挨拶と絆
小5 あかね(akaneya)
2025年9月4日
人間および動物を通して、広義の挨拶行動で、第一に考えられるのは、個体と個体との出会いである。人間の場合、出会いのあいさつ行動は相手が以後仲良くともに行動して行ける仲間かどうかの、身元確認にもつながっている。人間でも動物でも、短い別れの後の際の挨拶と、長い別離の後に起こった再会時の挨拶とでは、その入念さ、強さが異なるのである。長期間の別れの前後のあいさつは、長く複雑なものとなる上に、餞別とかおみやげといった物的なしるしを贈ることによって、さらなる補強を受けることも多い。
私は今年のゴールデンウィーク明けに、水疱瘡で学校を数週間休んでいた。久しぶりに学校に行くと、仲良しだった友達がまるで長い間家を空けた後にあった犬のようにはしゃがれた。その後、ランドセルを片付けていたら、普段あまり一緒にしゃべらない子も私に挨拶をしてくれて、とてもうれしい気持ちになった。私はこのことについて、ほぼ毎日あっていた人が突然いなくなると、違和感を感じるのかもしれないなと思った。その子が私に声を掛けてくれたことをきっかけに、今はその子と前よりも仲良しになった。
お母さんは、アメリカに旅行に行ったときに、人とすれ違うごとに挨拶を交わしたそうだ。全然知らない人から挨拶されてとてもびっくりしたらしい。お母さんはそのことを
「アメリカ人はいろんな国の人がいるから、みんな無意識に敵意を持っていませんって伝えているんだと思う。」
と言っていた。日本では、友達やご近所さん、山登りをしたときくらいしか挨拶をしないから、アメリカは知らない人にも声をかけていて、笑顔が多い国なのかなと思った。
挨拶は、人と人との関係が深まるきっかけになることが分かった。だから私は、地域の人や、ボランティアの人たちにも、進んで挨拶をしたいなと思った。そして、これから新しい人に出会ったとき、挨拶は人と絆を作るチャンスだから、笑顔で親しみやすく挨拶をしようと思った。