あさくにさん、今回の作文はとてもよく書けています。
まず、全体の構成がしっかりしていて、読みやすい文章になっていることが素晴らしいです。
ダーウィンのミミズの研究や、有吉(ありよし)佐和子(さわこ)さんの小説の引用を使って、ミミズの役割を具体的に説明している点が特に印象的でした。
これは、理由がよく書けていることの証明です。
また、ミミズの生態を人間の生活にたとえて考える発想も独創的で、読者に新しい視点を与え(あたえ)ています。
小石の話では、自然の中の小さなものにも意味があることを自分の考えとしてしっかり述べているのが良いですね。
さらに、A-LINEの調査データを引用して、自然に触れる(ふれる)ことの効果を示した点も説得力が増しています。
最後に、ジョン・ミューアの名言を引用し、自分なりの解釈(かいしゃく)を加えているところも、名言がよく書けていると評価できます。
全体を通して、自然の小さな存在の大切さについて、自分の意見をはっきりと述べ、理由や具体例で支えているので、説得力のある文章に仕上がっています。
これからも、こうした論理的な構成と独自の視点を大切にして書き続けてください。

項目(こうもく)評価】
是非(ぜひ)の主題がよく書けています。
理由がよく書けています。
体験実例がよく書けています。
データがよく書けています。
名言がよく書けています。
 

森リン評価 「ミミズがある生態系に」感想文 mu 11月1週 あさくに
字数/基準字数:
1345字/1000字
思考点:67点
知識点:92点
表現点:90点
経験点:88点
総合点:84点
均衡点:0点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:0点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙16種24個67%67点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙78種110個71%92点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙137種220個62%90点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙46種63個73%88点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1345字
 67点
 92点
 90点
 88点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 16種 24個 (種類率67%) 67点
、考える,。なぜ,いうと,いるかも,いるから,この場合,だろう,で考える,と思う,ません,も思える,よると,人類によって,取り掛かると,気付かざる,見よう,

■知識語彙 78種 110個 (種類率71%) 92点
一見,不可欠,些細,人間,人類,作家,作文,健康,共通,凝縮,出身,創造,効果,効率,勉強,厄介,名言,向上,地球,壮大,多数,大切,大小,天然,存在,学習,導入,小石,形態,役割,意味,排出,改善,教育,未知,構成,欠片,無力,無用,特色,独特,理想,理由,環境,生活,生物,生産,直結,真似,着目,知識,破片,精神,肉体,肥沃,能力,自分,自然,著者,複雑,要素,解釈,語彙,説明,読者,調査,身近,軽減,進化,過程,道端,遭遇,都会,重要,金棒,関係,雰囲気,非常,

■表現語彙 137種 220個 (種類率62%) 90点
うち,かけ,がち,こと,この場合,これ,さ,そう,そこら,たま,とい,ところ,どこ,なか,もの,よう,ら,アウトプット,イギリス,コンクリート,ジョン,ストレス,ポジティブ,ミミズ,リズム,一つ,一見,不可欠,中,事,二つ,些細,人間,人類,今,体,何,作家,作文,例,健康,僕,共通,凝縮,出身,創造,力,効果,効率,勉強,厄介,名言,向上,周り,土,地球,壮大,多数,大切,大小,天然,存在,学習,家,導入,小石,山,底,形態,役割,心,性,意味,手,排出,改善,教育,未知,構成,様々,欠片,比べ物,気,点,為,無力,無用,熱,物,特色,独特,理想,理由,環境,生活,生物,生産,用,界,的,目,直結,真似,着目,知識,破片,精神,肉体,肥沃,能力,自分,自然,著者,複雑,要素,見まね,解釈,語彙,説明,読者,調査,足,身近,軽減,辺,進化,過程,道端,遭遇,都会,重要,金棒,関係,雰囲気,非常,靴,鬼,

■経験語彙 46種 63個 (種類率73%) 88点
、考える,くれる,しれる,できる,で考える,とらえる,と思う,はいる,はまる,も思える,よる,られる,れる,作り上げる,信じる,取り上げる,取り出す,取り掛かる,取る,向ける,含む,呼ぶ,帰る,得る,感じる,挙げる,残す,残る,気付く,生かす,生きる,生まれる,生み出す,異なる,癒す,目立つ,知る,繋がる,見える,見かける,見つかる,見直す,触れ合う,足す,隠れる,食べる,

■総合点 84点

■均衡点 0点
 

「ミミズがある生態系に」感想文
   中1 あさくに(asakuni)  2025年11月1日

 要約:この「ミミズがある生態系に」の作文を読んで僕は思わず感嘆してしまった。まず、全体的な作文の構成に感心した。最初にダーウィンのミミズについての研究を言及しながら、読者にミミズの自然界での役割を述べた。そして小説、「複合汚染」の作者、有吉佐和子さんの小説で書かれてあるミミズの部分を引用して、読者にミミズと土の複雑な関係性を説明した。このように著者の素晴らしい語彙力に足して、考えられた構成を目にし、まさに「鬼に金棒」とも思えた。

僕は自然界にある小さなものの役割を見直すことが大切だと思う。なぜかというと、自然界に何か残っているという事は何か不可欠な要素を含んでいるからだと思う。例として、作文で取り上げられたミミズで考えてみてはどうだ。ミミズは一見小さく、弱く、そしていかにも無力に見えるだろう。そしてそんな生きている意味のなさそうな生物が、今もなお地球のどこかで生きているのにはちゃんと意味があり、地球の土などを「生かしている」のだ。そしてそのミミズの数少ない特色を真似するように人間の生活リズムにも導入してみてはどうだ。ミミズが食べる未知の土のように人間も知らない知識を「食べ」、新しく得た知識を「排出」、アウトプットしてみてはどうだ。そしたら自分の周りの教育環境が「肥沃」になるだろう。このように色んな生物の良いと思うところを見よう見まねで自分の物にしたら、必ず理想の自分に繋がるのだと僕は信じている。

ミミズなどの自然界にある小さなもののように小石も「無用の用」の一つだと思う。一見たまに靴底にはまり、取り出すのが非常に厄介で自然界にはいらないと思われがちな小石だが、僕は小石には重要性があると思う。よく都会で見かける小石は僕の中では小石ではなく、コンクリートの破片ととらえている。天然の小石は地球の熱から生み出された、地球の凝縮形態であり、人類によって作り上げられたそこら辺のコンクリートのかけらとは比べ物にならないのだ。地球の進化の過程で生まれた「小石」はコンクリートの欠片にはない独特の雰囲気があり、道端で遭遇するだけで自然が身近にあると思う。そして、自然が近いと感じながら勉強に取り掛かると、効率よく学習できている気もするのだ。実際A-LINEというウェブの調査によると、自然に触れ合う事で、ストレス軽減、精神的及び肉体的健康の向上、創造性や生産性の向上なども見られたそうだ。このように小さくてたまに足手まといの小石も、気付かぬうちに様々なポジティブな効果を呼んでいたのだ。

自然界には大小異なる物や生物が多数存在する。そして大きく目立つものに気が取られそうななか、小さなものに目を向けてみてはどうだ。そうしたら、自分の改善点が見つかったり、能力向上などに直結するものが隠れているかもしれません。イギリスのダンバー出身の作家、ジョン・ミューアはこのような名言を残している。「山に行くことは家に帰る事」と。これは二つ目の理由として僕が挙げた理由と共通して、自然、この場合では「山」に行く事は、「家」に帰るように心と体を癒してくれるのだと僕は解釈した。自然の壮大さなどに気が取られそうな中でも、些細な事に着目したら、必ず自分の為になるのだと思う。