あかしかさんの作文は、日本とドイツの社会的共通資産の
違いを具体的に
比較しながら、社会問題の主題を明確に示している点が非常に優れています。
特に、ドイツの労働時間短縮運動や公共交通機関の利用
促進など、具体的な事例を挙げて生活の安定に結びつけているところが説得力を高めています。
また、自身のアメリカやオーストラリアでの体験を通じて、日本の集団行動の
特徴を実感として伝えているため、体験実例がよく書けています。
このような実体験を交えることで、読者にリアルなイメージを持たせることができています。
さらに、「個人は、周りのために生きているのではなく、自分のために生きているのである」という名言的表現を用いて、
論旨の
締めくくりを強調している点も印象的です。
文章全体を通して、原因の説明が
丁寧でわかりやすく、論理の流れがしっかりしているため、読み手に納得感を
与えています。
今後は、さらに多様な視点や対策の提案を加えることで、より深みのある内容になるでしょう。
【
項目評価】
・社会問題の主題がよく書けています。
・原因がよく書けています。
・体験実例がよく書けています。
・◎名言がよく書けています。
・書き出しの結びがよく書けています。
森リン評価 個人の大切さ nngu 11月1週 あかしか字数/基準字数: 1276字/1000字 思考点:85点 知識点:88点 表現点:89点 経験点:95点 総合点:95点 均衡点:6点
| ●語彙学年表
| | 小1 | 小2 | 小3 | 小4 | 小5 | 小6 | 中1 | 中2 | 中3 | 高1 | 高2 | 高3 | |
|---|
| 思考点 | | | | | | | | | | | | | | | 知識点 | | | | | | | | | | | | | | | 表現点 | | | | | | | | | | | | | | | 経験点 | | | | | | | | | | | | | | | 総合点 | | | | | | | | | | | | | |
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1200字換算: 思考点:点 知識点:点 表現点:点 経験点:点 総合点:点 均衡点:6点
| ●換算語彙学年表
| | 小1 | 小2 | 小3 | 小4 | 小5 | 小6 | 中1 | 中2 | 中3 | 高1 | 高2 | 高3 | |
|---|
| 思考点 | | | | | | | | | | | | | | | 知識点 | | | | | | | | | | | | | | | 表現点 | | | | | | | | | | | | | | | 経験点 | | | | | | | | | | | | | | | 総合点 | | | | | | | | | | | | | |
|
●語彙の説明| 語彙 | 種類 | 個数 | 種類率 | 点数 | 説明 |
|---|
| 思考語彙 | 23種 | 32個 | 72% | 85点 | 考える言葉です。 理由、方法、原因などの説明の語彙。 多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
|
| 知識語彙 | 73種 | 132個 | 55% | 88点 | 難しい言葉です。 社会的な例や調べた例の語彙。 多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
|
| 表現語彙 | 134種 | 223個 | 60% | 89点 | 豊かな言葉です。 話題の幅が広い語彙。 多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
|
| 経験語彙 | 51種 | 66個 | 77% | 95点 | 詳しい言葉です。 身近な例や経験した例の語彙。 多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
|
| 種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。 |
1276字
 | | 85点
 | | 88点
 | | 89点
 | | 95点
 |
| 字数 | | 思考語彙 | | 知識語彙 | | 表現語彙 | | 経験語彙 |
■思考語彙 23種 32個 (種類率72%) 85点
確か, 第,。しかし,あるから,がいえ,するから,するため,するべき,そのため,たいから,たので,た場合,だろう,てこそ,と思う,ないと,のかも,のため,は考える,乱すため,個人に対して,損なう可能,行くため,
■知識語彙 73種 132個 (種類率55%) 88点
