世界中で愛されているカキ
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 カキは中国で生まれ日本で大きく発展した果物で、また、日本名のままで世界に通用する数少ない果物である。カキは千年の時を越えて、今なお食べられる日本最大の果物だ。カキには甘ガキと渋ガキがある。果実が完熟して、渋みのなくなる「熟しガキ」の時期こそが、動物たちの食べたい気持ちと、タネを運んでほしいカキの思いとが一致する時なのだろう。こうした、渋を抜いてまで若いカキを食べてしまうヒトのは、カキの進化にとって勘定外のことだったに違いない。

 私は渋柿を食べたことがない。なぜならいつもは、スーパーなどに売っているものを食べているからだ。過去に学校の休み時間で私は、友達が、「渋柿は二度と食べたくない」「あの味私好きじゃないよ」などの言葉を耳にしたことがある。当たり前だが、友達がそう言っているということは、そのひとは、渋柿を食べたことがある人だ。私は、その人がどのようにして渋柿を食べたのかがとても気になる。「柿って渋いのがあるよね」との声を聞いたことがある。「渋い」の味はどのような感じなのだろうか。それをインターネットで調べてみると、口の中がキュッと引き締まるような、舌がピリピリする、乾いたような感覚、などと出てくる。私自身、この説明を見てはっきり分からなかってので、もし、渋柿を食べれるときが来たら実際に食べてみたいと思った。

 渋柿はどうしてそのような味になったのか、インターネットで調べた。渋柿は、口の中で溶けやすい「水溶性タンニン」が含まれている。甘柿に含まれるタンニンは、不溶性のため唾液に溶け出さず、渋みを感じない。しかし、渋柿は、口に入れると、舌や口の粘膜に唾液が触れることで、水溶性タンニンが溶け出し、粘膜のタンパク質と結びつくことで渋みを感じるそうだ。私はこれを知って、最近の人は甘柿を食べれば柿が美味しいと感じるが、昔の人は、渋を抜いたりなど、とても大変なことをしていたことに驚いた。そして、私は柿にすごく興味があるわけではないので柿について少し詳しくなれてよかったと思った。

 私は、もう一つ調べたいことがあった。それは、カキは世界中で愛されているのかを知ることだ。なぜそれを調べたか。それは、この長文には日本名のままで海外に通用する数少ない果物であること、1000年経っても、今だれでも買うことができる果物、など日本では愛されているからだ。そんな柿を世界中で愛されているのかがとても気になったので調べた。調べた結果、カキは世界中で愛されているらしい。その理由としては、歴史の古さ、栄養価の高さ、独特の風味と食感、多様な楽しみ方、などが挙げられた。私はこれをみて、日本には、世界でも愛され続けている果物があるのが素晴らしいと思った。

 「触らぬ神に祟りなし」のことわざがあるように自然は、天敵から身を守るように対策を考えているので、人間が勝手にいじったりしては良くないのである。カキ以外にも桃やビワなどが熟す前には、毒性がある。そう考えると、果物は、友達関係のように似たような形で、天敵から身を守っていることがわかる。それが、また面白いと思った。