楽しくて好きな遊び
小5 あかたよ(akatayo)
2025年10月1日
楽しくて好きな遊び
「やったー!大成功」ぼくは喜んで叫んだ。作っていた「時間タイマー」が出来上がったからだ。ぼくの好きな遊びは電子工作だ。小さい頃から工作好きだったぼくは、色々な素材で様々な物を作ってきた。4年前からは電子工作に夢中になっている。毎日の取り組みの成果で電子工作の腕が上がっていくので、嬉しくて楽しい。
今日出来上がった時間タイマーは、ぼくの自信作だ。制限時間が近づくと黄色のLEDの点滅が徐々に早くなり、タイムアウトで赤のLEDに切り替わる。まるで時限爆弾を爆弾処理班が時間制限内に処理するようで、スリルと緊張感に包まれる。製作中に楽しかったことは、アクリル板加工と基盤に半田ごてをしたことだ。まず、アクリル板は圧さ2ミリにカットし、ドリルで穴を8か所開けた。少しでも力加減を間違えるとアクリル板が割れてしまうので、慎重に取り掛かった。集中しながら穴開けに成功した時は何とも言えないほどの爽快感だ。まるで長いトンネルをシールドマシーンで彫り上げ、開通式をしているようだ。次に半田ごてで回路を作り上げる。半田ごては鉛の溶接が楽しい。450度の半田ごてで、やにいり半田がトロッと溶けると、まるでアイスクリームが解けているようだ。口からよだれが垂れそうになる。そして半田ごてが成功すると電流が流れて作動する。成功すると僕にとって何よりも嬉しくて達成感を味わえる瞬間だ。
もう一つ、楽しい遊びがある。それは勉強だ。ぼくは3歳の時から朝に勉強をしている。ただ勉強が難しくなってきたときには、辞めて逃げ出したいと思ったこともあった。でも振り返ると、毎日の勉強が3年間も続いたことはとても嬉しかったし、勉強が出来る喜びもあったので、辞めることはしなかった。コツコツ続けたことが、結果的には自分の自信に繋がったからだ。まさに「継続は力なり」。ぼくは「勉強は楽しい。だからもっと続けてみよう」と思えるようになった。別世界へ突入したようだ。今でも毎日、朝勉は続いているし楽しい。苦労の末見つけた喜びは、「石の上に三年」だったのかもしれない。
好きなことは夢中になれるし、熱心に取り組み続けられるから、どんどん上達が早くなるということが分かった。それは「好きこそ物の上手なれだ」だと思った。それから、もし苦手なことに出会っても、コツコツと続けることで楽しい部分が見えてきて、好きに変えることもできる。「塵も積もれば山となる」だ。毎日が楽しい遊び時間でいっぱいになると一日一日が幸せだから、好きな遊びを大切にしたい。「やったー!大成功」