(つめ)や空の色といった着眼点の良さが際立った作文でした。<<え2010/244み>>
「役に立たないもの」という主題についてテーマをなぞるだけでなく、【いざ無くなった後からそのものの重要性がわかるもの】とさらに高い次元の意見へつなげたところがとてもよいです。

<<え2010/243み>>(9月前半はAI講評システムがストップしていたため、以下に記載(きさい)します。)
あさくにさんの作文は、身近なものの「意味のなさそうに見える大切さ」につい
自分の(つめ)に注目し、読んだ本の内容から(つめ)の構造や進化の話をわかりやすくまとめ、(つめ)の役割を具体的に説明している点がすばらしいです。
さらに、空の色についても、自分の意見と身近な経験を結びつけて、生活への影響(えいきょう)を考察している点がよくできています。
「無意味に見えるものの価値」に気づく視点が豊かで、文章全体に一貫(いっかん)したテーマが感じられます。
また、身近な例を使って考えを深めているので、読者も共感しやすいでしょう。
これからも、自分の感じたことや考えたことを具体的に書く練習を続けてください。

項目(こうもく)評価】
是非(ぜひ)の主題がよく書けています。
理由がよく書けています。
体験実例がよく書けています。
文章のわかりやすさがよいです。

内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1376字/1000字
思考点:85点
知識点:73点
表現点:80点
経験点:98点
総合点:85点
均衡(きんこう)点:1点

 


■思考語彙 23種 30個 (種類率77%) 85点
、第,ある第,いるので,これこそ,そう思う,それこそ,だから,だけかも,だと,だろう,っと思う,と同様,と思う,ないと,は思う,ません,みると,思うかも,掴みざる,改めて考える,柔らかいので,違うと,驚くべき,

■知識語彙 51種 76個 (種類率67%) 73点
一見,万能,中止,人気,人類,作動,先端,利益,噴水,固定,地味,場所,大切,存在,当日,影響,役割,必須,想像,意味,感心,散歩,明日,本文,構造,毎日,気分,気象,無意味,無能,無駄,現象,理由,生活,登校,直結,筆者,繊細,自動,自覚,説明,豊富,販売,貴重,通勤,進化,過去,遠足,部分,重要,関節,

■表現語彙 114種 204個 (種類率56%) 80点
こと,これ,さ,そう,そこ,そのもの,それ,たち,とき,と同様,なん,はさみ,まま,め,もの,よう,よれよれ,らく,アサガオ,カルシウム,リズム,一,一つ,一見,万能,中止,事,人,人々,人気,人類,何,作動,例,僕,先,先端,刃,利益,前,噴水,固定,地味,場所,大切,存在,年,当日,影響,役割,後,必須,性,想像,意味,感,感心,所,指,散歩,数,明日,時,本,本文,棒,構造,機,毎日,気分,気象,無意味,無能,無駄,爪,物,現象,理由,生活,登校,皆さん,直結,真っすぐ,私,穴,空,筆者,繊細,繰り返し,自動,自覚,色,色々,訳,話,説明,豊富,販売,貴重,身の回り,逆,通勤,進化,過去,遠足,部分,重要,関節,雨,雷,面,驚き,骨,鮮やか,

■経験語彙 53種 71個 (種類率75%) 98点
あげる,きずける,くっつく,くれる,くわえる,しまう,しれる,す,すぎる,そう思う,っと思う,つかむ,できる,でく,と思う,なくなる,はせる,は思う,やってくる,れる,わかる,下がる,伸びる,似る,出来る,切る,及ぶ,及ぼす,困る,思い知らす,掴む,掴める,摘む,支える,改めて考える,整える,晴れる,曇る,果たす,泣く,無くなる,空く,落ちる,見向く,読む,買う,通う,違う,降らす,降る,隠せる,馴染む,驚く,

■総合点 85点

■均衡点 1点
 

「噴水は飲めない水で」感想文(清書)
   中1 あさくに(asakuni)  2025年9月4日

  「噴水は、飲めない水で」は僕にとって衝撃的な内容だった。まず、書き出しから「噴水に意味はない」と断言した時点であっけにとられ、魅せられたのだ。そしてどんどん読んでいくにつれて、筆者の考え方や世界観がだんだんと分かり始めた。そんな無我夢中で読んだ僕が一番印象に残った部分は、意味のない噴水に誰も怒らないが、硬貨を入れる場所がない自動販売機に人々は反感を買ったことである。それで、もともと意味のない噴水には見向きもしないが、利益を及ぼしてくれる自動販売機が作動しないときとは、ちょっと話が違うと筆者が言った時、僕は驚きを隠せなく、「そうだったのかー」と一人気に感心していた。

 僕は指の先端にくっついているカルシウム豊富の爪が噴水に似たような無駄だけどないと困る物の一つだと思う。改めて考えてみると爪はただ、指の先端部分にくっついていて、ちょこちょこ伸びたら、切って、伸びたら、切っての繰り返しだと思う。だが、数年前爪の役割についての本を読んでみた所、驚くべき役割を果たしているのだとわかった。この役割を説明するにはまず指の構造から説明しなくてはならない。まず、指は全3関節で出来ている。そして、爪よりもう少し先端にある第一関節が通っていそうな場所に実は骨は無いのだ。「なんでっ」っと思うかもしれませんが、これにも訳があったのだ。人類は指の先端で物をつかむように進化しているので、より繊細なものも掴めるように進化したというのだ。ただ、それだけだと刃のないはさみのように無能で、逆に掴みずらくなってしまう。そこでやってくるのが爪だ。爪はよれよれのアサガオを支える棒のように真っすぐに固定してくれる。それにくわえ、第一関節の先端までは無く、指の先が柔らかいので、繊細なものも摘まめる、万能指になったのだ。このように、一見意味がなさそうな物でもいざ無くなったら必須だという事を思い知らされたのだ。

 爪と同様、空の色もほぼ無意味だが色々な面で人々に影響を及ばしていると思う。空はただただ青く、時々暗くなり、雨を降らしているだけ。そう思っている人も数少なくないと僕は思う。ただ、空が及ぼす気象現象のことはともかく、空の色がなくなった時の事を想像してみて見てはどうだ。毎日通勤、登校、または散歩の時にふと空を見たら穴が空いたかのようにただただ白い。雨が降っても、雷が落ちても、空は何もなかったかのように白いまま。その時初めて、空の色が私たちの生活を色鮮やかにしていると自覚できると思う。皆さんも小さい時に「明日の遠足は晴れたら良いなー」と思いはせている時も過去にはあったと思う。そして当日になって、曇りで遠足が中止になり、泣いたこともあるのではないのだろうか。これこそ空の色が私たちの生活リズムを整えてくれている理由の一つだからである。晴れたら気分も少しは明るくなり、曇りだと少し気分が下がる。それこそ地味だが直結に私たちの気分に色々な意味で影響する理由だと思います。

 噴水のように一見意味はなくても、いざ無くなった後からそのものの重要性がわかる物も多く存在すると思う。その例としては本文で僕があげた爪や空の色もそうなのではないか。身の回りの無意味そうなものも実は存在感が馴染みすぎていて、その貴重さ、大切さにきずけていないだけかもしれない。