ジュンノスケさん、今回の作文は「言葉に
頼らないコミュニケーション」について、自分の考えをしっかりと述べていて、とてもよく書けています。
まず、
是非の主題がはっきりしていて、「言葉に
頼らない交流は素晴らしい」という意見が明確です。
その理由も二つに分けてわかりやすく説明しており、理由がよく書けています。
一つ目の理由では、共通の対象を
眺めることで気持ちが通じ合うことを具体的に示していて、読んでいて納得感がありました。
二つ目の理由では、
欧米の言葉中心の交流と
比較しながら、日本独特の交流の良さを考察している点がとても良いです。
また、反対意見に対しても理解を示しつつ、自分の考えを補強しているので、反対意見の理解がよく書けています。
さらに、自分の体験や身近な例(ゲームや推しなど)を挙げているので、体験実例がよく書けています。
最後に、日本文化を大切にしようという前向きなまとめも素敵でした。
全体的に論理的で読みやすく、ジュンノスケさんの考えがしっかり伝わってきました。
【
項目評価】
是非の主題がよく書けています。
理由がよく書けています。
反対意見の理解がよく書けています。
体験実例がよく書けています。
森リン評価 無題のタイトル mu 09月4週 ジュンノスケ字数/基準字数: 1025字/1000字 思考点:90点 知識点:75点 表現点:71点 経験点:71点 総合点:78点 均衡点:2点
| ●語彙学年表
| 小1 | 小2 | 小3 | 小4 | 小5 | 小6 | 中1 | 中2 | 中3 | 高1 | 高2 | 高3 | |
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思考点 | | | | | | | | | | | | | | 知識点 | | | | | | | | | | | | | | 表現点 | | | | | | | | | | | | | | 経験点 | | | | | | | | | | | | | | 総合点 | | | | | | | | | | | | | |
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1200字換算: 思考点:99点 知識点:84点 表現点:81点 経験点:79点 総合点:86点 均衡点:2点
| ●換算語彙学年表
| 小1 | 小2 | 小3 | 小4 | 小5 | 小6 | 中1 | 中2 | 中3 | 高1 | 高2 | 高3 | |
---|
思考点 | | | | | | | | | | | | | | 知識点 | | | | | | | | | | | | | | 表現点 | | | | | | | | | | | | | | 経験点 | | | | | | | | | | | | | | 総合点 | | | | | | | | | | | | | |
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●語彙の説明語彙 | 種類 | 個数 | 種類率 | 点数 | 説明 |
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思考語彙 | 25種 | 31個 | 81% | 90点 | 考える言葉です。 理由、方法、原因などの説明の語彙。 多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
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知識語彙 | 54種 | 97個 | 56% | 75点 | 難しい言葉です。 社会的な例や調べた例の語彙。 多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
|
表現語彙 | 96種 | 176個 | 55% | 71点 | 豊かな言葉です。 話題の幅が広い語彙。 多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
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経験語彙 | 35種 | 55個 | 64% | 71点 | 詳しい言葉です。 身近な例や経験した例の語彙。 多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
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種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。 |
1025字
 | | 90点
 | | 75点
 | | 71点
 | | 71点
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字数 | | 思考語彙 | | 知識語彙 | | 表現語彙 | | 経験語彙 |
■思考語彙 23種 28個 (種類率82%) 85点
。しかし,。むしろ,。第,いるかも,いるので,ことによって,しまうかも,たので,だから,できるから,と思う,と思える,なので,ならば,なんて思う,のかも,一きっと,忘れざる,思えるはず,楽しいから,楽しもう,比べると,眺めるため,
