あかるらさん、作文を読んでとても感心しました。
まず、スポーツの歴史や多様な楽しみ方についての説明がわかりやすく、スポーツの
幅広い魅力をしっかり
捉えている点が素晴らしいです。
また、勝ち負けの重要性について、自分の学校のマラソン大会の体験を交えて具体的に説明しているところは、説得力がありました。
昔話「うさぎとカメ」を例に挙げて、勝負の意味を深く考察しているのも良いですね。
さらに、チームスポーツの協調性についての体験も生き生きと
描かれていて、スポーツが人と人をつなぐ役割を果たしていることがよく伝わってきました。
阿部兄弟の例を通して、勝ち負けに
囚われすぎることの問題点にも
触れている点も、バランスの取れた視点で感心しました。
最後に、スポーツが相手を認め合う一歩になるというまとめは、とても深い考えであり、作文全体の主題をしっかり
締めくくっています。
全体を通して、複数の意見がよく書けており、それらを総合化した主題も明確です。
あかるらさんの体験実例や名言の引用も効果的に使われていて、説得力のある文章になっています。
これからも自分の考えを具体的な例と結びつけて書く力を
伸ばしていってください。
【
項目評価】
・複数の意見がよく書けています。
・総合化の主題がよく書けています。
・体験実例がよく書けています。
・昔話の実例がよく書けています。
・名言がよく書けています。
森リン評価 スポーツが持つ力 yu 10月1週 あかるら字数/基準字数: 1532字/1000字 思考点:74点 知識点:94点 表現点:93点 経験点:97点 総合点:90点 均衡点:1点
| ●語彙学年表
| | 小1 | 小2 | 小3 | 小4 | 小5 | 小6 | 中1 | 中2 | 中3 | 高1 | 高2 | 高3 | |
|---|
| 思考点 | | | | | | | | | | | | | | | 知識点 | | | | | | | | | | | | | | | 表現点 | | | | | | | | | | | | | | | 経験点 | | | | | | | | | | | | | | | 総合点 | | | | | | | | | | | | | |
|
1200字換算: 思考点:点 知識点:点 表現点:点 経験点:点 総合点:点 均衡点:1点
| ●換算語彙学年表
| | 小1 | 小2 | 小3 | 小4 | 小5 | 小6 | 中1 | 中2 | 中3 | 高1 | 高2 | 高3 | |
|---|
| 思考点 | | | | | | | | | | | | | | | 知識点 | | | | | | | | | | | | | | | 表現点 | | | | | | | | | | | | | | | 経験点 | | | | | | | | | | | | | | | 総合点 | | | | | | | | | | | | | |
|
●語彙の説明| 語彙 | 種類 | 個数 | 種類率 | 点数 | 説明 |
|---|
| 思考語彙 | 19種 | 23個 | 83% | 74点 | 考える言葉です。 理由、方法、原因などの説明の語彙。 多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
|
| 知識語彙 | 81種 | 99個 | 82% | 94点 | 難しい言葉です。 社会的な例や調べた例の語彙。 多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
|
| 表現語彙 | 144種 | 213個 | 68% | 93点 | 豊かな言葉です。 話題の幅が広い語彙。 多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
|
| 経験語彙 | 52種 | 70個 | 74% | 97点 | 詳しい言葉です。 身近な例や経験した例の語彙。 多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
|
| 種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。 |
1532字
 | | 74点
 | | 94点
 | | 93点
 | | 97点
 |
| 字数 | | 思考語彙 | | 知識語彙 | | 表現語彙 | | 経験語彙 |
■思考語彙 19種 23個 (種類率83%) 74点
一方,、つまり,。しかし,。仮に,。確か,たから,だろう,と思う,と考える,と言える,ないため,なければ,ならば,みると,も考える,人々に対して,観戦によって,誰にとって,関わらざる,
■知識語彙 81種 99個 (種類率82%) 94点
不可欠,世界,中傷,中学,事前,人達,他人,仲間,価値,侮辱,個人,兄弟,入学,全員,共有,前回,努力,勝利,協力,協調,印象,原因,参加,友人,国境,変化,大会,大切,大縄,失敗,安心,平和,年生,当時,影響,役割,必要,批判,挑戦,授業,教訓,文化,昔話,最後,最高,有利,有名,期待,本当,本来,機会,殺到,理解,生徒,目的,相手,真剣,瞬間,祭典,競技,競走,結果,継続,練習,自分,自身,行動,行為,表情,観戦,言葉,記録,試合,誹謗,賞状,身近,連日,選手,阿部,雰囲気,魅力,
