すりりんごさん、今回の作文は「科学文明の過信はよいか悪いか」というテーマについて、自分の意見をしっかりと述べている点がとてもよかったです。
是非(ぜひ)の主題がよく書けていて、科学を過信しすぎることの問題点を具体的に考えていることが伝わってきました。
理由も二つ挙げていて、一つ目は人間らしい生活が損なわれること、二つ目は環境(かんきょう)問題などの重大な影響(えいきょう)があることをあげているので、理由がよく書けています。
特に、公共交通機関の利用や健康被害(ひがい)の話を通して、身近な例を使って説明しているところは説得力があり、体験実例がよく書けています。
また、二酸化炭素の排出(はいしゅつ)量のデータを用いて、科学文明の発展と環境(かんきょう)問題の関係を示しているので、データがよく書けています。
最後に、「家の批評は建築家ではなく、そこに住む人である」という名言を引用して、科学を過信しない生き方の大切さを強調している点も素晴らしいです。
このように、意見、理由、具体例、データ、名言がバランスよく使われていて、説得力のある文章になっています。
これからも、自分の考えをしっかり伝える工夫を続けてください。

項目(こうもく)評価】
是非(ぜひ)の主題がよく書けています。
理由がよく書けています。
体験実例がよく書けています。
データがよく書けています。
名言がよく書けています。
 

森リン評価 教えて!ドラえもん(清書) mu 10月4週 すりりんご
字数/基準字数:
1389字/1000字
思考点:77点
知識点:90点
表現点:90点
経験点:76点
総合点:86点
均衡点:3点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:3点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙20種25個80%77点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙75種122個61%90点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙138種234個59%90点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙38種57個67%76点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1389字
 77点
 90点
 90点
 76点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 20種 25個 (種類率80%) 77点
 確か, 第,。しかし,いくべき,が思う,すぎると,せざる,たから,だろう,て思う,できるから,と思う,ないから,なかろう,よると,使えば,多いから,来るかも,比べれば,過ぎにより,

■知識語彙 75種 122個 (種類率61%) 90点
一番,上昇,世界,中国,二酸化炭素,交通,人力車,人間,人類,今年,以上,体温,体育,例年,保健,健康,先生,公共,削減,割合,効果,協定,名言,問題,地下鉄,多数,大気,大都市,寿命,建築,影響,快適,手段,批評,排出,教訓,文明,時代,時間,有名,本来,椅子,機関,正座,気温,汚染,江戸,深刻,温室,現代,理由,生活,疑問,発展,発達,目標,短命,科学,秘密,移動,筋肉,結果,自分,自然,被害,規模,設定,調節,身近,過信,道具,重大,長時間,電車,骨折,

■表現語彙 138種 234個 (種類率59%) 90点
 確か,あまり,いつ,いつか,こと,これ,これら,ご飯,さ,しっぺ返し,そう,そこ,それ,たくさん,たち,だらけ,どこ,もの,よう,アメリカ,ガス,ストレッチ,タクシー,デメリット,ドラえもん,バス,パリ,メリット,ロシア,一,一つ,一番,三,上昇,世界,中国,乗り物,事,二,二酸化炭素,交通,人,人々,人力車,人間,人類,今,今年,代わり,以上,位,体温,体育,例年,保健,値,健康,先生,公共,削減,割合,効果,協定,取り返し,名言,問題,回,国,地下鉄,多く,多数,大気,大都市,太もも,子ども,家,寿命,年,建築,影響,快適,手段,批評,排出,教訓,文明,方,昔,時代,時間,有名,本来,椅子,機関,次,正座,気温,汚染,江戸,深刻,温室,現代,理由,生き方,生活,疑問,発展,発達,的,目標,短命,私,科学,秘密,移動,筋肉,結果,自分,自然,茶の間,被害,規模,設定,調節,足,身近,過信,道具,遠く,重大,量,長時間,電車,類,骨,骨折,%,.,

