悪い心でもいい心
小4 なな(akasona)
2025年9月3日
盗人のかしらは今まで、人から冷たい眼でばかり見られてきました。ところが、子どもも仔牛も、かしらを信用しているのです。そこで、かしらはいま、美しい心になっているのでありました。私が一番感動したのは、子供と仔牛が盗人のかしらのことを信用したことでかしらの心が美しくなったところです。もし私がかしらだったら、子供と仔牛に信用されたことがとてもうれしくて、やっぱり涙を流してしまうと思います。
私は日本で小学校の体験入学をしたとき、とても気持ちのいい経験をしました。授業や学校生活の中でクラスメートたちは私のことを快く受け入れてくれました。たとえば私が困っていたときには進んで声をかけてくれたり、テストでうまく点数が取れなかったときには、
「次は絶対に大丈夫だよ。」
と励ましてくれたりしました。さらに、勉強でわからない部分や難しいところがあると、ただ答えを教えてくれるのではなく、私が理解できるまで優しく説明してくれたのです。そのような体験を通して、私は人に対して思いやりを持つことや、人と助け合うことがとても大切だということを学びました。そして、あの時のクラスメートたちの優しさを見て、私も自分自身が同じように他人を助けたり支えたりできるようにならなければならないと感じ、見習いたいと思いました。それを思い出したとき、クラスメートたちはまるでかしらを信じてくれた子供と仔牛のように信用してくれる素晴らしい存在だなと思いました。
私はお母さんに、最近誰かの姿を見て美しい心になったことがあるかどうかを聞いてみました。するとお母さんは、そっと外を歩いていたときの出来事を話してくれました。ある日道を歩いていると、老夫婦がわざわざ腰をかがめながら道路に落ちているごみを一つ一つ丁寧にひろって歩いている姿を見たたそうです。そのやり方はとても自然で、誰かに見せるためではなくて、自分たちの町をきれいにしたいという気持ちから実行しているように見えたそうです。その光景を見たお母さんは感動して、自分も同じようにごみひろいをしてみたいと思ったそうです。でも、実際にはまだ行動に移せていないということでした。
このお話を読んで、人に信用されるということは生活していく中でとても重要だなと思いました。逆に、人を信用することで美しい心になる人が増えるかもしれないので、信用することも大事だなと心の中で思いました。