こんにちは、喜莉珂ちゃん(^o^) がんばって清書に取り組めました。喜莉珂ちゃんの主張がはっきり伝わってきました。

<<え2013/107み>>

わのきさんの作文は、日本の伝統文化が軽んじられる現状について、自分の体験を交えながら丁寧(ていねい)に考察している点がとても良いです。
特に、カナダに住んでいた経験から感じた「欧米(おうべい)崇拝(すうはい)」に対する違和感(いわかん)を具体的に描写(びょうしゃ)しているため、読者に説得力を持って伝わります。
また、自己卑下(ひげ)の問題についても、自分の不安や葛藤(かっとう)を率直に表現しており、文章に親しみやすさと誠実さが感じられます。
「文化は優劣(ゆうれつ)ではなく、多様性である」という主張は、論旨(ろんし)を明確にし、社会問題の本質を捉え(とらえ)ている点で優れています。
さらに、結びの部分で「日本の伝統文化は美しい物であり、未来に残していくべき」という思いを述べ、書き出しの問題提起とつなげているため、文章のまとまりも良好です。
わのきさんの思考の深さと自己理解の高さが伝わってきて、今後の作文にも期待が持てます。

原因がよく書けています。
社会問題の主題がよく書けています。
体験実例がよく書けています。
書き出しの結びがよく書けています。

内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1552字/1000字
思考点:85点
知識点:88点
表現点:80点
経験点:71点
総合点:85点
均衡(きんこう)点:4点

 


■思考語彙 23種 27個 (種類率85%) 85点
 確か,。しかし,。だから,あるから,あるため,いかざる,いくべき,いる場合,するべき,そう思う,そのため,たかも,たため,と思う,と言える,なるため,は言える,今思う,思うば,残すため,脱するべき,言えば,防ぐべき,

■知識語彙 73種 131個 (種類率56%) 88点
一部,不安,今後,他人,伝統,作品,価値,便利,傾向,優劣,具合,内心,利便,制作,創作,勝手,卑下,原因,友達,否定,問題,回路,固執,圧倒的,地理,基準,多様,大切,大学,実力,専念,尊重,小学,年生,必要,思考,感覚,文化,日本,日本人,最近,期待,未来,本質,欧米,毎回,特有,現代,現実,盲目,相手,知識,納得,結果,絶対,美徳,美的,自分,自己,自然,落胆,行為,複雑,評価,誤認,謙遜,賢明,過程,違和感,邪魔,部分,重要,風習,

■表現語彙 116種 218個 (種類率53%) 80点
 確か,あるため,いる場合,こと,これ,これら,そのため,そのもの,それ,たため,たち,たび,どちら,なるため,みんな,もの,よう,ん,アメリカ,カナダ,ポートフォリオ,一,一つ,一部,上,下,不安,人,今,今後,他,他人,伝統,作品,価値,便利,傾向,優劣,具合,内心,利便,制作,創作,勝手,卑下,原因,友達,否定,周り,問題,回路,固執,国,圧倒的,地理,基準,外,多く,多様,大切,大好き,大学,実力,専念,尊重,小学,年生,必要,思考,性,感覚,文化,方,日本,日本人,最近,期待,未来,本質,欧米,残すため,毎回,気持ち,物,特有,現代,現実,用,癖,盲目,相手,知識,私,納得,結果,絵,絶対,美徳,美的,自分,自己,自然,落胆,行為,複雑,言い草,評価,誤認,謙遜,賢明,過程,違和感,邪魔,部分,重要,風習,

■経験語彙 35種 53個 (種類率66%) 71点
いける,がる,しまう,しれる,そう思う,と思う,と言える,は言える,やる,られる,れる,上げる,下げる,今思う,住む,作る,優れる,否める,思い込む,押し寄せる,持ち合わせる,持つ,描く,残す,比べる,磨く,聞く,脱する,褒める,見極める,見落とす,覚える,触れる,防ぐ,陥る,

■総合点 85点

■均衡点 4点
 

文化を軽んじる、即ち国を軽んじる
   高2 わのき(wanoki)  2025年9月4日

 現代でも、日本では欧米が優れていると考えがちであり、日本の伝統的な文化を軽んじる傾向にあるのは問題だ。

 そうなってしまう一つ目の原因は、日本の欧米への過度な憧れである。実際は大それた差ではないのにも関わらず、日本人は欧米の方がすごく優れていると考える傾向にある。歴史的に、そういう風に考えることを植え付けられたとは言え、今この現状を見て判断して生きていれば、その考えを矯正することもできるはずだ。私自身、その欧米崇拝を身近に感じた経験がある。まだ日本に住んでいた頃、私は小学校でカナダから来た子という印象を持たれていた。間違ってはいないし、私はそこまで気にしていなかったのだが、よくクラスメイトたちに、

「カナダに住んでたの?いいな〜。カナダってアメリカでしょ?」

と言われて少し複雑な気持ちになった。まず、カナダがアメリカという部分に納得がいかず、その上羨ましがられるようなことでもないと思っていた。カナダはアメリカの上にあるからアメリカの一部と誤認されることもあるが、今思えば小学一年生に地理の知識を期待するべきではなかったかもしれない。重要なのは、「羨ましがられた」という部分だ。私は、カナダに住んでいたことを羨ましがられるたび、違和感を覚えていた。みんなカナダの方が絶対に優れているかのような言い草であったため、毎回私は内心「別に良い自然があるだけで日本の方が便利だけどなあ。」と思っていた。実際今カナダに住んでいてもずっとそう思っている。どちらも大好きな国だが、利便性で言えば日本は圧倒的だ。このように、盲目に欧米を優れていると思い込むことが基準となっている日本は、その思考を脱するべきである。もっと自分たちの文化に触れて、残していくべきである。

 日本人が日本の伝統文化を軽んじてしまうもう一つの原因は、日本人が自己卑下する風習があるためだ。謙遜するのは日本人の美徳と言えるが、それと同時に自分を下げるような思考を持つのはあまり良いとは言えない。謙遜とは、相手を尊重した結果であり、実際に自分の価値を低くする必要はない。だが日本人の思考回路の多くは、謙遜と同時に必要のない自己卑下をする傾向がある。勝手に自分と他人を比べ、勝手に自分を下に見て、落胆する。私もその癖があるということは否めない。特に最近は、大学用のポートフォリオを作っているということもあり、他の人の作品の制作過程や具合を見て、自分は本当にこれからやっていける実力を持ち合わせているのか、と不安になる。人に褒められることはあるものの、私のように絵に専念した友達はいなかったため、絵を描く人からの自分の絵の評価をあまり聞いたことがなかった。そのため、今になって他人と比べて不安が押し寄せてきたのだ。まさに今、勝手に自分と他人を比べ、勝手に自分を下に見て、落胆している。これは創作の邪魔になるため、私は自己否定している場合ではない、というのが現実である。このように、自己卑下して、自己否定に陥ることは防ぐべきである。

 確かに、周りを上げて尊重することは大切である。しかし、自分の文化を軽んじることは、相手の尊重というより、自分を下げる行為である。文化は優劣ではなく、多様性である。一つのものに固執して、そのものの本質を見落としてしまうのは賢明ではない。だから、現代、日本で日本の伝統文化が軽んじられていることは問題である。私も今後、日本の伝統文化にも、カナダの多様な文化にも触れて、ものの本質を見極められるように、思考を磨いていきたいと思う。外から見た日本の伝統文化というのは、美しい物であり、やはり日本特有の美的感覚を残すため、これらは絶対に未来に残していくべきである。