この作文は、自分の体験と家族の話をうまく組み合わせて、忘れ物(わすれもの)謝罪(しゃざい)について深く考えたことがよく伝わってきます。

自分の失敗の話だけでなく、お父さんの経験(けいけん)も取り入れているので、文章に広がりと説得力が生まれています。

「まるで(かみなり)が落ちた時の音のようだった」というたとえがとてもわかりやすく、場面の様子が目に浮かび(うかび)ました。

ことわざ「実るほど頭を垂れる(たれる)稲穂(いなほ)」を使って、謝る(あやまる)ことの大切さを表現(ひょうげん)しているのも素敵(すてき)です。

また、最後に自分の考えやこれからの決意を書いているので、文章の締めくくり(しめくくり)がしっかりしています。

自分の気持ちの変化や学んだことが具体的に書かれていて、読んだ人に伝わりやすいです。

全体を通して、誠実(せいじつ)な気持ちや反省の心がよく表れており、成長を感じさせる作文になっています。

項目(こうもく)評価(ひょうか)
・たとえの使い方:よくできている
・前の話・聞いた話の取り入れ方:よくできている
・ことわざの使い方:よくできている
・わかったことの表現(ひょうげん):よくできている
・書き出しの結び:よくできている

内容(ないよう)★ 構成(こうせい)◎ 題材◎ 表現(ひょうげん)◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準(きじゅん)字数:998字/800字
思考点:62点
知識(ちしき)点:64点
表現(ひょうげん)点:67点
経験(けいけん)点:66点
総合(そうごう)点:73点
均衡(きんこう)点:8点

 


■思考語彙 14種 18個 (種類率78%) 62点
、なぜ,。しかし,あれば,いうと,が思う,すると,すれば,せざる,たらしい,だろう,と思う,姿こそ,謝ろう,述べよう,

■知識語彙 39種 61個 (種類率64%) 64点
丁寧,上司,今後,仕事,以降,信用,先生,場面,大事,大切,学期,学校,宿題,対象,年生,提出,明日,最後,期限,様子,注意,漢字,激怒,物事,理由,用事,相手,真実,稲穂,素直,紹介,行動,表現,言葉,許可,説明,謝罪,責任,転嫁,

■表現語彙 86種 165個 (種類率52%) 67点
お詫び,こと,これ,さ,そう,それ,ところ,なん,みたい,よう,クラス,ページ,一,一つ,丁寧,上,上司,二,二つ,五,今後,仕事,他,以降,何,例,信用,僕,先,先ほど,先生,効き目,口,回,場面,声,大事,大切,姿,嫌,学期,学校,家,宿題,対象,年生,心,忘れ,怒り,提出,方,日,明日,時,最後,期限,様子,気持ち,注意,漢字,激怒,父,物事,理由,用事,目,相手,真実,稲穂,素直,紹介,行動,表現,言い訳,言葉,許可,話,説明,謝罪,責任,転嫁,逆,雷,音,頃,頭,

■経験語彙 31種 60個 (種類率52%) 66点
が思う,くれる,しまう,せる,つく,できる,と思う,もらう,もらえる,れる,わかる,出る,動かす,垂れる,変える,失う,実る,忘れる,怒る,押し切る,持つ,済む,現れる,置き忘れる,聞こえる,落ちる,許す,謝る,述べる,進める,間に合う,

■総合点 73点

■均衡点 8点
 

子どものころ、わたしは
   小5 あさやそ(asayaso)  2025年10月2日



忘れてはならない大事な用事を忘れた時など、「忘れました。」は、言いにくい言葉になって、なぜ忘れたかという言い訳の方が、それよりも先に口をついて出てくる。しかし、そういう言い訳は、実際には責任転嫁に聞こえるだけで、なんの効き目もない。言いにくさを押し切っていう声や姿こそ、お詫びの真実が現れて、相手の心を動かすのである。

物事を忘れた時の例は二つある。一つ目は、僕の話だ。場面は五年生の時で、学校の漢字宿題を忘れてしまった場面だ。たったの1ページしかないのだが、2回忘れたことがあり、一回目は「家に置き忘れてしまいました」と言い訳をしたら先生に激怒されてしまった。その様子を表現すると、まるで雷が落ちた時の音のようだった。二回目は、先生に素直に「宿題を忘れてしまいました、すみません」と言ったら先生は、「明日必ず宿題を持ってくるように」と言って、注意で済んだのだ。この時の僕の気持ちは、忘れたことを言いにくいなぁという気持ちを押し切って素直に謝ったら、スッキリした気持ちになった。これ以降二学期からは、クラスで先生に先に進めることを許可してもらい、少し先に進めるようになった。そうすれば、提出を忘れても先生にすでに見てもらっているところであれば忘れの対象にならないようになった。

二つ目は、父の話だ。どのような話かというと、まだ父が若い頃に、仕事の提出期限に間に合わなくて、上司に他の仕事が忙しくてできなかったという言い訳をしたら怒られてしまったらしい。その時の上司の怒り方は先ほど紹介したような怒り方だったのだろう。同じようなことはもう一回あったけれど、その時も期限に間に合わなかったが、まず素直に謝罪をした上で、丁寧に理由を説明したら、許してくれてもう一日くれたそうだ。父が思ったのは、言い訳ではなく、心から素直に、「実るほど頭を垂れる稲穂」みたいに謝罪することが大切だと思ったそうだ。

最後に、僕が思ったことを述べよう。何か物事を忘れた時に、言い訳をしたら、相手を嫌な気持ちにさせてしまい、信用を失ってしまうことがある。逆に、素直に「実るほど頭を垂れる稲穂」みたいに謝罪をすれば許してもらえることもあるということがわかった。今後は、言い訳をせず、素直に謝ろうと思う。その上で、行動を変えていくことが大切なことだと思う。