深い考察があり、大人も考えさせられるような内容でした。とてもすばらしいです。
<<え2010/70み>>
【総評】
全体としてよく構成された意見文です。ドラえもんという身近な題材を用いて、「科学を過信してはいけない」という主題をわかりやすく伝えています。身近な体験を具体的に書くことで説得力を高め、さらに引用や名言を用いた締めくくりも印象的でした。「科学を信じること」と「過信しないこと」を区別し、バランスのある主張にまとめられている点も見事です。
【段落ごとの講評】
第1段落:ドラえもんという誰もが知るキャラクターを使って、科学の過信というテーマに自然につなげた導入がうまくできています。また、作者の言葉を引用することで説得力を高めています。
第2段落:自分の実体験(作文データの消失)を例に挙げ、科学に頼りすぎる危うさを具体的に示しています。体験の描写が丁寧で、読み手も共感しやすい内容でした。
第3段落:個人情報漏洩のリスクについての記述もよくできています。想像をふくらませながら、危険性を多角的に述べている点が印象的でした。
第4段落:反対意見にも理解を示しつつ、名言を取り上げて再び主張を強調しています。体験の振り返りを交えた結びも、自分の考えをしっかりとまとめていて、文章全体を引き締めています。
【特に優れていた点】
・四段落構成にしっかりと沿っている
・実体験を使って理由を具体化している
・名言を効果的に用い、意見に深みを持たせている
・反対意見にふれつつ、自分の考えを丁寧に述べている
【考えを深めるための質問】
もし「科学を過信してはいけない」という考えを、未来の社会にどう活かせると思いますか?
△データ実例の例
【例1】個人情報流出に関するデータ
【例2】データ消失に関する調査結果
【例3】スマートフォンやPC利用に関するデータ
内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎
字数/基準字数:1400字/1000字
思考点:92点
知識点:75点
表現点:79点
経験点:71点
総合点:81点
均衡点:2点
■思考語彙 26種 35個 (種類率74%) 92点
第,。しかし,。だから,あるから,あるはず,いけば,いるから,いれば,しまうかも,しまうから,しまう可能,すべき,するため,する可能,せざる,たはず,だから,だろう,とおもい,と思う,ないと,なるかも,はむしろ,は思う,付ければ,思うと,
■知識語彙 54種 82個 (種類率66%) 75点
一般,不可能,世紀,世間,作文,作業,作者,便利,保存,個人,入力,判断,到達,危険,命脈,変貌,外部,大丈夫,大変,完全,小学校,希望,常識,必要,情報,感動,感染,手段,操作,文集,段落,流出,漫画,片隅,状態,現代,理想,理由,生活,発展,科学,絶望,藤子,言葉,認識,途中,過信,過度,重要,障害,電気,電話,風刺,驚異,
■表現語彙 112種 176個 (種類率64%) 79点
あるはず,いくら,いま,うえ,おかげ,お金,ここ,こと,さ,しまう可能,するため,する可能,そこ,それ,たち,たはず,とき,どこ,もの,よう,わけ,ウイルス,コンピュータ,サイト,ショック,データ,ドラえもん,パソコン,メッセージ,メール,一,一般,不可能,世紀,世間,事,二,人,他,何,作文,作業,作者,便利,保存,個人,僕,入力,判断,到達,前,十,危険,命脈,四,変,変貌,外部,大丈夫,大変,子ども,字,完全,小学校,希望,常識,年,度,必要,性,情報,愛,感じ,感動,感染,手,手段,操作,文集,時,楽,段落,氏,気,流出,漫画,片隅,状態,現代,理想,理由,生活,発展,的,科学,笑い,絶望,藤子,言葉,認識,豊か,途中,過信,過度,重要,間,障害,電気,電話,風刺,驚異,,,
■経験語彙 35種 67個 (種類率52%) 71点
あり,いける,かかる,しまう,しれる,すぎる,できる,とおもい,とる,と思う,なくす,は思う,やめる,れる,乗っ取る,付き合う,付ける,使える,保つ,信じる,入る,受ける,売る,書く,消える,漏れる,無くなる,託す,読み返す,起きる,起こる,遂げる,開く,阻む,頑張る,
■総合点 81点
■均衡点 2点
私に漫画「ドラえもん」(感)
中1 あかそよ(akasoyo)
2025年10月3日
ドラえもんの人気の秘密が四次元ポケットから出てくるどこでもドアやタケコプターなどであることは言うまでもない。だが、この道具は問題を解決してくれるどころか思いもよらない新たな問題を引き起こしたりしてしまう。そもそもドラえもんには法則がある。のび太の周りで起こる問題が発端となりドラえもんに頼る。ドラえもんが出した道具を使おうとするが暴れだし新たな問題を引き起こしてしまうのである。ドラえもんの真の面白さは科学を過信している現代の生活に対する風刺なのである。かつてドラえもんの作者の藤子氏は「半世紀も前には漫画=笑いというのが世間一般の常識でした。しかし、ここ四十年ばかりの間に驚異的な変貌を遂げたのです。愛あり、感動あり、希望あり、絶望あり。かつての笑いはむしろ片隅で細々と命脈を保っている感じです」と言っていた。ドラえもんに託されたメッセージを子どもたちといま一度読み返してほしい。科学の過信はよくない。
第一の理由は思ってもいないことが起こってしまうからだ。僕は、いつも作文をパソコンで書いている。あるとき、頑張って書いていた作文のデータが消えてしまったことがあった。1000字くらい書いていたものだった。その時はとてもショックを受けた。せっかく頑張って1000字も書いたのにと思うととても悲しかった。もし、あの時、しっかりとデータを保存していれば大丈夫だったはずなのにと思ってしまう事もある。いくら科学が発展しているからと言って人が何も操作をしなくてもいいわけではないのだから、しっかりと人による作業や判断は必要になる。そうしないとこのような悲しいことが起きてしまうのである。
第二の理由は個人情報がどこかに漏れてしまう可能性があるからだ。パソコンはコンピュータウイルスに感染する可能性がある。もしウイルスに感染してしまったら、そこに入っていた個人情報などのデータが漏れてしまう。そうすると変な電話がかかってきたり、お金をとられたりしてしまう。パソコンが乗っ取られて使えなくなるかもしれない。それに、もっと危険な状態になってしまうかもしれない。そんな状態になってしまったら、お金が無くなって豊かな生活ができなくなるかもしれない。どこかに売られて変なことになるかもしれない。一度外部に情報が流出したらその情報を完全になくすことは不可能だろう。だから、なるべく個人情報は入力しすぎないようにして怪しいサイトやメールを開かないようにすべきだろう。
科学を信じないと暑すぎたりして生活が大変になってしまうが、やはり「理想に到達するための手段はまた理想への到達を阻む障害でもある」という言葉もあるように科学を過信しないことが重要である。ただ、過信してはいけないというだけで、信じないと生活ができなくなるようなこともあるだろう。そういうことはしっかりと信じるようにして、2,3段落に書いたようなことなどに気を付ければいいのではないかと思う。科学を過信せず信じなさすぎるといった過度なことをやめたうえで付き合っていけばいいのではないかと思う。小学校の時も、途中までは文集を手で書いていたが、途中からパソコンになったことでだいぶ楽になった。電気で明るくなるのも科学のおかげだ。他にもいろいろと便利になったことがあるはずだ。過度に認識しないことが重要だとおもう。