あけいとさん、作文を読んでとても楽しかったです。
まず、あなたが本を読むことに少しずつ慣れ(なれ)ていく様子(ようす)がよく伝わっ(つたわっ)てきました。
「まるでお話の世界(せかい)に入ったような気がした」というたとえがうまく使わ(つかわ)れていて、読んでいる人もその気持ち(きもち)想像(そうぞう)しやすかったです。
また、ママの子どもの(ころ)の話や、ママが本を読むことの大切さを何()伝え(つたえ)てくれるところも書かれていて、文章(ぶんしょう)が立体(てき)になっていました。
「いちばん頑張っ(がんばっ)たのは本読みだ」という中心がよく決め(きめ)られていて、作文のテーマがはっきりしているのもよかったです。
さらに、ママとのやりとりや、最後(さいご)の「ママは食欲(しょくよく)の秋だね!!」という楽しい会話も入っていて、文章(ぶんしょう)にリズムがありました。
あなたの気持ち(きもち)や考えがしっかり伝わっ(つたわっ)てきて、読んでいる(わたし)も本が好き(すき)になる気持ち(きもち)がわかりました。
これからも、あなたらしい言葉(ことば)気持ち(きもち)伝え(つたえ)てくださいね。

項目(こうもく)評価(ひょうか)
たとえがうまく使わ(つかわ)れています
前の話聞いた話がよく書けています
中心がよく決め(きめ)られています
いろいろな言ったがよく書けています
自分だけがしたことや自分だけが思ったことがよく書けています
 

森リン評価 読書の秋 su 10月1週 あけいと
字数/基準字数:
614字/500字
思考点:44点
知識点:49点
表現点:52点
経験点:46点
総合点:55点
均衡点:7点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:73点
知識点:78点
表現点:84点
経験点:74点
総合点:77点
均衡点:7点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙7種7個100%44点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙18種25個72%49点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙52種101個51%52点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙18種29個62%46点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
614字
 44点
 49点
 52点
 46点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 7種 7個 (種類率100%) 44点
あるらしい,と思う,と言える,僕にとって,君にとって,来るから,聞くと,

■知識語彙 18種 25個 (種類率72%) 49点
一番,世界,余裕,大切,将来,後悔,意味,時間,最近,毎日,特別,精一杯,自分,芸術,言葉,読書,財産,食欲,

■表現語彙 52種 101個 (種類率51%) 52点
いつか,いろいろ,お話,くせ,こと,そう,たくさん,たち,ちゃん,もの,よう,スポーツ,ママ,一,一番,世界,今,余裕,僕,前,口,君,大切,好き,子ども,実り,将来,年,後悔,意味,敬,斗,日,時,時間,最近,本,本読み,森,楽,毎日,気,特別,秋,精一杯,自分,芸術,言葉,読書,財産,頃,食欲,

■経験語彙 18種 29個 (種類率62%) 46点
くれる,せる,と思う,と言える,れる,入る,分かる,寝る,楽しむ,経つ,続ける,繰り返す,聞く,読む,読める,負かす,頑張る,頷く,

■総合点 55点

■均衡点 7点
 

読書の秋
   小3 あけいと(akeito)  2025年10月1日

「敬ちゃん、最近本をスラスラ読めるようになったし、たくさん本を読むようになったよね。」

ママは感慨深そうに頷いた。言葉の森に入ってちょうど一年が経った。この一年で一番頑張ったのは本読みだ。

 一年前、僕にとって本はママが読んでくれるものであって、自分で読むものではなかった。寝る前の本読みの時間はママとの特別な時間で、お話を聞くとワクワクしたし、まるでお話の世界に入ったような気がした。自分で本を読む時は読むのに精一杯でお話の世界を楽しむ余裕はなかった。それでも頑張って毎日読書を続けたら、少しずつ本を読むのが楽になったし、楽しくなった。

 ママは子どもの頃あまり本を読まなかったそうだ。そして、そのことをとても後悔しているそうだ。

「敬ちゃん、本読みはとっても大切だし、君にとって将来の財産になるよ。」

ママは口が酸っぱくなるくらい同じことを繰り返す。自分は子どもの頃あまり本を読まなかったくせに、僕たちにばかり本を読ませてずるいと思ったが、

「いつかママの言っていることの意味が分かる日が来るから。」

と言い負かされて読書を続けているし、今では本が好きだと言えるまでになった。

 「最近の敬斗は読書の秋だね!!」

秋にはいろいろな秋があるらしい。スポーツの秋、芸術の秋、実りの秋・・・。

「ママは食欲の秋だね!!」

僕はママをニヤリと見た。