あきえよさん、今回の作文は、日本における園芸の外来語化という現象から、自国の文化や自然に目を向けることの大切さを考えた内容で、とても深い視点が感じられました。
特に、自分の体験を通して身近な自然の美しさに気づき、心が軽くなったことを具体的に描写(びょうしゃ)している点が素晴らしいです。
この体験実例があることで、読者も自然の大切さを実感しやすくなっています。
また、松尾(まつお)芭蕉の『おくのほそ道』を学ぶ過程での感動や、古典の美しさに触れ(ふれ)た経験が丁寧(ていねい)に書かれており、日本文化への興味と愛着がよく伝わってきます。
この部分は生き方の主題としても強く表現されていて、自分の学びと生活に結びつけている点がとても良いです。
さらに、「大切なのは、健康らしい外見ではなく、健康自身である」という言葉を引用し、自分のアイデンティティについて考える姿勢も立派です。
この名言の引用は、文章の説得力を高めています。
全体を通して、あきえよさんの考えがしっかりまとまっており、読み手に伝わりやすい構成になっていることも評価できます。
これからも、自分の体験や学びを大切にしながら、さらに深い考察を積み重ねていってください。

項目(こうもく)評価】
体験実例がよく書けています。
生き方の主題がよく書けています。
名言がよく書けています。
 

森リン評価 このところ日本では園芸が(感) ri 09月3週 あきえよ
字数/基準字数:
1341字/800字
思考点:74点
知識点:81点
表現点:85点
経験点:100点
総合点:84点
均衡点:0点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:0点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙19種23個83%74点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙63種100個63%81点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙126種201個63%85点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙54種67個81%100点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1341字
 74点
 81点
 85点
 100点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 19種 23個 (種類率83%) 74点
 確か,。しかし,すれば,そのため,だろう,で考える,とおもい,と思う,にこそ,に思う,は第,また第,られる可能,健康らしい,広げるため,思うかも,持とう,見ざる,違えば,

■知識語彙 63種 100個 (種類率63%) 81点
一句,一番,体験,余裕,価値,健康,公園,内容,固有,国語,基礎,外見,大切,実感,客観,巧妙,建物,必要,情報,感動,感性,抵抗,授業,支柱,教育,文化,文章,方法,日本,日本人,日頃,景色,最近,松尾,検証,様式,機会,次世代,比較,注視,流行,海外,物事,現代,理解,精神,経験,背景,自分,自国,自然,自身,興味,芭蕉,表現,視野,言葉,課題,身近,近頃,重要,青空,魅力,

■表現語彙 126種 201個 (種類率63%) 85点
 確か,うち,こと,これ,ころり,せい,そのため,たくさん,なに,はる代,め,もの,よう,られる可能,アイデンティティ,ネット,バックボーン,一,一つ,一句,一番,上,中,久しぶり,二,今,体験,余裕,作り方,価値,健康,公園,内容,初め,前,力,句,周り,固有,国,国語,基礎,外見,多く,大げさ,大切,実感,客観,家,巧妙,広げるため,建物,心,必要,性,情報,感動,感性,戸,抵抗,授業,支柱,教育,数,文,文化,文章,方法,日,日本,日本人,日頃,時,景色,最近,朝,松尾,検証,楽しみ,様式,横,機会,次世代,比較,気,気持ち,注視,流行,海外,物事,現代,理解,生き方,的,目,私,精神,素通り,経験,考え方,肉,背景,自分,自国,自然,自身,興味,芭蕉,草,血,表現,視野,観,言葉,語,課題,身近,近く,近頃,道,遣い,重要,雛,青空,頃,魅力,

■経験語彙 54種 67個 (種類率81%) 100点
おく,しれる,すぎる,できる,で考える,とおもい,と思う,なおす,に思う,やめる,ゆるぐ,られる,れる,わく,住み替る,出会う,出来る,勇気づける,受ける,受け入れる,受け取る,合わせる,向く,向ける,変える,変わる,学ぶ,広げる,引き起こす,得る,忘れる,悩む,感じる,持つ,持てる,有る,楽しむ,気づく,焦る,照らす,異なる,知る,磨く,繋ぐ,考えつく,行き詰る,見つめる,親しむ,触れる,詠む,読む,追う,通る,違う,

■総合点 84点

■均衡点 0点
 

このところ日本では園芸が(感)
   中3 あきえよ(akieyo)  2025年9月3日

  このところ日本では園芸が大はやりであるが、花木や草花の名称が大変な勢いで外来語に置き換えられている。このような現象の背後に、絶えず新しさを求め続ける日本人の積極性を認める人がいるかもしれない。この精神は私も評価すべきだと思っている。しかし、この新奇さを求める心が、行き過ぎた外来語の流行を引き起こすのはやめてほしいとおもう。私はこの文章を読んで、日本的なよいものを見つめなおす生き方をしたいと感じた。

 そのための方法としては第一に、身近な自然を楽しむ気持ちを持つことだ。そうすれば、物事に追われ焦る気持ちの中でも、自分を客観的に見ることができるような余裕な気持ちを持てるだろう。これは私の体験であるが、自分はいつもなにかに悩んでいるせいか上を向く機会が少なくなった気がする。特に、近くにある公園の横を通る時にも、景色を見ず素通りをすることが多くなった。しかし、だんだんと涼しくなってきた数日前の朝、久しぶりに青空を見た。その景色は、周りの建物と相まってか近頃見た中で一番美しいものであったように感じた。また、少しではあるが今行き詰っている課題についても少し忘れられたように思う。この経験から、身近にある自然を感じることはとても自分の心を軽くする力があると感じた。また、自然だけでなく日頃注視してみていないものにこそ、その魅力に気づいたり、自分が勇気づけられる可能性があることを知ることが出来た。

 また第二の方法としては、自国の文化を理解することを教育の基礎におくことだ。そうすることで、より日本について興味を持とうとする精神がわいてくるだろう。私は、今国語の授業で、松尾芭蕉の『おくのほそ道』の内容を現代文と比較して学んでいる。まだ学び初めであった頃は、言葉遣いが難しすぎたこともあり、少し授業を受けることに抵抗があった。それでも、学んでいくうちにだんだんと「草の戸も 住み替はる代ぞ 雛の家」といった現代では見られないような、また自分で考えても到底考えつかないような真新しい表現方法で詠まれた句にたくさん出会った。これだけで気がころりと変わるのは大げさと思うかもしれないが、それほどに松尾芭蕉の一句一句の作り方が巧妙であり、私もとても感動した。これからも国語の授業が楽しみである。この日本の文化に触れた経験から、最近ネットで海外の情報ばかり受け取る自分と照らし合わせて、改めて日本固有のものに親しみ、次世代に繋いでいくことが大切であると強く実感した。

 確かに、多くの情報を知ることは、自分の視野を広げるためにも重要な方法の一つである。特に海外については全く新しい様式やものの考え方を受け入れることで、自分の価値観をガラッと変えることもあるだろう。しかし、国が違えば文化背景は異なる。自分自身のバックボーンについても、ゆるぎない支柱が有るかどうかあたらめて検証が必要だ。「大切なのは、健康らしい外見ではなく、健康自身である。」という言葉もあるように、これからは、日本人の私が血となり肉となったしっかりとしたアイデンティティを得られることに目を向けていきたい。そのためには日本文化に触れ、日本人としての感性を磨いていくことが大切だ。