のんのさん、今回の作文は自然との関わりや体験の大切さについて、具体的な例や自分の考えをしっかりと述べていて、とてもよく書けています。
トンボ王国の紹介(しょうかい)から始まり、子供たちが実際にトンボ採りを体験する意義を説いている部分は、自然への愛情と教育の視点がよく伝わってきます。
また、外に出ることの重要性やリスクを取ることの価値について、自分の学校のルールやインターナショナル・バカロレアの学習者像を引用しながら説明している点は説得力があります。
「人間は考える葦である」というパスカルの名言を引用し、それを自分の意見に結びつけているところも非常に効果的です。
この名言を通じて、自然の中での体験が自己成長につながるという主題が強調されているのが印象的でした。
さらに、自分の体験や学校の具体的な例を挙げているため、読み手にとっても理解しやすく、説得力のある文章になっています。
全体を通して、自然体験の意義や成長のプロセスが一貫(いっかん)して述べられており、のんのさんの考えがしっかりと伝わってきました。
これからも、自分の体験や名言を活かしながら、さらに深い考察を加えていくとよいでしょう。

項目(こうもく)評価】
・方法がよく書けています。
・生き方の主題がよく書けています。
・名言がよく書けています。
・体験実例がよく書けています。
 

森リン評価 身を持った学習法 ru 09月4週 のんの
字数/基準字数:
1359字/1000字
思考点:85点
知識点:90点
表現点:90点
経験点:95点
総合点:96点
均衡点:6点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:6点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙23種27個85%85点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙75種98個77%90点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙136種206個66%90点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙51種74個69%95点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1359字
 85点
 90点
 90点
 95点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 23種 27個 (種類率85%) 85点
n確か,、単に,、考える,。しかし,。たしかに,。例えば,ことによって,これによって,すぎる場合,するかも,そのため,それこそ,だろう,できざる,でこそ,ないと,は考える,リスクに対して,安心かも,恐れざる,支えれば,時によって,深めよう,

■知識語彙 75種 98個 (種類率77%) 90点
五感,人前,人間,体内,体験,何事,価値,傾向,先生,再生,分泌,刺激,副作用,勉強,危険,名言,四万十川,場所,大人,大切,天気,太陽,失敗,娯楽,子供,存在,学校,学習,安心,実感,室内,将来,強制,情報,情操,意味,態度,成長,拠点,挑戦,教室,教育,整備,日本,明確,時計,時間,暗黙,未来,本当,植物,機会,水辺,流域,王国,理由,理解,環境,生徒,生活,発表,知識,積極,立派,納得,経験,結局,自分,自然,英語,行動,適切,重要,限界,集中,

■表現語彙 136種 206個 (種類率66%) 90点
n確か,こと,これ,さ,ざわめき,すぎる場合,そこ,そのため,それ,たち,だらけ,とき,のち,まま,よう,インターナショナル,ゲーム,ゾーン,トンボ,パスカル,プログラム,リスク,リズム,リセット,リフレッシュ,ルール,一つ,中,五感,人,人前,人間,今,休み,体,体内,体験,何事,価値,傾向,像,僕,僕たち,先生,光,再生,分泌,刺激,副作用,勉強,匂い,危険,名言,四万十川,場所,外,大人,大切,天気,太陽,失敗,娯楽,子供,存在,学び,学校,学習,安心,実感,室内,将来,強制,恥,情報,情操,意味,態度,成長,拠点,挑戦,採り,教室,教育,数,整備,新た,日,日本,明確,時,時計,時間,暗黙,木々,未来,本当,机,植物,機会,次,殻,気持ち,水辺,泥,流域,王国,理由,理解,環境,生き物,生徒,生活,発表,的,知識,積極,立派,納得,経験,結局,者,脳,自分,自然,英語,葦,行動,豊か,身,適切,重要,限界,集中,風,鳥,鳴き声,

■経験語彙 51種 74個 (種類率69%) 95点
、考える,いける,おる,かく,かじりつく,しまう,しれる,すぎる,せる,つながる,できる,とどまる,とる,は考える,もつ,られる,れる,信じる,出る,動かす,取る,受け入れる,向き合う,向ける,夢見る,失う,学ぶ,引き込む,得る,恐れる,感じる,折れる,持つ,掲げる,支える,欠く,残る,深める,生きる,破る,立てる,競う,続ける,表す,見える,見つめる,触れる,超える,遂げる,避ける,重ねる,

■総合点 96点

■均衡点 6点
 

身を持った学習法
   中3 のんの(aohita)  2025年9月4日

トンボ王国は、博物館や池を巡りながら知識を得て、楽しく自然に関わる場だと考えている。しかし見学だけでは魅力を十分に伝えられないため、子供たちには実際にトンボ採りを体験させるべきだと思う。子供にとってトンボは「かけがえのない美」であり、手に入れたいという欲望は自然で人間的なものだからだ。禁止すれば自然をつまらなく感じさせてしまうが、大人が適切に支えれば立派な情操教育になると信じている。かつてはトンボ採りに暗黙のルールがあったが、今の子供たちは数を競う傾向が強い。それでも四万十川流域にはまだ豊かな環境が残っており、トンボ王国を拠点に体験ゾーンを整備することで、子供たちに自然の素晴らしさを実感させたい。その経験が将来につながり、日本中で水辺が再生されると夢見ている。何事も自分の身をもって体験することで成長していきたい。

まず、大切なのは、積極的に外に出ることである。外に出ることによって、自分の五感から新たな情報を得ることができる。風の匂いや太陽の光、鳥の鳴き声、木々のざわめきなど、教室の中では決して得られない刺激がそこにはある。僕の学校では、休み時間に強制的に外に出ないといけない。このルールに納得いかない生徒もいるが、先生たちから明確な理由が言われている。それは、「脳をリフレッシュし、集中させること」そして「生活のリズムに欠かせないメラトニン分泌の体内時計をリセットすること」である。これによって、机にかじりつくような勉強だけではなく、体を通して学ぶことの大切さを理解できるのだ。自然に触れる経験は小さなことに見えても、のちの大きな学びにつながる。

次に重要なのは、リスクをとってみることである。たしかに時によっては、リスクに対しての副作用が大きすぎる場合もある。しかし、リスクをまったく取らないままでは、自分の殻を破ることもできず、成長の機会を失ってしまう。僕の学校のプログラムであるインターナショナル・バカロレアでは、学習者像の一つとして「挑戦する人」が掲げられている。これは、単に危険を恐れずに行動するという意味ではなく、自分の限界を超えて学びを深めようとする態度を表しているのだ。例えば、英語の発表で失敗するかもしれないというリスクを取って挑戦することによって、次にはより堂々と人前に立てるようになる。リスクを避け続ける人は安心かもしれないが、結局は同じ場所にとどまり続けてしまうのだ。

確かに外へ出るのは、面倒臭いと感じることもある。特に天気が悪い日や、ゲームのような室内の娯楽に引き込まれているときには、その気持ちは一層強くなる。しかし、「人間は考える葦である」(パスカル)という名言があるように、人は自然の中でこそ、自分を見つめ、学ぶことができる生き物なのである。葦は弱々しく折れやすい植物だが、考えることによって大きな価値を持つ存在になる。僕たちも自然と向き合い、体を動かし、危険をも受け入れて体験を重ねることで、本当の意味での成長を遂げられるのだ。外に出ることで、時には失敗し、泥だらけになり、恥をかくこともあるだろう。しかし、それこそが生きた学びであり、未来に向けての知識になる。そのため、何事も自分の身をもって体験することで成長していきたい。