たくみさん、文章の中で「役に立たないけどあるといいもの」について、具体的な例をあげてわかりやすく説明できていますね。
野球カードや音楽の話を通して、ただの物や音楽が心の支えになることをしっかり伝えています。
特に、音楽が気分を落ち着かせる効果についておばあちゃんの話を交えて書いたところは、文章に深みが出ていてとてもよかったです。
前の話や聞いた話がよく書けていて、内容に説得力が増しています。
また、「まるで~みたいだ」というたとえを使って、気持ちを豊かに表現している点も素晴らしいです。
自分の体験や家族の話を組み合わせて、文章が立体的になっているのがよくわかります。
最後に、役に立たないものが実は必要不可欠なものだと気づくという感想も、考えが深くていいですね。
全体を通して、たくみさんの思いや考えが伝わってくる温かい文章になっています。

項目(こうもく)評価】
具体例の提示:よくできている
たとえの使用:うまく使えている
前の話・聞いた話の活用:よく書けている
感想の深さ:よく書けている
文章の立体感:できている

内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1423字/800字
思考点:82点
知識点:54点
表現点:64点
経験点:79点
総合点:68点
均衡(きんこう)点:-1点

 


■思考語彙 22種 31個 (種類率71%) 82点
、だからこそ,、なぜ,、多分,。なぜ,。例えば,。多分,あると,いうと,いると,するため,そう考える,とも思う,と思う,と考える,に思う,のかも,も思う,人間にとって,多いかも,考えると,聞くと,聴くと,

■知識語彙 24種 44個 (種類率55%) 54点
不可欠,不思議,人間,前述,名前,存在,実感,就職,役目,必要,感情,普段,枚数,極度,極端,気分,片方,自分,自然,選手,重要,野球,音楽,音程,

■表現語彙 79種 165個 (種類率48%) 64点
お金,ここら,こと,これ,するため,そう,それ,たくさん,たま,とき,どん底,はやり,ばあちゃん,ほか,みたい,みんな,もの,よう,わけ,カード,クラシック,コレクション,シューベルト,プロ,ベートーヴェン,ラジオ,リーグ,一,一つ,下,不可欠,不思議,二,人間,今,何,使い,使い物,僕,前向き,前述,力持ち,名前,好き,存在,実感,就職,度,役,役目,心,必要,悲しみ,感情,手,時,普段,暇,曲,枚,枚数,極度,極端,気分,父,片方,物,縁,自分,自然,袋,角,話,選手,重要,野球,音楽,音程,食べ物,

■経験語彙 40種 65個 (種類率62%) 79点
おちつく,かかわる,きれる,くれる,しまう,しれる,そう考える,つく,つける,てる,できる,とも思う,と思う,と考える,なれる,に思う,も思う,わく,働く,入る,励ます,役に立つ,悲しむ,投げ出す,数える,気が付く,気に入る,流行る,目立つ,眺める,立てる,聞く,聴く,落ち着く,落ち込む,読み上げる,買う,起こる,超える,集める,

■総合点 68点

■均衡点 -1点
 

役に立たないような音楽とカード
   小6 たくみ(nomutaku)  2025年9月4日

 都市住民は、すべてが役に立つという環境にならされているから、目の前に突如として何の役にも立たないものが出現すると、それだけ文化的衝撃を受け、深く困惑する。ドイツのミュンヘンの街角に、コイン投入口のない自動販売機が出現したのは、まだ記憶に新しいところであろう。前述したように、噴水の水というのは同じものが循環しているだけなのであるから、どんなに水不足の場合でも、停める必要はない。

 僕は、自分で持っているものの中で、役に立たないけどあるといい物はたくさんある。例えば、自分がコレクションしているプロ野球選手のカードがある。これは、父がよく野球チップスを買ってくる。これについてくる野球カードが一袋に必ず二枚入っている。これをたくさん集めて、今は片方のリーグを数えるだけでも60枚を超える枚数になっている。たまに、暇な時に必要なものだ。また、もう一つ、役に立たないけどあるといいと思ったものがある。それは、今流行ってる曲だ。なぜかというと、みんな好きでも、それでお金が入ってきたり、食べ物が手に入ったり、就職したりすることができるわけではない。だが悲しい時やイライラしたとき、さらには落ち込んでしまった時や前向きになれないときなどにラジオをつけて音楽を聞くと不思議とそれだけでも自然と気分がよくなる。また、カードを見ていると、なぜか野球を見ているような気分になって自分はそう考えると、野球カードもはやりの曲も、いざとなったときには必要となってくるものだということになる。そう考えると、いらないものも必要不可欠なものだと気が付く。それはまるで、いつもはあまりかかわってくれないけれども、自分が悲しみのどん底にいるような気分のときに励ましてくれるような存在がいるみたいだと思った。でも、いくらカードでも角で悲しんでいたら使いようがないし、曲でも極度に悲しんでいたらさすがに使い物にならないとも思った。

 もう一つ、そのように思ったものがある。これはおばあちゃんに聞いた話だが、音楽もそうみたいだ。ちなみにおばあちゃんは、クラシックが好きなのだそうだ。音楽も聴いているだけで何もいいことが起こったり、役に立てるようになるわけではない。だが、音楽を聴いていると心が落ち着くそうだ。さらに、イライラしているときや悲しい時などに音楽を聴くと、なぜか感情が落ち着いてくるともおばあちゃんに聞いたことがある。多分、それはゆったりした曲や音程が優しい曲のようなおちついた曲を聞くと、ここらまで落ち着くのだと思う。おばあちゃんは、ヘンデルやシューベルト、ベートーヴェンなどが好きなのかもしれない。もし僕が、音楽を聴いていたら、多分あまり実感がわかなかったりして、すぐに投げ出してしまったり、やっぱり役に立たないと思ってしまうことが多いかもしれない。また、極端に気に入る曲もあまりないとも思った。でも、これも必要不可欠なものだ。

 僕は、役に立たなくても実はいざというときにひつような物は、前述のほかにも数えきれないほどあると考えた。また、役に立たないけどあるといい物は人間にとって、気分をよくするための重要度が意外と高い物だ。さらに、そのようなものは縁の下の力持ちとして働いてくれている物だともいうことができる。でも、だからこそ役目が普段から目立つわけでもないということになる。僕は、野球カードを眺めているとき、選手の名前を読み上げそうになった。