■知識語彙 46種 88個 (種類率52%) 69点
一緒,両手,交流,交際,休憩,会話,体感,先日,共有,共通,再開,北極,印象,友人,口数,同士,季節,対象,彼女,感動,感覚,文化,方法,日本,日本人,映画,欧米,正直,毎日,沈黙,活動,海戦,無言,理由,直入,相手,空気,臨場,自体,自分,艦隊,言葉,趣味,迫力,遠出,関心,
■表現語彙 104種 197個 (種類率53%) 75点
いつ,いま,うち,お金,こと,それ,たち,つながり,ほか,みたい,みんな,もの,よう,アクティブ,アリ,ゲーム,シアター,スクリーン,ドリンク,ボー,ポップコーン,ライブ,一,一つ,一緒,両手,中,二,二つ,交流,交際,人,今,休憩,会話,体感,何,僕ら,先,先日,共有,共通,再開,刀,前,北極,印象,友人,口数,同士,喜び,大,好き,子,季節,家,対象,帰り道,底,彼女,心,思えるはず,感,感動,感覚,所,手,文化,方法,日,日本,日本人,映画,時,欧米,正直,毎日,気持ち,沈黙,活,活動,海,海戦,無言,理由,目,直入,相手,眺めるため,私,移ろい,空気,胸,臨場,自体,自分,艦隊,言葉,話,趣味,迫力,遠出,関心,館,
■経験語彙 39種 63個 (種類率62%) 77点
あう,うまれる,おく,かかる,かける,しまう,しれる,つながる,できる,と思う,と思える,なんて思う,むく,れる,休む,作る,傷つく,取る,向かう,忘れる,感じる,感じ取る,推す,楽しむ,楽しめる,比べる,気づく,泣く,眺める,秘める,終わる,聞く,覆す,許せる,述べる,送る,通じる,過ごす,頼る,
■総合点 80点
■均衡点 4点
沈黙が結ぶ心のコミュニケーション
中1 ジュンノスケ(akasiyu)
2025年9月4日
日本文化の代表格である花見。そこでは小共同体間の乱闘もしばしば見かけられる。桜や月・雪は儚く、その移ろいやすさを惜しむ心が日本人の自然観賞の基本にある。日本人は現場や体験を重視し、「見る」ことに価値を置くため、物理的対象の共有をし、ともに眺めることによって、会話がなくても共通の対象があることで交流が生まれ、芝居の総見のように社交も成り立つのだ。花見は庶民的なマス・レジャーとして機能している。
僕はこの文章を読んで言葉に頼らないコミュニケーションの取り方は素晴らしいと思った。その理由は二つある。
一つ目の理由としてもし欧米のように言葉に頼りすぎていたら、日本独特の交流は生まれなかっただろうと感じたからだ。欧米では率直な内容で会話をする。そのため、内容が伝わりやすく、明るい対話が続く。しかし、一度きまずい空気を作ってしまったら元に戻すのが難しいほか、日本人に当てはめてしまうと単刀直入に言われて少し傷ついてしまう人もいるので日本人にはあまりむかない交流の方法なのかもしれない。言葉に頼ることで季節の移ろいを感じることなく忙しい毎日を送ることになってしまうかもしれない。休憩はゲームやボーっとすることしかしなくなってしまうかもしれない。季節の移ろいを見ることで、共通のものを友人同士で、交際相手と眺め、交流することによって、心の底から、思いっ切り休むことができる。
二つ目の理由は共通の対象を見ることによって気持ちが通じあい、言葉がなくても気持ちを共有できるからだ。先日、彼女と映画を見に行った。正直、映画は見終わるまで会話ができない。映画の話をするのもその日のうちくらいなのであまり関心がなかった。しかし、彼女がみたいといったので見ることにした。見たのは「沈黙の艦隊~北極海大海戦~」だ。ポップコーンとドリンクを両手に、シアターへ向かう。映画は、迫力があり、ハラハラして家で
は楽しめない臨場感を感じ取ることができた。
その時映画に関する印象が覆された。彼女がいつになく珍しく感動して泣いていたのだ。いま僕らは二人で同じものを見てつながりあっている。会話がなくても、ポップコーンを手に取りながら、スクリーンという共通の対象を見るだけで体感できる言葉にならない何かを、エンディングテーマミュージックを聞きながら気まずくない。むしろ心地よい沈黙を感じ取ることができた。映画館ってこんなにいいのだ。今気づいた。その日の帰り道は映画の話でいっぱい。楽しい一日を過ごすことができた。
私たち日本人も会話自体はするが欧米に比べるとやはり口数が少ない。そんな中で一つの対象をともに眺めることによって、先にも述べたが、言葉がなくてもつながりあっているような感覚がうまれ無言でも気まずくない空気を作ることができ、多少気まずい空気になっても会話を再開しやすくなる。この感覚を忘れずに胸に秘めておきたい。
しかし、映画館に行く前の私のような、会話がない所より二人でアクティブに活動したいと感じている人や、わざわざ映画館に行ってお金をかける、季節の移ろいを眺めるために遠出するくらいなら自分の好きなこと、推し活をしたいなんて思う人がいるかもしれない。ならば自分の好きなことで自分と同じ推しの人と、もしくは同じ趣味の人と共通のゲームをプレイする推しのライブに行くなど、自分の好きなことでほかの人とつながりあうのもアリなのではないかと思う。自分の好きなもので人と交流する。それが日本人の文化なのだから。多少お金がかかっても、自分の好きなことなら許せると思う。私みたいに彼女と一緒に共通のものを見るというのも好きなあの子とならば映画大ぐらいなんてことないと思えるはず。第一きっとみんなで交流するのは楽しいから、一緒に楽しもう。日本文化を。人とつながりあう喜びを。