一昔,一般,世間,中学校,中学生,交通,人数,今回,位置,修学旅行,個人,偏差,優先,先生,入国,公共,出発,労働,原因,名前,問題,営業,地位,地元,地域,場面,大事,大人,大切,大学,存在,学校,安定,定着,家族,市民,年生,年間,幼少,必要,思考,意見,成長,手土産,授業,救急,教授,方向,日本,日本人,時間,最近,有名,機嫌,機関,理由,生徒,生活,発展,相手,相談,短縮,社会,経済,結果,自分,行動,返事,進学,運動,都合,集団,高校,
■表現語彙 134種 223個 (種類率60%) 89点
確か,おかげ,お菓子,こと,さ,するため,そのため,た場合,どこ,のため,みんな,もの,よう,アメリカ,オーストラリア,ギャップ,クラス,スタンプ,チケット,デパート,バランス,ランダム,一,一つ,一昔,一般,世間,中学校,中学生,久しぶり,乱すため,二,二つ,五,交通,人,人数,今,今回,位置,何,修学旅行,個人,値,偏差,優先,先,先生,入ろう,入国,公共,出発,前,労働,十,原因,名前,周り,問題,営業,四,地位,地元,地域,場面,外,大事,大人,大切,大学,存在,学校,安定,定着,室,家族,市民,年生,年間,幼少,必要,思考,急,性,意見,感じ,成長,手土産,授業,損なう可能,救急,教授,方向,日本,日本人,時,時間,最近,有名,期,機嫌,機関,気,物,理由,生徒,生活,発展,百,的,目,相手,相談,短縮,社会,私,経済,結果,考え,自分,行くため,行動,西ドイツ,輪,返事,進学,運動,選び,都合,際,集団,面,頃,高校,
■経験語彙 51種 66個 (種類率77%) 95点
おく,がいえ,くれる,しまう,しれる,せる,できる,と思う,は考える,もたらす,やめる,られる,れる,並ぶ,乱す,住む,作り上げる,使う,働く,出会う,取り戻す,受ける,向ける,増える,売る,始める,学ぶ,帰る,成り立つ,揃える,損なう,教える,教わる,整える,決める,生きる,生じる,知る,縛る,育つ,行う,貫く,貰う,起こす,迷う,通う,進む,過ごす,違う,選ぶ,驚く,
■総合点 95点
■均衡点 6点
個人の大切さ
高3 あかしか(akasika)
2025年11月1日
ドイツは日本よりも社会的共通資産が普及している。日本人が早く帰宅するためにタクシーの奪い合いをしてい一方で、ドイツではわずかの夜勤の人たちのためのバスや、なるべく公共交通機関を使うようにチケットを安くしたり、二十四時間営業している救急室があったりするなど、市民の大きな生活の安定をもたらしている。西ドイツでは家族や地域社会で過ごす時間を大事にするために労働時間を短縮する運動を起こした。結果、日本より年間五百時間も短くなった。日本社会では人間らしい生活ができなくなっているのが問題だ。
第一の原因は、日本には個人よりも集団の都合を優先させる考えがあるからだ。日本人は幼少期から集団行動を教えられる。そのため、個人の都合よりも人数の多い集団の都合を優先するべきという思考が定着しているのだろう。私はアメリカに住んでいたことがあるが、クラスという集団はあったけれどどこかへ行くために並ぶ時の位置はランダムであり、縛られている感じが全くなく過ごした。中学生の頃日本に帰ってきて、中学校に通い始めて日本のみんなで揃えて何かを行う場面に久しぶりに出会った時はギャップに驚いた。また、高校二年生の時にオーストラリアへ修学旅行へ行った時、入国スタンプを貰いたいと学校の先生に出発前に相談した時の返事は、「輪を乱すため、今回の修学旅行ではやめてくれ」であった。このように学校で集団行動の大切さを教わって育った人が大人になって急に個人を優先し始めるとは考えにくい。
第二の原因は、日本人は社会的地位や世間などの外からの目を特に気にするからだ。大学選びの際、二つの大学で迷っているとする。一つ目の大学では自分の学びたいことがあるが、あまり周りに知られていない大学で、二つ目の大学は学びたい方向性と少し違うけれど有名大学であった場合、より世間に知られている名前の大学へ進学したいと思うだろう。最近は、「この教授の授業が受けたいからこの大学に進学したい」という理由で大学を決める人も増えてきたが、一昔前はなるべく偏差値の高い、名前の知られている大学に入ろうということしか決めていなかった生徒が多かっただろう。また、手土産のお菓子などでも同じことがいえる。地元のお菓子より、デパートで売られている有名なお菓子を選ぶ人が多いだろう。自分が本当に美味しいと思うものよりも一般的な物を選ぶことで相手の人の機嫌を損なう可能性が低いのかもしれないが、時には自分の意見を貫くことも大切だ。
確かに、集団行動のおかげで日本は経済的に成長できた面はあるだろう。しかし、経済発展がある程度進んだ今は個人に対して目を向けてもいいのではないだろうか。「個人は、周りのために生きているのではなく、自分のために生きているのである」というように、個人が存在してこそ、社会は成り立つのである。日本は先に社会が作り上げられてしまったので、これからは個人の時間を取り戻す必要がある。どこかで自分の時間と働く時間のバランスを整えておかないと、この先の社会でそのうち問題が生じてくるだろう。