は夏休みの間、筋肉ムキムキになりたいと思い、毎朝ランニングを始めた。しかし、毎朝早起きなので寝坊をしてしまい、私は三日でランニングをやめた。私はくもんをやっていた時期がある。くもんはプリントをたくさんやり、より暗記や計算を早くできる様にするところである。そのくもんはとても宿題が多く、一日に三十枚ほどのプリントが出された。私は宿題が多すぎて嫌になり、三ヶ月でくもんをやめた。そのくもんの宿題を私は毎日やっていないでシュレッターにかけて捨てていたということをくもんをやめた3年後に母にカミングアウトした。母はその事実を知った時にとても呆れていた。三日坊主という言葉はまるで私のためにあるような言葉だと思った。三日坊主を自分の中で改善をしていきたいが、そのことも三日でめんどくさくなり、やめてしまった。

 母に私の長所を聞いてみた。母によると私の長所は社交的であったり、誰にでも仲良くなれるということだった。私は昔、公園で遊んでいた時に遊ぶ相手がいなくて寂しかったので近くにいた小さい子に話しかけて、友達になったことがある。その時のことはあまり覚えてはいないが、とても笑顔で砂場で一緒に遊んでいたことだけはとても記憶に残っている。母はそういうことが凄いんだよと言ってくれた。

 先生は親子面談の時に私の長所をたくさん言ってくれた。例えば、なんでもトライすることやハキハキいうところ、いつでも笑顔で話すところだそうだ。先生はそういうところがとてもクラスを支えてくれていると褒めてくれた。それを聞いた母はとても驚いた表情で「えっ」と言っていた。母は私がいつも家でゴロゴロしている所しか見ていないから学校の様子とはまったく違い驚いたそうだ。母が思う私の長所、先生が思う私の長所、自分が思う私の本質。母や先生や私が思う長所は一人一人違う。だから、そういうことを他人に言われるとあまりしっくりこないのだ。

 短所とは人間にとっての本質だ。自分が自分のことを放っておけば人間の短所はむくむく育つ。しかし、人間には向上心というものがある。よくみられたい。頼ってもらいたい。向上心というのは今のように自分を越してもっと高みへ目指し、努力をする姿勢のことだ。そういうものが人間の長所を育てていくことにつながっていくのではないかと私は思う。私は今日も精一杯、向上心を高めようとせっせと勉強をしている。