こうき君、こんにちは。
今回の作文は、「ドラえもん」を通して科学の過信について考えを深めている点がとてもよいです。
まず、ドラえもんの物語の特徴をよく捉え、ただの楽しい漫画ではなく、現代社会への風刺が込められていることに気づいている点が素晴らしいです。
意見の主題である「科学を過信しすぎることの問題点」がはっきりしていて、是非の主題がよく書けています。
さらに、自分の考えを支えるために、本で読んだ物語を引用し、科学に頼りすぎることの危険性を具体的に示したところは、理由がよく書けていると感じました。
また、自分の体験としてインフルエンザにかかった話を入れたことで、科学の便利さだけでなく、体調管理の大切さも伝わり、体験実例がよく書けています。
最後に、科学を完全に否定するのではなく、適度な距離感を持つことが大切だという結論にまとめている点も、バランスのとれた考え方でよいと思います。
こうき君の文章は、具体例を交えながら自分の意見をしっかりと述べているので、説得力があります。
これからも、自分の考えを根拠とともにわかりやすく伝える力を大切にしてください。
【項目評価】
是非の主題がよく書けています。
理由がよく書けています。
体験実例がよく書けています。
反対意見の理解がよく書けています。
内容★ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎
字数/基準字数:1399字/1000字
思考点:74点
知識点:69点
表現点:84点
経験点:76点
総合点:81点
均衡点:5点
■思考語彙 19種 27個 (種類率70%) 74点
、もしも,、確か,。しかし,。だから,いい思う,いくから,いれば,しまうから,すぎざる,すぎると,すると,そう思う,たため,だろう,と思う,に思える,のため,使わざる,思うから,
■知識語彙 46種 75個 (種類率61%) 69点
世界,人間,人類,何者,作者,便利,冷房,効力,勝手,右往左往,問題,基本,大量,失敗,姿勢,小学校,平気,年生,想定,意見,文明,日常,時代,時期,暖房,機械,物語,現代,理由,理解,生活,痛烈,発揮,皮肉,知識,科学,結末,自分,自身,解決,言葉,設定,過信,道具,風刺,魔法,
■表現語彙 123種 189個 (種類率65%) 84点
、確か,あまり,あり方,おせっかい,かつ,きっかけ,こと,これ,ご飯,さ,さま,しよう,すべて,せい,そいつ,そのもの,それ,たため,たち,つぎ,つもり,とき,なん,のため,のび太,はじめ,ほう,みな,よう,ん,インフルエンザ,コントロール,コンピューター,テレビ,ドラえもん,マッチ,ロボット,一,一つ,世界,二つ,五,人,人々,人間,人類,今,体,何,何者,作者,便利,俺,僕,僕ら,冬,冷房,出来合い,前,効力,勝手,右往左往,問題,型,基本,声,外,大量,失敗,姿勢,小学校,平気,年,年生,弟,後,想定,意見,我々,手,数,文明,新た,日,日常,時,時代,時期,暖房,末,本,楽,機械,物語,現代,理由,理解,生活,痛烈,発揮,百,的,皮肉,目,真,知識,科学,笑い,結び,結末,自分,自身,解決,言葉,設定,誰,過信,道具,限り,風刺,魔法,10月,11月,
■経験語彙 38種 66個 (種類率58%) 76点
いい思う,かかる,しまう,す,すぎる,そう思う,つける,できる,と思う,なくなる,に思える,やる,れる,任せる,伝える,作る,作れる,使う,出す,壊す,忘れる,忘れ去る,暮らす,暴れだす,死ぬ,気づく,求める,浮かされる,浴びせる,滅ぶ,移す,移る,繰り返す,蓄える,読む,買い込む,起きる,驚く,
■総合点 81点
■均衡点 5点
ドラえもん
中1 こうき(aoseo)
2025年10月3日
「ドラえもん」には見逃してはならない、もう一つの重要な視点があるべきだと思うのだ。――子供のみならず大人にまで夢を与えた――。本当にそうであろうか。そもそも、この漫画には、一定の法則がある。「大変だ! 大変だ!」。現代っ子の代表「のび太」の日常の中で起こる様々な問題が発端となる。彼は問題解決の本質を見極めようとはせず、実に安易に「ドラえもん」のポケットに助けを求める。それにこたえて「ドラえもん」の出してくるおせっかいな道具。それはまるで魔法のような効力を発揮して問題を一気に解決するように思えるのだが、すぐさま勝手に暴れだし、新たな問題に右往左往する結末を繰り返すのである。現代の日常生活は科学文明を過信するあまり、科学に対する基本的な姿勢を忘れ去ってしまっている。便利という言葉に浮かされて出来合いの科学を大量に買い込んで、これでもかという失敗を繰り返しても、実に平気なのである。それはまるで「のび太」の生活そのものである。
楽することを求めるあまり、科学のなんたるかを忘れて暮らす現代生活のあり方に浴びせた作者の皮肉な笑い。「ドラえもん」の真の面白さは、我々の日常への痛烈な風刺にあったのだ。
僕は、科学をあまりにも過信することは良くないと思う。そう思っている一つ目の理由は、過信しすぎると、人間が自分たちの手では何もできなくなってしまうからだ。
これは僕が本で読んだ物語だが、数百年後に、機械がご飯もテレビも声一つでやるように設定されている世界で、ある日突然その機械をコントロールしているコンピューターが、何者かに壊されてしまった。人々はみな、せいかつのほとんどすべてをその機械に任せていたため、そのことをきっかけに人類は滅んでしまった。その少し前、ある人がもう一人の人に、
「誰がロボットを壊したんだ…」
と言った。すると、もう一人が、
「俺たちはマッチ1本でも作れるか?できないだろう?そいつはこの世界のありさまを伝えたかったんだろうよ・・・」
と言っていた。僕は、確かに今の時代はいろいろ便利だが、僕ら自身はマッチ1本すら作ることができないんだな、と気づかされて、とても驚いた。
僕がそう思っている二つ目の理由は、科学をあまり過信しすぎないほうが人間の体にもいい思うからだ。
僕は小学校五年生の10月末と11月はじめに、インフルエンザにかかってしまった。まずB、つぎにAにかかった。冬に近い、寒い時期に暖房のつもりで冷房をつけてしまい、弟のインフルが移ってしまったのがA型の時だった。Bの時にも弟から移されている。この時には、声も全くでなくなってしまい、とてもきつかった。これからはできる限り暖房や冷房を使わずに生活していきたいな、と思った。
科学はすごいと思うのもいいと思う。なぜなら、科学をしっかりと理解している人もいて、その人たちに任せていれば基本うまくいくからだ。しかし、もしも想定外のことが起きて、その人たちが死んでしまったりしたら、どうしようもなくなってしまう。だから、科学を過信しすぎるのはあまりよくないかな、と思った。
・結びの意見
僕は、もしものことがあったときのために、科学を過信しすぎず、知識を少しずつでも蓄えていくほうが良いのかな、と思った。