■表現語彙 144種 213個 (種類率68%) 93点
。確か,うさぎ,こと,これ,さ,そう,それぞれ,とき,ないため,もの,よう,ん,イベント,オリンピック,カメ,クラス,グループ,ショック,スポーツ,スムーズ,タイミング,チーム,プレッシャー,プレー,マラソン,一,一つ,上,不可欠,世界,中傷,中学,事前,人,人々,人達,今,他人,仲間,会,例,価値,侮辱,個人,元,兄弟,入学,全員,共有,前,前回,力,努力,勝ち負け,勝利,協力,協調,印象,原因,参加,友人,周り,国,国境,場,声,変化,多く,大会,大切,大縄,失敗,安心,平和,年生,当時,影響,役割,後,必要,性,感,手,批判,挑戦,授業,掛け,教訓,文化,昔話,最後,最高,有利,有名,期待,本当,本来,機,機会,歩,殺到,気持ち,汗,理解,生徒,的,皆,目的,相手,真剣,瞬間,祭典,私,競技,競走,結果,継続,練習,者,自分,自身,行動,行為,表情,観戦,言葉,記録,試合,詩,誰,誹謗,負け,賞状,身近,連日,達,選手,金メダル,阿部,際,雰囲気,面,頃,魅力,
■経験語彙 52種 70個 (種類率74%) 97点
しまう,せる,たたえる,できる,と思う,と考える,と言える,も考える,られる,れる,伝える,作る,助け合う,勝つ,取り合う,受け入れる,合う,囚われる,回す,図る,在る,始まる,引き締まる,持つ,挙げる,振り返る,握る,果たせる,楽しむ,楽しめる,残る,比べる,浮かべる,深める,生まれる,盛り上がる,破れる,終わる,続く,続ける,育む,苦しむ,裏切る,認める,負ける,走る,走れる,越える,跳ぶ,跳べる,関わる,集める,
■総合点 90点
■均衡点 1点
スポーツが持つ力
中2 あかるら(akarura)
2025年10月1日
スポーツは約三万年前に始まって以来、競技としてまた娯楽として多くの人に親しまれている。その長い歴史を経てスポーツに対する向き合い方、楽しみ方も多様化してきた。今では自分が行うだけでなく、スポーツを「観戦」する、ボランティアとして「支える」そして歴史やルールを「知る」こともできる。世代や国境、価値観の違いが明らかになる中で、誰にでも開かれたものであるスポーツは人々の間の架け橋になると言えるだろう。
スポーツにおいて勝つことは大切だ。なぜなら勝ち負けを意識することでより競技が白熱するからだ。私の学校では毎年中学一年生と二年生を対象にマラソン大会を開催している。上位十人に入ると小さな賞状がもらえるが、入学した当初の私達にはこのことについて何一つ伝えられていなかった。その結果、このマラソンを記録会と考え真剣に走らなかった生徒も多く、終わった後に「自分はもっと速く走れた」と悔しそうな表情を浮かべていた友人が今でも印象に残っている。仮に事前に賞状について伝えられていたならば参加者全員の気持ちがより一層引き締まり、大会として盛り上がっただろう。これは有名な昔話「うさぎとカメ」でも同じだ。この昔話の大きな教訓は「努力の大切さ」であるがその努力をカメが継続させ、ついにうさぎに勝利することができたのは、勝ち負けのある「競走」をしたからだと言える。確かに勝ち負けの結果が相手への侮辱の原因となることはスポーツの本当の役割を果たせていない行為である。しかし勝ち負けがある、つまり他人と比べて有利になることのできるスポーツは誰にとっても魅力的なもので在り続けるのだろう。
一方、協調性を育む上でスポーツを楽しむことも大切だ。その一例としてチームスポーツが挙げられる。中学一年生の頃、クラス全員で大繩に挑戦する機会があった。その前までは入学したばかりということも影響し、それぞれが小さなグループの一人として行動しクラスの皆が関わり合うことは少なかった。今振り返ってみると、当時の私達には仲間といる安心感が共有されていたのだと思う。しかし、大繩を機に雰囲気が変化した。大縄は個人の競技ではないためタイミングを図る声掛けや周りが失敗した際の助け合いが不可欠なスポーツだと言える。この授業を通して大縄を回す人も跳ぶ人達も、協力を通して協調性が生まれたと思う。練習後、初めてスムーズに跳べるようになったときは、今までバラバラだったクラスが一つになった瞬間だった。またスポーツを楽しむことの良さとして勝ち負けによるプレッシャーも考えられる。オリンピックで前回大会に続く金メダルが期待されていた阿部兄弟は多くの期待を集めていた。最後まで手に汗を握る試合だったが詩選手が破れてしまったことに期待を裏切られたと連日批判が殺到し、選手自身も負けによるショックだけでなく誹謗中傷にも苦しむ結果になってしまった。元は楽しさから始まったスポーツへの参加が勝利にのみに囚われてしまうことはもったいない。スポーツは勝ち負けに関わらず皆が楽しめる場となる必要がある。
このようにスポーツの勝ち負けには良い面も悪い面もあるが、最も大切なことはスポーツが相手を認め合う一歩になることだ。「世界で最高の選手を集めても、手を取り合ってプレーしなければ無価値なんだ。」という言葉がある。オリンピックは「平和の祭典」として国境や文化を越えて皆がたたえ合うことを目的に作られたイベントである。このように勝ったとしても負けたとしても相手を受け入れることを身近にできるのがスポーツの本来持つ力である。私もスポーツ観戦によってより多くの国や人々に対して理解を深めていきたい。