木登り

    ()  年月日

 「よいしょ、よいしょ」私は木登りが好きだ。前はよく、公園に行き、友達と木の上でお菓子を食べたりしていた。木登りは大変だが、一番上に行けた時の爽快感は大きい。そして木登りが得意になると他の木にチャレンジする自身もわいて くる。一見木登りはただの遊びに聞こえるが、実は木登りで成長できることもある。ただ、木登りを何回もして、余裕ぶっていると、思いもよらない怪我をするときもある。だからやはり木登りをするときは気を付けるべきだと思う。                          

 私がまだ小学一年生だった頃、姉が公園の木で木登りしているのを見て、私もやってみたらとても楽しかったのを覚えている。それから何回か木登りをして、慣れてきたときに、私は上りやすそうな他の木に上った。いつもは一番低い木に登 るのだが、慣れてきていて油断していたので他の木に挑戦してみた。上っている途中で高くなり、怖くなって降りようとしたが、降りられなくなりとても困った。不幸中の幸いなことにたまたまそこにいた姉がおり方を教えてくれて降りることができたが、私は慣れたからって油断してはいけないということを学んだ。「油断大敵」のように油断していては思わぬこと が起きるということを知った。そのあとからは低い木に登り、友達と一緒に平和な時間を過ごすことができた。このこと を通して無駄なことはやめようと思えた。                                                                             

 私はお母さんに気に上った時のエピソードを教えてもらった。お母さんは梨狩りに行ったとき、梨が高すぎて、気をのぼって取っていったそうだ。しかし途中でとてもとがっている場所に足を置かなければいけなかったそうだが、もともとお母さんの靴の底が薄かったのか、とても痛かったそうだ。私だったら痛みに耐えきれず、他の木からとるだろうな、と思っ た。そう思うとお母さんはとても頑張ったのだと思う。他にもお話で木登りにまつわるお話があるという。それは木登りの試験だったそうだ。上る木は高く、危なかったそうだが、師匠さんは何も言わなかった。しかしあと少しで地上に降りら れるという時に「気をつけろ」といったそうだ。これは人間はあと少しだと思うと油断し、思いもしない結末を迎えるか らであった。私はこの話を聞いて、高いところから降りるときは細心の注意を払おうと思った。                                                            

 私は今回「猿も木から落ちる」のようにどんなに得意だと思っている人でも、時には失敗することが分かった。また、 「遠足は帰るまでが遠足」という人もいるが、まさしくそうで、しっかり終わるまで、気を抜いたり、油断してはいけないということも知れた。 これらのことは普段の日常生活にも応用できて、例えば豆電球を変えるときや、より、難しいものにチャレンジするときなどは、やはり用心し、気を付けなければならない。私はやっぱり、木登りは単なる遊びではなく、様々なことを教えてくれ、私たちを成長させてくれるものだと思う。