■経験語彙 38種 57個 (種類率67%) 76点
おとろえる,が思う,くれる,しまう,しれる,すぎる,せる,つく,て思う,できる,と思う,よる,れる,伴う,伸ばす,住む,使う,出る,困る,座る,折る,折れる,持つ,教える,比べる,浮かぶ,生きる,生まれる,生み出す,経つ,聞く,行ける,起きる,進む,過ぎる,達する,開く,食べる,

■総合点 86点

■均衡点 3点
 

教えて!ドラえもん(清書)
   中1 すりりんご(akimano)  2025年10月4日

現代の生活は、科学文明を過信するあまり、科学に対する基本的な姿勢を忘れてしまっている。現代人は便利という言葉から出来合いの科学を大量に買い込み、多くの失敗を繰り返しても実に平気である。「ドラえもん」の真の面白さは、我々の日常の痛烈な風刺にあった。半世紀前までは「マンガ=笑い」だったが、今は、決して笑ってはすまされない現代の深刻な問題の警鐘だ。科学文明を過信しすぎないことが大切だ。

 第一の理由は、科学文明を過信しない方が人間らしく生きることができるからだ。現代では、公共交通機関が発達し、バス、タクシー、地下鉄などの乗り物で移動する。そのうえ、今年は例年以上の気温上昇に伴い、多くの人々が公共交通機関を使ったのではなかろうか。これらの乗り物類は、科学の発展からできたものの一つである。江戸時代の移動手段である人力車と比べれば、速く、遠くに行けるというメリットばかりだ。しかし、科学の発展から生まれたものはメリットだらけではない。そこには、メリットはデメリットいうように、大気汚染という世界的規模の深刻な問題を生み出すものでもあるのだ。そして一番のデメリットは健康被害だ。バス、電車を使えば、涼しく体温調節もできるのにどこにデメリットがあるのかと疑問を持つ人が大多数だと思う。しかし、実際に身近で起きている健康被害なのだ。移動手段から、椅子に座って移動することが現代人には多い。その影響で太ももの筋肉がおとろえ足の骨折が多くなるという事が起きている。これは、保健体育の先生が言っていたのだが、昔の人は、茶の間で正座をしてご飯を食べていたことで自然と太ももを伸ばすストレッチができていたから足の骨が折れにくかったそうだが、今の子どもたちは、椅子に座っている時間が長く、足が折れやすいという事だった。私は、正座で座っていることが多いからか足の骨を一回も折ったことがない。また、長時間座ることで寿命を短命にしてしまうという事も言われている。このように、科学の文明を過信しすぎると、いつかは、自分に取り返しのつかない被害が出る。

 第二の理由は、科学を過信しすぎると、重大なしっぺ返しが来るかもしれないからだ。世界では、今もたくさんの科学文明が発達している。2015年に開かれたCOPでは、パリ協定が設定されたが、10年あまり経った今も温室効果ガスはあまり削減されていない。科学文明の発達が進み過ぎにより、二酸化炭素が排出されている。科学の発達国と聞いて思い浮かぶ国は、中国やアメリカなどの大都市が思い浮かぶ2007年の世界の二酸化炭素排出量の割合によると、一位中国20.7%、二位アメリカ20.1%、三位、ロシア5.3%という結果が出ている。どの国も、科学を発展させている有名な国だが、それと同時に二酸化炭素の割合も多い。この二酸化炭素排出量はいつになったら目標値まで達するのだろうか。科学を過信しすぎると、次は、私たち人間が困るのである。

 確かに、科学の発達は、人類の生活を快適にした。しかし、家の批評ができるのは、建築家ではなく、そこに住む人である。という名言があるように、科学を過信せずに、本来の人間らしい生き方をしていくべきである。ドラえもんは、かわいさだけでなく、秘密道具の代わりに私たちに教訓を教えてくれている。まさに、「教えて!ドラえもん」である。