あえさたさん、今回の作文は「名前」についてとても深く考え、自分の気持ちや考えをしっかりと伝えられていて素晴らしいです。
名前を単なる呼び名(よびな)ではなく、「人生と共に歩んできたもう一つの顔」と表現したところから、あえさたさんの名前に対する特別な思いが伝わってきました。
また、「昂」という漢字に込め(こめ)られた両親の願いを具体的に紹介(しょうかい)しているので、文章がとても立体的になっています。
たとえも「名前は人生の最初の贈り物(おくりもの)」「名前はパートナーのようなもの」など、わかりやすくイメージしやすい表現が使われていて、たとえがうまく使えています。
さらに、「名は体を表す」ということわざを取り入れていることで、文章に説得力が増しています。
「家族の思い」「自分の証明」「自分への問いかけ」という三つの役割(やくわり)に分けて説明しているので、論理(ろんり)的で読みやすい構成になっています。
最後に、自分の名前を大切にしながらこれからも成長していきたいという気持ちが伝わる結びも、とてもよく書けています。
これからも自分の考えをしっかり言葉にしていってくださいね。

項目(こうもく)評価】
・たとえの使い方:よくできている
・前の話・聞いた話:よく書けている
・ことわざの使用:よく書けている
一般(いっぱん)化の主題:よく書けている
・書き出しの結び:よく書けている
 

森リン評価 名前とともに歩む人生 hu 10月1週 あえさた
字数/基準字数:
1391字/1000字
思考点:77点
知識点:68点
表現点:73点
経験点:74点
総合点:80点
均衡点:7点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:7点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙20種24個83%77点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙45種98個46%68点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙100種199個50%73点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙37種62個60%74点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1391字
 77点
 68点
 73点
 74点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 20種 24個 (種類率83%) 77点
。しかし,。たとえば,。つまり,。確か,あるかも,いると,せざる,それによって,だろう,できざる,と思う,と考える,なければ,は単なる,よく考える,を考える,人間にとって,僕にとって,改めて考える,考えると,

■知識語彙 45種 98個 (種類率46%) 68点
一員,一言,不可欠,両親,人格,人生,人間,他者,価値,信頼,個人,先生,区別,友達,反映,名前,周囲,地域,大切,太陽,存在,学校,家族,希望,影響,役割,必要,意味,意識,感情,成長,最初,漢字,理想,生活,確認,社会,経験,自分,自身,証明,認識,象徴,道具,関係,

■表現語彙 100種 199個 (種類率50%) 73点
。確か,あたりまえ,きっかけ,こと,ことわざ,これ,さ,しだい,しるし,それ,ただ,たび,つながり,とき,ひとつ,まま,もと,もの,よう,イメージ,パートナー,ラベル,一員,一言,三つ,上,不可欠,両親,中,人,人格,人生,人間,他者,体,何,価値,信頼,個人,僕,先生,入り口,出会い,区別,友達,反映,名,名前,周囲,呼び名,地域,多く,大切,太陽,好き,字,存在,学校,家族,希望,幸せ,形,影響,役割,心,必要,思い,意味,意識,感情,成長,手がかり,支え,方,昂,最初,気持ち,漢字,理想,生活,確認,社会,経験,自分,自身,血,親しみ,観,証明,認識,象徴,贈り物,道しるべ,道具,間,関係,音,響き,頃,願い,

■経験語彙 37種 62個 (種類率60%) 74点
くれる,こもる,しれる,つなぐ,できる,と思う,と考える,なれる,ふりかえる,よく考える,られる,れる,を考える,与える,使う,入る,受け入れる,受け止める,含む,呼ぶ,問いかける,変わる,思い出す,改めて考える,望む,果たす,歩く,歩む,気に入る,生きる,築く,育つ,表す,込める,送る,選ぶ,願う,

■総合点 80点

■均衡点 7点
 

名前とともに歩む人生
   小6 あえさた(aesata)  2025年10月1日

僕にとって名前は、単なる呼び名ではなく、人生と共に歩んできたもう一つの「顔」のようなものだ。人は誰でも生まれた瞬間に名前を与えられ、それを手がかりに周囲と関わりを持ち始める。だからこそ、自分の名前をどう受け止めるかは、自分自身をどう理解し、どのように生きるかを考えることにつながっている。人はみんな名前を持っている。僕もまた、両親から願いを込めてもらった名前を持っている。毎日の生活の中であたりまえに呼ばれているけれど、よく考えると名前はとても大切なものだと思う。そこで、僕にとって名前とは何なのかを改めて考えてみたい。 

まず、名前には家族の願いや思いが込められている。僕の名前も両親が「こう育ってほしい」という希望をもとに選んでくれた。たとえば、僕の名前の中には「昂」という字が入っている。これは、太陽のように高く明るくなってほしいという思いが込められているのだ。名前に使われている漢字には意味があり、響きにも両親の気持ちが反映されている。両親が大切にしてきた価値観や、望んでいる人格のイメージが、その字や音に込められているのだ。名前は、血のつながりだけでなく、家族の思いを象徴するものでもある。そして、僕自身がその名前を意識するたびに、両親が僕の幸せを願ってくれた気持ちを思い出すことができる。名前は、人生の最初の贈り物であり、僕の心の支えのひとつでもある。

 次に、名前は社会での自分を表すしるしでもある。学校や地域、友達の間で名前を呼ばれるとき、僕はその一言で周囲に存在を認識される。もし名前がなければ、個人として区別されることはできず、社会で役割を果たすことさえ難しいだろう。名前は単なるラベルではなく、社会生活を送る上で必要な「入り口」であり、人と人をつなぐ最初の道具でもある。たとえば、友達や先生が僕の名前を呼ぶとき、その響きの中に親しみや信頼の感情がこもっていることもある。名前は、他者との関係を築くときに不可欠な手がかりであり、僕が社会の一員であることを確認するものでもある。

さらに、名前は自分をふりかえるきっかけともなる。小さい頃は意味を意識せずに呼ばれるまま受け入れていたが、大きくなるにつれて名前に込められた願いを意識するようになった。たとえば「強さ」や「優しさ」を表す字が含まれていると、自分は果たしてその理想にふさわしい人間になれているだろうか、と考えることがある。名前は、自分がどのように生きたいかを問いかける存在でもある。確かに自分の名前を好きになれない人もいるだろう。字の形や響きが気に入らないこともあるかもしれない。しかし、それでも名前を通して多くの出会いや経験をしてきたことに変わりはないのだ。つまり名前をどう受け止めるかは、自分の心しだいであり、それによって人生の歩き方も少しずつ変わってくるのだ。

 人間にとって名前とは「家族の思い」と「自分の証明」と「自分への問いかけ」という三つの役割があり、パートナーのようなものなのだ。そしてそれは、その人がこれからどんな人生を歩むかを考える上での道しるべにもなる。「名は体を表す」ということわざがあるように、名前は僕の人生に大きな影響を与えてくれる存在なのだ。僕はこれからも、自分の名前をただの呼び名としてではなく、成長していく大切なパートナーとして共に歩んでいきたい。