香里(かおり)さん、今回の作文は、子ども時代の無邪気(むじゃき)さと一人で自分と向き合うことの大切さについて、具体的な体験や昔話を交えながらしっかりと考えをまとめています。
まず、幼稚園(ようちえん)での遊びの思い出を通して、自然とのふれあいや無邪気(むじゃき)な時間の価値を伝えている点がとてもよいです。
また、桃太郎(ももたろう)の昔話を引用して、一人で困難に立ち向かう経験の重要性を説明しているところも説得力があります。
複数の意見がよく書けており、子ども時代の無邪気(むじゃき)さと自立の両方の視点がバランスよく表現されています。
さらに、「脱皮(だっぴ)できない(へび)滅びる(ほろびる)」という名言を使って、成長や変化の必要性を強調しているのも印象的でした。
このように、名言を用いて自分の考えを深めている点はとても優れています。
文章全体を通して、自分の体験や昔話、名言をうまく組み合わせて、自分の考えをわかりやすく伝えられているのが素晴らしいです。
これからも、具体例や名言を活用しながら、自分の考えを豊かに表現していってください。

項目(こうもく)評価】
・複数の意見がよく書けています
・体験実例がよく書けています
・昔話の実例がよく書けています
・名言がよく書けています
 

森リン評価 自分の殻を打ち破って yu 10月3週 明香里
字数/基準字数:
1158字/1000字
思考点:87点
知識点:74点
表現点:85点
経験点:88点
総合点:87点
均衡点:4点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:89点
知識点:76点
表現点:87点
経験点:90点
総合点:86点
均衡点:4点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙24種29個83%87点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙53種88個60%74点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙125種209個60%85点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙46種68個68%88点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1158字
 87点
 74点
 85点
 88点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 24種 29個 (種類率83%) 87点
n確か,、いわゆる,。しかし,。だから,。どうして,いうと,いれば,から思う,ことによって,しまうから,しまうと,するかも,たくさん考える,だろう,と思う,ないため,なので,なるから,に考える,も考える,られざる,変わらざる,多いため,考えるざる,

■知識語彙 53種 88個 (種類率60%) 74点
両手,中学生,人数,人間,今回,体験,入学,公園,冷静,列車,勉強,友達,困難,地元,場所,大事,大人,大切,大学生,子供,学校,定番,宿根草,対処,将来,小学生,少年,就職,幼稚園,必要,悲鳴,成長,昔話,時代,時期,本当,桃太郎,無邪気,物語,独立,範囲,経験,脱皮,臆病,自分,自然,花壇,行動,視野,親元,言葉,退治,長文,

■表現語彙 125種 209個 (種類率60%) 85点
n確か,おじいさん,おばあさん,かかわり,げ,こと,さ,すべて,たくさん,たち,とき,ないため,なじみ,まま,よう,テスト,トカゲ,パン,ポケット,メンバー,一,一人暮らし,世の中,両手,中,中学生,人,人任せ,人数,人間,今回,体験,何,傍ら,入学,公園,冊,冷静,切れ,列車,前,力,勉強,友達,取り,喜び,回,困難,地元,場所,多いため,大事,大人,大切,大学生,好き,嫌い,子供,学校,定番,家,宿根草,対処,将来,小学生,少年,就職,幼稚園,底,庭,待ち伏せ,後,心,必要,悲鳴,成長,方,日,昔話,時代,時期,朝,本,本当,村,桃太郎,楽,母,気,温か,無邪気,物語,独立,生,皮,私,範囲,経験,縁,脱皮,臆病,自分,自然,色々,花,花壇,虫,蛇,行動,裏,視野,親元,触れ合い,言葉,話,豊か,身,躾,退治,逆,遠く,長文,頃,鬼,鬼ヶ島,

■経験語彙 46種 68個 (種類率68%) 88点
あげる,から思う,くれる,しまう,しれる,すぎる,たくさん考える,つながる,できる,と思う,に考える,ふれあう,まわす,も考える,られる,乗る,住む,入れる,出る,分かる,向き合う,向く,告げる,味わう,変わる,忍び寄る,思い出す,持つ,捕らえる,教える,植える,歩く,滅びる,生える,着ける,破る,立ち向かう,終わる,続ける,育てる,見せる,走る,遊ぶ,違う,選ぶ,離れる,

■総合点 87点

■均衡点 4点
 

自分の殻を打ち破って
   中2 明香里(auseri)  2025年10月3日

 ある朝、私は一冊の本と、一切れのパンをポケットに入れて家を出て、気の向くままに歩いて行き、少年時代にいつもそうしたように、私はまず家の裏の庭へ行った。その傍らの細長い縁取り花壇には、母の植えた宿根草が生えていて、豊かに、楽しげに花を告げ、私は少年時代に喜びを味わった、なじみの場所を見まわして、私はじっとしていられず、走ったり、忍び寄ったり、待ち伏せしたりしてついに日に当たって温かな臆病なトカゲを両手に捕らえ、あの列車に乗って世の中へ出ていきたいと、心の底から思った。

確かに、人間には無邪気な子供時代もあった方が良い。どうしてかというと、子供のときから躾が良すぎてたくさん考えて行動してしまうと、逆に考えすぎてしまって行動範囲や視野が狭くなってしまうからだ。私は、小学生に入学する前は幼稚園にいた。幼稚園では友達と好きなだけ遊んでいたし、幼稚園が終わった後も定番の公園か、友達の家で遊んでいた。遊ぶメンバーはいつもと変わらず同じメンバー、いわゆる「イツメン」だ。幼稚園生の頃は学校と違ってテストなどがないため、勉強をしなくてよい。だから私は何も考えずに思う存分遊び、自然との触れ合いを多く持っていた。

小さい頃から自然とのふれあいを大切にし、たくさん遊ぶことも大事にしていれば大人になって虫が嫌いになって悲鳴をあげることなく、冷静に対処できるだろうと思った。

しかし、人間には、親元や地元を離れて一人で自分に向き合う時期も必要だ。どうしてかというと、人間はすべてを人任せにしてしまい、楽な方を選んでしまうことが多いため、一人で独立して自分と向き合うことが大切になるからだ。昔話の中に、桃太郎の話がある。桃太郎は、村でおじいさんとおばあさんに育てられてきたが、村に悪いことをする鬼が住む鬼ヶ島へ鬼退治へ少人数で立ち向かう。この物語では、親元を離れ、自分一人の力で困難に立ち向かう経験が、桃太郎の成長につながっていることが分かる。更に、私たちには一人で行動し、自分と向き合うことによって、本当の強さを身に着けることを教えてくれている。

私はまだ中学生なので、親元を離れて遠くに行くということがないが、将来大学生になったときや、就職をしたときなどに一人暮らしをするかもしれない。そんなときに今回の長文を思い出したいなと思う。

確かに、人間には無邪気な子供時代も自分に向き合う時代も大切だ。しかし最も大切なことは「脱皮できない蛇は滅びる」という言葉があるように小さい頃から自分の硬い皮を破って何回も脱皮して一人になってもありのままの自分を見せることができるように色々な人とのかかわり・体験を一回一回大切にし、自分を見せられるまで脱皮し続けることのではないだろうか。